グルメなカメ君?! | |||
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ガーデニングと家庭菜園
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ガーデニングと家庭菜園 春から秋にかけてはベランダで、冬場は室内でガーデニングを楽しんでおります。 但し、ガーデニングといっても大半の花物はカメにとっては有害なものが多く、 安心して楽しむ事ができません。 (綺麗な色をつける花はほとんど有害植物です。球根系もほとんど有害植物です。)
頂き物に関してはカメの目の届かないところへ置くようにしています。 (アジサイなんかは一定の時期にしか花をつけないのでほとんどの時期は「葉」のみで、カメから見るとおいしそうな餌が沢山生えていると写るのでしょう。でも葉はカメにとっては毒なので高い位置に置いてあります。)
そういった場合以外は、 基本的に自分で買ってくる物はカメも楽しめる物を植えるようにしております。
花を楽しみたい場合、カメも食べられて、 尚且つ安全なお花は「ハイビスカス」です。 暖かい気候が好みなので、 冬場は部屋に入れますが、部屋の温度が夏なみに暖かければ冬でも花をつけることは可能です。 比較的丈夫でお手入れも簡単です。 花をつけるには追肥(後から与える肥料)に、 置肥や液体肥料を与えてあげましょう。 鉢に対して大きくなったら植え替えてあげるくらいで手間もそんなにかかりません。 お花も葉の部分も食べさせることができます。 色も赤・ピンク・黄色・オレンジと多種多様です。
その他に「バラ科」の植物、分かりやすく言えば「バラ」の葉は与えても大丈夫です。 しかし、「バラ」ならどれもこれも大丈夫かというと、「バラ科」の「バラ」は大丈夫ですが、 その他の例えば「クリスマスローズ」は「ローズ」とあるように「バラ」だから大丈夫かというと、 これは「バラ科」ではなく「キンポウゲ科」の植物に属し、有毒植物です。 気をつけましょう。
なので、品種がいまいち分からない・・・という場合でお花を楽しみたい場合、 は「ハイビスカス」が無難ではないかと見ます。
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特にお花にこだわらず、ケージの中や部屋に小さなグリーンが欲しいといった場合は カメも食べられて、見た目にも可愛い多肉植物はお勧めです。 (アフリカでは現地のカメは主に多肉植物を食べているくらいですから。) というわけでここでは多肉植物とはどんな植物なのかを紹介していきたいと思います。
多肉植物とは乾燥した地帯で生き延びる為に茎や葉、根の部分に多くの水分を蓄えているものを言い、その為特に葉や茎が肉厚なのが特徴です。 世界中どこでも見かける事が出来ますが、(カラッとした気候の地域では特に見かけます。) 日本でも「金の成る木」なんかはメジャーな多肉植物です。 原産地で多いのは南アフリカやマダガスカル島です。 (乾燥系のリクガメの生息地域と重なりますね。)
砂漠では砂の中にその身を隠すように(水分の蒸発を防ぐ為に)生えているようです。 色も形も様々で、(主にグリーン系ですが赤やピンクといった変わった色物もあります。) @群れて生えるタイプのパキフィツム属、 A上へ上へと伸びながらも群れて生えるタイプのセダム属、 B垂れ下がりながら群れて生えるタイプのセネシオ属、 C横に育つタイプのエケベリア属、 D茎が長く、縦に育つタイプのアケオニウム属に分けられます。 観葉とカメのおやつとして兼用するのに向いているのは@ABCでしょうか。
サボテンも多肉植物の一種ですが、分けて考えられています。 ちなみにウチワサボテンのようなサボテンは餌として与える事が出来ます。 トゲトゲのあるサボテンは刺を取って与えましょう。 (そのまま与えればもちろん刺で口の中を怪我してしまいます。) ではサボテン全てがOKかというとそうではなく、 シャコバサボテンはオシロイバナ科の植物なのでカメにとっては毒です。
3〜4年前は多肉植物を専門に扱うお店に行かなければなかなか手に入らなかったのですが、 (今でも育てるのに少しコツや手間が要るもの、貴重なもの、珍しいものは専門店に行かないと入手は難しいです。)今では大きめの植物も取り扱っているホームセンターや少しお洒落な感じのお花屋さんでも入手できるようになりました。
