は行
    • バイオマス燃料 biomass fuel
      生物体(バイオマス)を利用した燃料、 アルコール発酵や生物体廃棄物からのメタン生産など

    • バイオレメディエーション bioremediation
      生物を利用した土壌浄化技術、 微生物や植物が土壌中の物質を代謝(分解)する能力を利用して、汚染土壌中の有害物質を分解除去する技術。 天然の生物浄化機能を利用するIntrinsic bioremediation と工学的生物浄化方法のEngineered bioremediationがある。

    • 背斜 anticline
      凸型の褶曲構造

    • 排水 drainage
      水を排除すること。 地下水を低下させる排水工法には、釜場排水・ウェルポイント・ディープウェル工法がある。

    • 灰土 Haido
      火山灰質粘性土の一種で、熊本県下に主に分布する未固結火砕流堆積物。 施工時の取り扱いに注意を要する。

    • 排土板 blade
      ブルドーザ等の押土用の板。 ストレート、アングル、U板等各種のブレードがある。
      → イラスト

    • パイピング piping
      浸透流によって土粒子が流失し、地盤内にパイプ状の水道(みち)ができる現象
       → クイックサンド

    • パイプルーフ pipe roofing
      トンネル掘削前に、掘削断面外周上部に鋼管パイプ等を圧入して屋根とする補助工法

    • パイプレイヤ pipe layer
      パイプ敷設用のトラクタ。 クローラ式トラクタのサイドにクレーンを取り付けている。

    • バイブロフローテーション工法

    • パイロット工事
      民間等で開発された有用な新技術を工事現場で積極的に活用し、歩掛や施工管理基準の整備に必要な調査を実施する工事

    • バカ定規
      溝掘り等に使用する一定寸法の定規

    • 箱番
      現場詰所、見張所のこと

    • 爆砕 blasting
      発破を用いる爆発破砕

    • 爆破 blasting
    • 爆破置換工法
    • 爆破締固め
    • 爆発 explosion
    • 爆薬 explosive

    • バケットホイルエキスカベータ BWE (Bucket Wheel Excavator)BWE
      回転円盤に多数のバケットを装着したバッケトホイルと取付ブームの上下、旋回運動によって連続掘削し、ベルトローダでベルトコンベアに連続積込で繋ぐ、自走式連続掘削機。 連続土工システムの掘削機として用いられる。 類似機構でバラ積み貨物等の荷役積込機はリクレーマと云う。
       → 連続土工システムの解説 、写真

    • ハザードマップ hazard map 被害予想図

    • 場所打ち杭
      地盤を削孔して孔内にコンクリートを打設してつくる杭。 リバースサーキュレーション工法・オールケーシング工法・アースドリル工法・BH工法・深礎工法等がある。

    • 肌落ち fall of rock, spalling
      トンネルにおいて掘削面から土石が落ちてくること。 地山の緩みから土砂や岩片が掘削面より剥落すること。

    • 端太角(ばたかく)
      型枠の締め付けに用いる木材

    • バーチカルドレーン

    • 伐開 clearing
    • 伐開除根 clearing & grubbing
    • 曝気 aeration

    • バックホウバックホウ backhoe
      ショベル系掘削機の一種で、下方掘削に向き、油圧式は掘削力が強い。 大型化に伴い積込機の主流になる。 ドラグショベルとも云う。
      → 詳細解説

    • 抜根 stumping
    • 伐採 clearing, clearance, felling tree

    • 発注内示書 letter of intent (L/I)

