や行
- や
- 矢板 lagging, sheet pile
山留や仮締切に使用される板で、木矢板・コンクリート矢板・鋼矢板・鋼管矢板・ボックス型鋼矢板がある。
- 薬液注入工法
- 山砂利 pit gravel
河川堆積砂礫土が隆起して、山で取れるもの
対語:川砂利
- 山留め breasting, shoring, sheathing
土留めと同義の建築用語。 開削を行う時に山留め壁や切梁・腹起こし等の部材で周囲の地盤崩壊を防ぐこと
- 山成工(やまなりこう) land reclamation in natural slop
現況地形を活かす農地化開墾。 普通畑の場合は15°以下の傾斜に適用。 草地造成の場合は15°以上の傾斜への適用も多い。:農業土木用語
対語:階段工
- 山はね rock burst
トンネル掘削によって、岩盤中に蓄えられた歪みエネルギーが一気に解放されて、爆発音とともに薄板状に岩片が跳ねる現象
- ゆ
- 油圧駆動 hydrostatic drive
油圧モータや油圧ポンプによる動力伝達機構をもつもの。 ポンプ、モータからの直結回路で駆動するものをHST駆動という。
- 油圧ショベル hydraulic excavator
作業・走行等の総ての動作を油圧を動力源として運転するショベル系掘削機
嘗てのケーブル(機械ロープ式)万能掘削機は、油圧化され大型機もこのタイプに移行している。
→ ショベル系掘削機の解説
- 油圧ブレーカ hydraulic breaker
油圧ブレーカは仏モンタベール社が開発し、その後世界市場に50社以上のブランド存在している。 先進の欧米メーカ(Montabert、独Kurup、フィンランドRammer、伊Indigo、米Stanray)は台車メーカの低油圧・高圧化への対応が遅れ、日本メーカの台頭を許し、その後韓国製ブレーカがアジア市場を席巻している。
- 有機質土 organic soil
有機物を5%以上含有する土、 泥炭、黒泥等
- 湧水 spring (water)
地表や掘削面に湧き出る地下水
- ユニバーサルデザイン universal design
誰もが安全に使いやすく、分かり易い暮らし作りのための物や環境、サービスの設計を行うこと
- 輸入許可 import licence(I/L), import permit
- ユビキタス ubiquitous
原義は「あまねく存在する」という意味のラテン語。 コンピュータネットワークが生活に溶け込んでいるという意味で使われる。 必要な情報をいつでもどこでも活用できる状態をいう。
- 指差し呼称
- U ブレード Universal blade
通称U板、多量の土砂を押せるように両側部が前方に折れ曲がった構造のブレード(排土板)。 これを装着したブルドーザをUドーザと称することもある。 最近の超大型ブルドーザは標準的にセミUブレードを装着している。
- ゆるめ発破 loosening blasting, preblasting
リッピングが困難な岩掘削において、事前に行う弱装薬の発破。 類似語:予備発破、制御発破
- ユンボ
三菱重工がフランスのシカム社(後にユンボ社)から技術導入して昭和36年に製作した最初の国産油圧ショベルの商品名。 そのため、バックホウの我が国での俗称となった。 ユンボはジャンボの子供(子象)の意味で、三菱重工製MSシリーズには、子象のワッペンが貼られていた。
- よ
- 揚圧力 uplift
構造物底面に作用する上向きの水圧
- 溶岩 lava
マグマが地表に流出して冷却固結したもの
- 容積トン数 measurement tonnage
- 用地境界
工事用に買収している土地と外との境界
- 擁壁 retaining wall
土圧を支える壁体構造物で、重力式・半重力式・逆T型擁壁等がある。
- 横矢板 breast board
親杭横矢板工法で、親杭間に使う土留め板
- 余剰土 surplus soil
余った土。 サーチャージ(載荷盛土)で、載荷期間終了後に沈下分を差し引いた、撤去すべき余分な土
- 予備発破 preblasting、loosening blasting
リッピング前に行う弱装薬のゆるめ発破、 振動・騒音を制御した制御発破
- 余掘り over excavation, overbreak、 out break
設計線より施工上、余分に掘削すること
- 余盛 extra banking, extra fill, surcharge
盛土の沈下を見越し、余分な盛土を行うこと
ら行
- ら
- ライフサイクルコスト LCC:Life Cycle Cost
建設コストだけではなく、維持管理や改修・廃棄に必要な生涯トータルコスト
- ラウンディング rouding
切土法面の法肩と両端部をなめらかに丸みをつけること。
JHでは、上下方向に接線長1m程度を標準にしている。
- 落石 failing stone, rockfall
- 落石防止工 measure to prevent rockfall
落石予防工(落石発生源対策)、と落石防護工(落石防止網・防止柵・防止壁)がある。
