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10月9日(木)手術後3.5年検査

第4回がん患者集会
全国集会でもするのかな?
CTと血液検査の日
いつものように採血をして、レントゲン、CTを撮った。

CTは今回はいつもと違う検査室に通されて、何か感じが違うなぁと思っていたら、今まで使った部屋とは違って、検査装置が反対向きに設置してあった。
検査技師の先生に聞いたらこっちの装置の方が新しい機種なのだそうだ。
きれいな映像が見られるか楽しみ。

CT撮影はいつもと同じように造影剤を使ったのに、注入した時に少し熱い感じがしたところまでは同じだったけど、その後も気分が多少悪くなることもなく元気なまま終われた。
あんまり良く眠れてないから体調的にはもうひとつで、きっと検査の後はトロとした感じになると思ってたのに。

ピロリ菌の除菌結果の確認をする検査の予定を入っていたのをすっかり忘れていて、危うく帰ってしまうところだった。
検査の受付に行って事情説明したら、遅刻は問題なかったらしいが、肝心の検査はできないとのこと。

検査の前の8時間は絶食してないといけなかったのでした。
が…
CTの日だったので朝食を食べてなかったまでは良かったけど、検査が終わってほっとして、りんごを食べてしまった後だったのでした。りんご食べてなきゃセーフだったのに。
検査は来週やり直すことにして病院を後にしました。

− ・ −

外は秋晴れの好天。
はるちゃんが作ってくれたおにぎりを持って、病院の近くの広場でピクニックランチをした。ここはこんな公園が近くにあるのもいい所のひとつだと思う。
おにぎり食べてお茶飲んで、ほっこりしたら眠くなっちゃいました。

10月16日(木)3.5年検査も問題なし!

3.5年の検査結果の出る診察の日。
診察予約の時間の前にピロリ除菌をするため、いつもよりも1時間早く家を出発。今日ははるちゃんも内視鏡検査をするので、がんセンターは一人で出かけます。

出かける前に何度に下痢モードに突入してしまった。出かけるのに、落ち着くのを待ってからにしたのに、途中で強烈に便意が襲ってきて、尻が痛い! がんセンターに向かう行程の半分くらいまで来てしまっていて、このまま行くか、どこかの店に立ち寄るかどうしようと考えながら運転していた。
でも、浜ちゃんの家から病院までの経路で、朝の時間帯で立ち寄れるトイレと言ったら、ファミリーマート1件くらいしかないのだ。
どうしよう、こんな朝だとコンビニのトイレでは、店に入っても使用中で待たされるだけかもしれない…
いろんなことを考えながら、尻にあらん限りの力を入れて、でも頭はクールに運転するのだッ!
ナビによればあと10分くらいで病院に着く計算。病院についたら駐車場に入れるのは後にして、まずトイレに駆け込む!と意を決して頑張ることにした。

こんな切迫した状態は今では珍しいことでもなくなったんだけど、何度も経験したからって楽になるわけじゃなし、この先も付き合わないといけないと思うと、やっぱり重いなぁ…

やっとのことでがんセンターに到着。
幸い少し波が引いたところだったので、駐車場に車を入れて、例のウォシュレット付トイレに駆け込んだ。
ピロリ検査の予約時刻をすでに過ぎてしまっていたって、トイレが最優先!

その後は落ち着いてピロリ検査も順調に終わり、ひらい先生の診察を待った。
TVは先週から続いている金融危機のニュースで、今日も株価が暴落だ、とかしましい。

先生はカルテを開いて3.5年目の検査だと確認すると、開口一番、「ベッドで横になっておなかを見せて」と言った。
いつもなら、手術で吻合した部分を触診して再発してないか確認するのに、なぜか、いきなり、おなかだ。

おなかの手術傷はもうすっかり落ち着いているが、鼠径ヘルニアの方は少し気がかりがあって、トイレで腹圧をかけると、手術で塞いだ部分と別の部分の方が少し膨らみが出るようになった。まだ、腸が出てくるような状態ではないけど、原理的には力がかかる部分から、出てくるのかもしれない。
そんな気がかりを話したら、先生も気になるのか話を聞いてくれた。とは言え、再手術をするというレベルでもなく、状況報告までということでおしまい。

