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4月20日(木) The Day of Operation  Part1

いよいよ手術当日の朝を迎えることになった。
朝は早く起きて東病棟のデールームで朝日が昇る様子を眺めてから部屋に戻り、最初の検温をする。いつも通りの朝だ。

手術後はしばらく個室に入ることになるため、南の窓の風景を絵に描くことにした。手術室に運び込まれるまでの間に絵は完成できるのだろうか。
時間がない分集中していた。完成こそしていないが、未完成部分はあとから書き加えられそうなところまで書くことができた。

手術当日朝の余裕の表情
元気まんまんをアピールするため、ドラゴンズ川上のユニフォームを着てます。
実際、緊張などどこ吹く風で部屋を移動するため荷物の整理をしたり、手術に向けて浣腸をしたりで、普通の検査の日とそんなに変わらない感じです。
ところでこの浣腸。前日から流動食しか食べてない状態で浣腸をしても、もう何も残っていないだろうと思うのだけど…。
浣腸は内視鏡検査などで何回かやったが、手術前の浣腸は強力だった。おけつから浣腸薬を入れられるわけだけど、入れた途端におなかが痛くなってトイレに猛ダッシュ。反応の良さに驚き。
トイレで出した後は看護師さんを呼んで、見てもらう。腸に残っているものがないか確認するためにだ。見るとなんとキャベツのコールスローのようなものが見える。
そんな馬鹿な、いや、ひょっとしてこれで手術は延期か?などと頭の中を思考がぐるぐる駆け巡るなか、看護師さんを呼んだ。
何のことはない、粘液がちょうどいい色合いでキャベツに見えただけだった。
ふぅ。
手術着に着替えても余裕の表情
すっぽんぽんになって、手術着に着替える。
点滴をつないで手術室に移動するときに使うストレッチャーに横になると後はもう自動的にことが進んでいってしまう。
しかし、まだ余裕の表情をしています。

ストレッチャーに乗せられて緊張の様子

ストレッチャーに固定されて、いよいよ手術に向かう時間が近づいてきて表情がテンパってきました。
もう何も言うことはない…

いよいよ運ばれて行きます
付き添いの家族は病室で待つように言われ、ストレッチャーは看護師さんが押していってくれる。手術室のフロアまで降りるエレベータで他の手術患者と一緒に運ばれる。何か変な感じだ。

アトリウムから病棟と治療棟をつなぐ渡り廊下が空中にあります。
4Fの渡り廊下を通って手術室へ向かいます。

このトンネルの向こうのドアが手術室

渡り廊下の天井を眺めながらいよいよ手術室に入る。
手術室では手術専門の看護師さんがいて、いつもお世話になってお馴染みの看護師さんとはここでお別れだ。なんだか少し心細く感じたりした。

手術室入り口
このドアの向こうにいくつもの手術室があります

手術室の看護師さんに交代したストレッチャは手術室の簡単な紹介をしながら奥に運ばれていく。ストレッチャーを運びながら、今日使う手術室は4番だと聞く。
「ん? 4番? 縁起が悪いじゃないか!」とは思ったが、ここは考えようで「海外じゃぁ4はラッキーな番号だと考えられてるんだ、いいぞ!」と思い直すことにした。
ここでの看護士さんは手術の説明をしてくれた若いお兄ちゃん看護士だ。このお兄ちゃん看護士さんとは前日のいちはらさんが手術に向かう頃に、手術室前をうろうろしていた時に準備をしていたのを見かけていた。
お互い、「見かけましたよね?」なんて話しながら4番手術室に入った。

フロアマップ
左側の大きな部屋はどれも手術室。
手術が終わると患者は回復室でしばらく静養して病室へ、家族は先生に面談室に呼ばれて手術の経過説明を聞きます