- ラジオ・アイソトープ
- ラダーエキスカベータ ladder excavator
明治期から昭和30年頃迄の河川改修でよく使われたチェーンバケット式の掘削機。 レール式のスチームエンジン駆動が多かった。
- ラダー式浚渫船 ladder dreger
明治期に河川改修でよく使われたチェーンバケット式のスチーム浚渫船、 今日でもバケット浚渫船という呼称で使われている。
- ラテライト laterite
鉄とアルミニウムの水酸化物に富む土で、Fe,Al以外の成分が溶脱して形成され、赤鉄鉱により赤色を呈し、紅土ともいう。 熱帯地方の地表部に薄く分布する。 ラテライト舗装として道路舗装材によく使われる。
- ランマ rammer
跳びはね式のハンドガイド小型締固め機
- り
- 陸上輸送 land transportation
対語:海上輸送
- リクレーマ船 reclaimer barge
リクレーマ(多バケット回転円盤式アタッチメント)で土砂やバラ荷を積込む作業船。
- リターダ retarder
補助ブレーキの一種で、プロペラシャフトの回転を止める機構として、トランスミッションの後端やプロペラシャフトの間に設けたり、トランスミション内蔵型がある。 方式には、電磁式と流体式、排気式がある。 重ダンプでは、湿式多板リターダがリジッドダンプに、トランスミッション内蔵ハイドロリックリターダはアーティキュレートダンプに多く採用されている。
重ダンプの降坂時のリターダ操作は、ブレーキオイルを冷却させるために適正なエンジン回転を維持する技量が求められた。 近年のオートマチックリターダが装備された車両では、オペレータが煩雑なリターダ操作から開放されている。
- リッパ ripper
ブルドーザ等の中・大型トラクタの後部に装着して硬土・軟岩掘削に使用する大型のつめ状の油圧装置。 一般に3本のリッパシャンクを備えたマルチシャンク型で、パラレルリンク機構をもつ、大型のものはアジャスタブル式となっている。
ジャイアントリッパと称するものは、大型のシングルシャンクを装備し、タンデムプッシュができるようにプッシュブロックを備えている。
また、小型のシャンクを多数並べ、硬土の掻き起こしに使用するタイプは、リッパスカリファイアと称して小型トラクタや大型グレーダに装着されている。
→ 詳細解説 、写真と解説
- リッパシャンク ripper shank
リッパチップを装着する柄部
- リッパチップ ripper tip
リッパ先端に装着する消耗品の切刃、リッパポイントとも称する。
- リッパバケット ripper bucket
一本爪リッパシャンクを内蔵したバックホウ用のバケット
- リッパビリティ
リッパによる掘削性のこと。 弾性波速度との相関が強いので、掘削性を弾性波探査で予測できる。
ブルドーザの大型化に伴いリッパでの掘削範囲が拡がり、超大型ブルドーザを使えば中硬岩領域まで掘削が可能となっている。 しかし、生産性の低い過酷な掘削は機械の寿命を著しく縮めるので、発破工法との経済性の比較にその点の考慮が必要である。
→ 図表
→ 弾性波探査(pdf.519kB)
- リーニング機構 Leaning mechanism
モータグレーダの前輪を左右に傾斜させる機構、運転席のリーニング・レバーを操作して、直進性の保持、操向の補助に使う。
- リバウンド rebound
- 掘削による荷重除去によって、掘削周辺が膨れあがること
- コンクリート吹付材の跳ね返り
- リバースサキュレーションドリル reverse circulation drill
場所打ち杭工法の一種で、ドリルパイプの先端から泥水を逆循環させて揚泥排土しながら削孔する。 孔壁はベントナイト溶液の静水圧で保持され、 削孔後、孔に鉄筋籠を挿入し、トレミー管によりコンクリートを打設して杭とする工法。
- リーフ reef 暗礁、砂州
- リフティングマグネット lifting magnet
スクラップ等の鉄材を吊り上げるための電磁石式吊り具で、バックホウやクレーンのアタッチメントの一種、通称はリフマグ。
- リモートコントロール remote control
遠隔操作、無線式と有線式がある。
→ 無人化施工の方法(pdf.352kB)
- 流域面積 area of basin
- 粒径加積曲線 Size distribution curve
土の粒度分布をふるい通過の質量百分率で示したもの。 土の締まり具合やトラフィカビリティを推定できる。 この曲線の勾配が緩やか(均等係数>10)であれば、粒度が良い土でよく締まる。
また、通過質量百分率10%の粒径は有効径と称し、透水性の推定に用いられる。
均等係数=通過質量百分率60%の粒径/通過質量百分率10%の粒径
- 流線 stream line
水の流れの方向を示す線。 浸透流や降水の地表面の流れを示す。
- 流線網 flow net
- 降雨の地表面の流れを示し、集水面積を求め、雨水流出量の計算に用いる。
- 土中の浸透流を流線と等ポテンシャル線で2次元的に示したもの
- 粒度
土粒子の粒径別分布を質量百分率で示したもの
- 流動化 liquefaction