− ・ −

腫瘍マーカー、レントゲン、CTどれも再発の兆候は見られず、結論は「順調」とのこと。
よかったよかった。
願わくばCTのフィルムを見ながら少しくらい説明して欲しいな、とは思うけど…

とにかく、このままあと1.5年が順調に過ぎれば経過観察の期間も終了になる。

内視鏡写真
手術痕の内視鏡写真
左下のコマの左下の黒く見えるあたりで吻合してるらしい

手術でがんを残せば再発リスクが高まるし、臓器を取り過ぎればその後の生活に影響が出る可能性が高くなる。
ひらい先生に見てもらって、しっかりとがんを取り切ってもらえて本当に良かったと思う。

以前の検査の内視鏡の写真を取らせてもらって、CTの写真の持ち出し許可をしてもらって、診察終了。

− ・ −

帰りに「渥美半島 ソフトヨーグルト」を買う。
最近ヨーグルトを食べるようにしているけど、普通のは酸っぱくて美味しくない。渥美半島のやつは甘みが少しあって美味しいのだ。でも、家の近くでは買えない!

 はるちゃん内視鏡検査!

午後ははるちゃんの方の病院で検査を待つ。
予定通りに着いて検査開始を待ったのに、4時間遅れになってしまった。他の患者さんの状態がかなり悪かったらしく、予定を変更して検査をしたため待たされることになった。

しかし、検査の結果は100%と言っていいほどの問題なしということだった。
内視鏡で撮影した映像を一緒に見せてもらいながら先生の説明を聞いた。映像の中に鮮明な血管が見えたり、小さく白っぽくなっているところがポリープで3つくらいあった。
一応、ポリープ1つを取って病理検査に出してくれるそうだ。

はるちゃんも最初はびっくりしたけど、これでしっかり確認して安心できたのでよかった。

10月22日(水)ピロリ除菌成功

ピロリ検査のすずき先生から郵便が来ていた。

結果のとおり、ピロリ菌の除菌は成功いたしました。
これで、試験は終了となります。

除菌に成功したからといって、胃がんにならないとは限りません。除菌成功者のなかから、胃がんが発生した報告もありますので、今後も定期的な健康診断をお勧めいたします。

除菌成功の連絡ということで、めでたしめでたし。
除菌が成功すると食べるものがおいしいとか、そのおかげで食べ過ぎて太るとか聞いていたけど、浜ちゃんの場合はそういう自覚症状が何もないまま経過してしまった。
いいような悪いような… まぁ、タダで除菌したから良かった。 ということにしよう。

11月22日(土)人生を見直すにはいい機会

3.5年検査も無事に過ぎ、会社の保養所閉鎖を前にあちこちに出かけています。
10月4日には賢島、今回は下田です。退院後今までの間にもバリ島をはじめ、意外といろんなところに出かけている自分に気がついたりする。
「こんなことでいいのか?もっと仕事しろよ!」という声が聞こえそうな気がする。
一方、下痢状態のトイレにいる時なんかは「がんは治っても、排便障害がある以上、普通ほどの長生きではないかも知れない。ならば、やりたいと思うことはどんどんやって人生を楽しんだ方がいい」
我ながらいろいろ考えるものだ。

排便障害で長生き云々は別として、人生を見直す気持ちで考えるのはいいことだと思う。人は永遠ではあり得ない。明日、人生が終わりとなっても「良かったな」と思えるような生き方をするのなら、病気も含めて自分のこと、身の回りのこといろんなことを全部認めて、自分が大切だと思うことをするのがいいかな。と。

明日、お客さんの所に行ってクレームを受けること、上司に叱られることだって、来週の旅行に向けて必要なステップだったりする。
そして、今日、下田旅行に行くのは晴ちゃんと一緒に旅行を楽しむことも人生には必要な大事なこと。 ということで金曜日は定時間退社でしっつれいしま〜す。

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