土工機械
- モータグレーダ Motor Grader
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道路の路床・路盤の他、土工基面、法面の整形・仕上げ、道路補修、除雪に用いられる。 大型(16feet級)のものは、モータスクレーパの撒土の端掻き(敷均)も可能である。
車体構造は、以下のような特徴をもっている。
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モータグレーダの切削作業は、ブレードに推進角(下図)を付けるのが通常で、前輪に横滑りの力が掛かるので、左図のように前輪を傾けて直進性を維持するリーニング機構が付いている。
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リーニング機構 |
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ブレードエッジと地面とのなす角αを切削角という。
車体進行方向とブレードのなす角度θはブレード推進角と云い、標準的には45〜60°に設定する。 |
切削角α と ブレード推進角θ |
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モータグレーダは、仕上り面の平坦性を確保するための左図のような機構を有していて、下記のような特徴がある。
@ 軸距を長く取り、中央にブレードを配置している。
A 車軸先端のピンで前輪がオシュレーション(揺動)できる。
B 後輪はタンデム機構で揺動できる。
C 懸架装置がない。 |
モータグレーダの特徴的機構 |
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今日のモータグレーダは、アーティキュレート(屈折フレーム)式が一般的である。
アーティキュレート式モータグレーダは、Deere社が開発し、我が国へはCAT社のGシリーズの輸入で知られるようになった。 その後、国産グレーダもアーティキュレート式を採用していった。
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アーティキュレート式の姿勢 |
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アーティキュレート式モータグレーダは、回転半径を小さくできるだけではなく、オフセット走行ならではの溝掘や法切作業が可能となる。
→ 超大型グレーダ |
アーティキュレート式の特徴 |
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→ 締固め(気液放散)整形技術.pdf.1.26M
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