時期や種類にも因りますが、一鉢100円〜500円くらいで入手できます。 鉢植えで売られている時は大体プラスチックのポットに入って売られています。 もちろんそのまま飾ってもいいのですが、 好きな鉢や容器に寄せ植えしてあげると華やかで楽しいです。
100円ショップで小さな可愛い鉢を買ってきて、(最近の100円ショップは可愛くてレベルの高い鉢が沢山あってお買い得なものがいっぱいです。)200円くらいの多肉植物を3鉢くらい植えると可愛らしい寄せ植えの完成です。
根っ子がとても短く、多肉植物自体の葉っぱは簡単にもげてしまうので、 寄せ植え専用になるべく先の細いお箸を使うと多肉植物を痛めずに綺麗に寄せ植えで来ます。
土はサボテン・多肉植物専用の土というのがありますが、基本的には水捌けが良い土であればなんでも大丈夫です。(根ぐされしやすいので。) 大きく葉付きもよく育てたい場合は他に家庭菜園用の土も混ぜてあげるとよいかと思います。
暖かい気候の日当たりの良い場所においてあげましょう。 (カメケージの中にいれておくと気温気候共に理想的です。 更にUVAやUVBランプのおかげで成長が早くなります。)
お水は土が完全に乾いたらあげます。1週間に1度くらい。 目安がわからない時は土に竹串を刺しておいて、水をあげる時には引き上げてみて、 竹串が湿っていないようであれば水のあげ時です。 お水のあげ過ぎは根ぐされを起こしてしまいますので、くれぐれも気をつけましょう。
↓(あこが寄せ植えした多肉植物群。左は色違いの金の成る木がメインの寄せ植えです。 右はまだ寄せ植え途中。垂れるタイプや横へ群れるタイプを隙間に植えたいのです〜。 陶器やプラスチックの小さなカメの置物を一緒に置くと更に可愛いくなりますよ〜。)
もともと寄せ植えしてある鉢を買うのも簡単便利です。 価格はまちまちで使用している鉢、何をどれくらい植えてあるか等で全然値段が違ってきます。 ちなみに今まで見た中で一番安かったのは3種類の多肉植物が植えてあった鉢で500円でしたが、貴重な多肉植物ばかりを植えてあり、種類も10種類以上入っていた鉢は3万円もするものがありました。カメに食べられてしまうことを考えるとそんな高いものは買えません。笑。
立体的に上手に寄せ植えしてあります。 こういった形を自分でできるといいのですが・・・。
ちなみに種類は結構入っていて7種類くらい。 木製の鉢で、横にはワイヤーで持ち手がついています。
これで1200円。 増えるまでは食べられないように死守したいと思っております。
多肉植物は子株分けや葉ざし(葉っぱ自身を種のように利用してそこから新しい芽を出し育てる方法)、さし芽(伸びてしまった茎をカットして土にさして増やす方法。切られたところからも新しい芽が生えてきます。)等の方法で増やす事が出来るので、全て食べられないように時期を見て、 増やしておくようにしましょう。またそれも楽しみの一つです。
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家庭菜園はできれば人間とカメが共有できる野菜を育てるのがよいと思われます。 畑やお庭が無くてもちょっとした葉野菜はベランダや出窓や台所のカウンター上等の室内でも 工夫次第で色々育てることができます。 向いている時期はやはり春から秋にかけてですが、冬場でも室内なら育てる事が出来ます。 うちで自分達やカメが食べる分だけ出来れば上出来なので、もちろん農薬は一切使用しません。
レタス(左奥)とサラダ菜(右)(タンポポ系と思われます。) これは2002年のもので、カメ君の大好物でした。 まだ甲長が15cmくらいの頃だったので、 これくらいの高さの鉢に植えてあるものについては、 全て食べられてしまうということはありませんでした。 (もう少し食べやすいようにしてあげよう、と思って低めの鉢に植えたレタスは苗が小振りだったという事もあって、 次の日には見事に無くなっていました。) ハダニのような細かい虫がつきやすいですが、こまめに水で洗い落とします。比較的育てやすいです。
キュウリです。 こちらは毎年恒例野菜です。 2003年は出足は良かったのですが、冷夏のせいで、8月以降の収穫は激減。 主に形の悪いものをカメ用に与えています。 写真のように立派になったものは、人間様の食卓へ。 葉がうどんこ病にやられやすいので、見つけたら他の葉や茎までやられないうちにカット。虫は早め早めの処置でほとんど防ぐことができます。 上手に6月の雨季を乗り越えれば後は大体上手く行きます。
