ま行
- ま
- マカダムローラ three wheel roller
ロードローラの一種で、舗装工事に使われる鉄輪の三輪ローラ。 マカダム(McAdamが考案した砕石舗装)の締固めに用いたのでこの名がある。
→ 締固め機械の解説
- 撒出し spreading
スクレーパ等が盛場において土砂を吐き出すこと
- マサ土 decomposed granite soil
花崗岩の風化残積土
- 増しダイ stick
対語:親ダイ
- マスカーブ Mass Curve
土量加積曲線、累加土量曲線
道路工事等の線土工における土量配分計画の手法。 マスカーブを描くことによって、縦断方向の切盛バランスが容易に分かるので、合理的な土量配分ができる。
- マッシブな土工(塊土工)
ダム工事等のように運土を幾つかの塊(原石山、コア山、ストックヤード、堤体、捨場等)として捉えることのできる土工事
対語:線土工、面土工
- 待ち行列理論
銀行窓口等のサービス待ちの行列を最小にするための理論。 機械土工は循環型待ち行列となり、ダンプの積込待ちや信号待ち、離合待ちに適用できる。
- マルチング mulching
植物の初期育成促進のために、作物残滓・藁・刈草・ビニール等で土壌表面を覆い土壌の保湿・保温を図ること
- マンボ
ダンプトラック等の運搬回数を数えること
- み
- 澪筋 gut
船の通る路筋。 川の一番深い筋
- 密度管理 density
盛土の締固め管理に用いる一般的は方法
→ プロクター理論、締固め
- 見積書 quotation
見積りを記した書類。 みつもりがき
→ 積算
- 水替え dewatering, drainage
排水作業
- 水切り drip
本来は、水を切ること、水分を取去る意である。
土工事では、降雨後の溜まり水をスコップや機械で排水すること
- 水切り勾配 weathering, camber
- 水締め hydraulic filling, water binding, compaction by watering
土砂に散水し、飽和させて見かけの粘着力をなくした後、水切りをする締固め法、砂質系に有効。 大型振動ローラが導入される前は、ロックフィル等でも用いた。
- 水抜き孔 weep hole, drain hole
背面水等の水抜き用のドレーン孔
燃料タンクに夜間溜まる水抜き孔
- 溝掘り trench, ditch, gutter, dike
排水等の目的で掘る溝状の掘削
- ミティゲーション mitigation
原義は(苦痛・過酷さを)和らげる」で、環境行政においては「開発に伴う環境・生態系への影響を緩和する」
という意味で使う。
開発行為が、生態系や自然環境に影響を及ぼす恐れがあるとき、悪影響を軽減する補償措置や代替措置等の対処の段階には、回避、最小化、修正、軽減、代償の5段階がある。
- 未風化の unweathered
未だ風化していない状態
- む
- 無限軌道 crawler
履帯、クローラ。 一般にキャタピラとも云うが、それはキャタピラー社の商標
- 無人化施工
- 遠隔操作機械による施工
雲仙普賢岳の災害復旧工事以降のラジコン建機群による施工を指す場合が多い。
- 自律機械による施工
自律型の無人ダンプトラックは開発されているが、他の機械の開発が待たれている。
→ 無人化施工の方法.pdf(352kB)
- 無段変速 variable speed
無段階に任意の速度に変えられる。
- め
- メインクラッチ main clutch
主クラッチ。 エンジンとトランスミッションとの間のクラッチ
- メインフレーム main frame
機械の自重や作業負荷を支持する主機械部材
- 盲暗渠 French drain
→ もうあんきょ
- メッシュ法
柱状法による土量計算法
- メッシュローラ grid roller
ローラ表面が特殊な格子状の転圧機
→ 締固め機械の解説
- メンクワーク
スクレープドーザによる運土作業、経済的運搬距離は40〜250m程度である。 メンクははドイツの開発メーカ名で、スクレープドーザの俗称となっている。
→ 詳細解説
- 面土工
宅地造成、敷地造成のように、運土が面的な広がりをもつ土工事。 この場合に使われる土量配分計画手法は、線形計画法が一般的である。
- メカトロニクス mechatronics
メカニックス+エレクトロニクスの造語。 メカニカルな機械部分に電子技術を組み合わせて、自動化、省力化、安全化、高精度化等の高度化を図る技術
- も
- 盲暗渠 もうあんきょ drainage conduit, underdrain
地中の過剰水を取り除くための地下埋設物
- 木矢板 wooden sheet pile
- モータグレーダ Motor graders
主に路床や路盤の仕上げに使われる、前後車軸間にブレードを装着した仕上げ用機械。 大規模土工では、搬土走路のメンテナンスに投入するとサイクルタイムの向上とタイヤ費の削減に威力を発揮する。
→ 解説
- モータスクレーパ motor scraper, self-propelled scraper
自走式スクレーパ、 種類として、シングルエンジン車、タンデムエンジン車、エレベーティング式がある。
→ 詳細解説
- モータプール motor pool
建設機械の駐車場
- もっこ straw basket
土などを運ぶ縄を編目に編んだ道具、「ふご」ともいう。
- モノレバー方式
バックホウの操作レバーを一本化して、バケット操作を容易にする方式。 [東北大+山崎建設]と日立建機の研究事例がある。
- モビリティ mobility
コーンペネトロメータを使ってトラフィカビリティ(走行性)を判定する方法は、そもそも米軍の軍用車両の走行性(モビリティ)を判定するために生まれたもので、軍用車両の多様な形式の足回りをモビリティ指数MIで表し、車両コーン指数VCIとの関係から推定コーン指数RCIを求めるものである。
我が国では、この方法を建設機械に適用するにあたって、簡便にコーン指数と走行性の関係に集約した。
つまり、車両の走行性について土の側から評価したものがトラフィカビリティであるのに対し、車両の側から評価したものがモビリティである。
- 盛立 fill, filling, banking, earth fill
- 盛土 fill, embankment
土を盛って土工構造物を構築する作業。 盛土の種類には、道路路体・鉄道路体・河川堤防・敷地造成・宅地造成・フィルダム・埋立等がある。 機能的には道路路体や敷地造成のように上載荷重を支える役目の盛土と止水目的のフィルダムや河川堤防がある。
→ 盛土工の手順(pdf)
→ 盛土構造物の指針・基準類(pdf)
- 盛土工
JH用語:工区外からの搬入された材料による盛土作業(敷均、含水調整、締固め、整形・仕上げ、段切、準備排水、施工管理試験)
- 盛土工A:購入材料の盛土工
- 盛土工B:他工区からの流用土の盛土工
- もんけん monkey
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