- 流動化処理工法
- 流用土
盛土材に転用する切土材。
- リライアビリティ reliability
機械が要求機能を与えられた条件下で、要求期間維持する信頼性。 数値尺度として信頼度・保全度・故障率・平均寿命・MTBF・MTTF・MTTR等がある。 ISOでは、機械本来の固有リライアビリティと現場特有の運用リライアビリティを規定している。
- る
- 累加土量曲線 Mass curve
→ 土積曲線
- ルーズ土量 loosed volume
ほぐした土量。 土工事では運搬車両上のルーズ土量の変化率把握が重要
- ルータ rooter
硬土を爪で掘起こす装置、 ルターナ社が開発したケーブル式の牽引リッパ
- れ
- 礫 gravel
日本統一土質分類では2〜75mmの粒径のもの
- レーキドーザ rakedozer
抜開除根作業に適したブレードを装着したブルドーザ
- レーザ計測 LASER: Light Amplifiction by Stimulated Emission of Radiation
レーザ計測は、発振器で生起された光束を計測対象に照射し、反射光の帰ってくる時間を計測することで対象物の距離を計測する。
- レーザプロファイラ(スキャナ) LiDAR:Light Detection and Ranging
レーザ計測において、レーザ光を左右にスキャンすることで、任意幅の距離計測ができ、3D計測が可能となる。
航空レーザ測量は、GPS-IMU(空間位置・姿勢角計測)と組み合わせて、精密DSM(数値地表モデル)、DTM(数値地形モデル)データを得る。
- レッグドリル leg drill、leg hammer
フィードレッグにより支持する横向き穿孔用の空圧式手持ち式削岩器
- 連続地中壁 cast in situ diaphragm wall, slurry wall
- 連続土工システム
BWE等の連続掘削機→ベルコン→スプレッダと連続的な土工システム
→ 詳細;連続土工システム
- ろ
- 657(ろくごうなな)
CAT製タンデムエンジンモータスクレーパ
→ 写真
- 631(ろくさんいち)
CAT製シングルエンジンモータスクレーパ
- 637(ろくさんなな)
CAT製タンデムエンジンモータスクレーパ
- 627(ろくにいなな)
CAT製タンデムエンジンモータスクレーパ
- 路床 subgrade
舗装の支持地盤で、路盤の下。 通常、土工事は路床までとなり、その下層の路体より締固め規定は厳しい。 JHでは、路床を上部・下部路床に区分している。
- 路体 embankment section
道路盛土における路床の下部の盛土本体部。
- ローダ Loader
トラクタにバケットを付けた積込機、トラクタショベルとも云う。 履帯式のトラックタイプローダとタイヤ式のホイルローダがある。
→ 詳細解説
- ロータリドリル rotary drill
強力なロータリヘッドによる回転力のみで穿孔する大型ドリル。 → 詳細解説
- ロータリパーカッションドリル rotary-percussion drill
- ロッカショベル rocker shovel
- ロックブレーカ rock breaker
岩盤破砕用の大型ブレーカ
→ ブレーカ工法(写真と解説)
- ロッドミル Rod mill
鋼棒(ロッド)の入った円筒形の回転ドラムに砕石を投入し、ロッドの転動により砕石を粉砕して砕砂を製造する粉砕機。
- ローディングショベル Loading Shovel, Front Shovel
積込用の油圧ショベル。 前上方掘削型のフロントショベルで、スクープショベル等も含まれる。
→ 詳細解説、 大型ローディングショベル写真
- 露頭 outcrop
- ロードスタビライザ road stabilizer
路床・路盤の安定化を図るために添加剤を混ぜる路上混合機
- ロードプレーナ road planer
アスファルト舗装面を切削整正する機械
- ロードヘッダ load header
自由断面トンネル掘進機の一種
- 路盤 subgrade, road bed
- ローム loam
我が国では、火山灰質粘性土の通称として用いられている。 元来、三角座標分類での分類名であったが、使われなくなった。
- ローラ roller
@ 回転運動する機械部品
A ローラ系の締固め機械
わ行
- わ
- ワイドスペースブラスティング wide space blasting
- 轍 rutting
路面等で輪荷重により帯状に連続して生じたへこみ
- ワブコ WABCO
米国の建設機械メーカで、重ダンプが有名だった。 現在は、コマツ100%資本のKomatsu
Mining Systemsとなっている。 Haul Pack系のEシリーズを継承しているので、コマツはHDシリーズと2系列の重ダンプを販売している。
- 割栗
割栗石のこと
- 割り出し
工事予算を工種毎に配分すること
工種毎に協力業者を割り当て、発注・施工すること
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