ミニトマト(プチトマト)です。 種から育てるというのも楽しいかと思いますが、 やはり種から身のなる苗に育てるのが難しいので、 苗で購入するのが無難かと思います。 (この時身や蕾が沢山ついているのを選びましょう。) 苗自体は5月頃の価格で200〜400円位で、 秋まで沢山収穫できます。 はっきり言ってミニトマトの1パックの値段の苗で、 上手に育てれば5パック分くらい収穫できます。 ミニトマトは皮が硬いので消化されずに出てくる事もありますが、水分補給用にカメにも与える事ができます。 (葉は毒なので与える事は出来ません。)
枝豆です。 人間は豆の部分、カメには葉の部分を与えます。 葉は繊維質がとても豊富なので喜んで食べます。 苗でも種でも育てる事が出来ます。 結構簡単になる、と本は書かれているのですが、 我が家ではここまで。 これ以上の成長は望めません・・・。
やはり枝豆は畑向きという事でしょうか。 懲りずに毎年チャレンジしてはいるのですが・・・。
モロヘイヤです。 発芽から大体1ヶ月くらいでこれくらいに育ちます。 種は猛毒なので種の管理は重要です。 (種メーカーによってはそのことがパッケージに記載されているものもあります。) 沢山種を撒いて、混み合ってきたら間引きしてあげましょう。その方が効率良く育てられます。 売っている葉並に大きくなるのを待ていると虫にやられてしまいます。ある程度葉が大きくなってきて、若葉の頃に比べると色が濃くなってきたなと思うところで収穫してかまいません。
小松菜です。 発芽から大体1ヶ月くらいのものだと思います。 やはり沢山種を撒いて混み合ってきたら間引きをするというやり方が効率よく収穫できる方法かと思います。(間引いたものも与える事が出来ます。) 肥料を与えないと市販のもののようには大きくはなりません。しかしカメが食べるには充分ですので、 やはり成長を待ってから収穫するのではなく、ある程度葉の色が若葉の頃に比べると濃くなってきたなと思った時点で収穫して大丈夫です。 待っていると蝶々や蛾の住処になります。。。
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家庭菜園と言えば人間とカメが共有できる野菜を育てる 事ですが、カメの為に是非おうちで野草を育ててあげましょう。特にお庭でカメを飼育しているのではない場合や頻繁にお散歩に野草を食べに連れて行ってあげられなかったり、野草をつみに行く事ができなかったりする場合には、 室内やベランダでも野草を簡単に育てる事が出来ます。
やり方は簡単で、お目当ての野草をなるべく根を傷つけないようにして抜きます。 その時根にくっ付いている周りの土をなるべく落とさないように抜くと、あとあと植えかえる時に楽ですし、根付きやすくなります。
後はおうちで鉢に植えかえるだけです。 1本だと根付くかどうか不確実なので、複数の同じ野草を採取して来て植えると良いです。 野草は比較的日当たりの良い場所を好み、直射日光下でグングン育ちます。 オオバコなどこの方法で育てる事が出来ます。
あとは野草の種を入手して植える方法です。 タンポポは地中深く根を下ろしているので、傷をつけないように根を抜くのは至難の技です。 なのでタンポポは綿毛を取って来て、後は土の上に種を置いてあげれば勝手に生えてきます。
クローバーのように鑑賞用植物として鉢植えに入ったものが売られている場合もあります。 小振りな一鉢が200〜400円位です。
爬虫類ショップで野草の種も売られています。 種を撒いて育てるのも良いです。日当たりの良いところで育ててあげればグングン育ちます。 水のあげ過ぎは根腐れを起こしやすくなりますので、注意しましょう。
←これは種から育てたクローバーです。 最初は小振りでしたが日当たりの良いところに移動させたら葉が大きく育ちました。
根腐れしない限りは毎年葉をつけます。(但し、鉢植え栽培では難しく、上手に育てていけばもつかもしれませんが、大体持って3年といったところでしょうか。土に生えている場合は毎年確実に生えてきます。)
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