    • 発破 blasting
      爆薬を使用して岩石を破砕すること

    • 発破係数 coefficient of blasting, powder factor

    • 発破母線 shot firing cable, leading wire

    • 発泡スチロール expanded polystyrol
      発泡ビーズやEPSとして軽量盛土工法に使われる。
      EPS工法の写真

    • 発泡ビーズ混合軽量土工法
      発生土に発泡樹脂ビーズと少量の固化剤を混合して軽量化した混合処理土を用いる軽量盛土工法の一種である。

    • パートナリング partnering
      発注者と請負者の建設的な意見交換・連携によって、品質、施工効率の向上や紛争の未然防止を図るシステム。 米国では、陸軍工兵隊の発注工事で80年代半ばに導入され、現在、全米工事の3割に普及。 背景として、80〜90年代の欧米では、過剰な訴訟体質がコスト・オーバランや工事遅延を続出させた。 こんな状況打開のために、信義則を重視して、甲乙協力するパートナリングの採用が拡大した。
      • 米国式:パートナリング自体が訴訟原因を形成する可能性を実質的に封じ込め。 信義則の認識を確認する検証以外は、パートナリング手順があるだけで、従来の契約と独立。 価格決定は従来方式。
      • 英国式:価格決定はターゲットプライス契約を導入。 複数プロジェクト対象のストラテジック・パートナリングも普及しつつある。

    • 端掻き はなかき

    • バラスト ballast
      道床に用いる砕石・砂利

    • 払い reliver shot, easer shot

    • 腹付け levee widening, widening of embankment
      盛土法面に取り付けた盛土

    • 腹付道路
      ダム堤体等の法斜面に腹付け盛土して取り付けた昇降用の道路

    • 張芝
      法面等に竹串で止めて張り付けた芝

    • パワーシフトドライブ power shift drive
      トルクコンバータと油圧式トランスミッションによる動力伝達機構
      対語:ダイレクトドライブ

    • パワーショベル power shovel
      ショベル系掘削機の一種

    • 盤打ち発破 levelling, sinking blasting
    • バーンカット burn cutハンドガイドローラ
    • 盤下げ発破 evelling, sinking blasting
      盤打ち発破と同義

    • ハンドガイドローラ 

    • 搬土計画 scheme of haul
      運土計画の別名、狭義には土量配分計画と同義であるが、広義には般土機械計画や運搬道路計画を含む。
      → 詳細解説:土量配分計画.pdf

    • ハンマグラブ hammer grab
      底開式の刃付円筒状バッケトを重力落下させ地中に食い込ませて掘削するもので、オールケーシング掘削機に用いられる。

    • ピア bridge pier :橋脚
    • 火打ち梁 diagonal strut

    • BS British Standards :英国規格
      BS土質試験等

    • 控え擁壁 buttress

    • 干潟 tidal flat
      遠浅の内湾に見られ、満潮時に水没し、干潮時に露出する泥土の浜。 環境面で保護運動が高まっている。

    • 飛砂 blown sand

    • 微弱電波無線
      伝送距離20m程度の微弱電波なので、電波使用上の制限がない。 至近のテレコン・テレメータや画像伝送に使われている。 ラジコン建機にも使われていたが、法改正後は特定小電力無線に移行している。

    • 飛石 fly rock
      発破時の過装薬等に起因する飛び石。 孔から勢いよく飛び出すものを俗にテッポウと称する。

    • 非線形計画法
      制約条件式・評価関数が非線形(一次関数でない)の場合の計画手法。 整数計画法・分岐限定法・2次計画法・ラグランジュ乗数法・試行錯誤法(探索法、モンテカルロ法)がある。

    • ピート peat, moor
      泥炭

    • ヒートセパレーション heat separation
      建設機械に利用されている低圧タイヤは、ORタイヤと呼ばれ一般のタイヤと比較して走行時のゴム内部の発熱が大きく、重量物を連続高速運転すると許容値を超えヒートセパレーションを起こすことがある。 タイヤ内部に発生した熱が最初に接着剤を溶かし、コードなどを剥離させタイヤ寿命を縮める。 そのためTKPH計算やタイヤ管理が必要となる。

    • ヒヤリ・ハット運動
      就労中にヒヤッとしたことやハッとした潜在危険情報を収集して、除去対策を行う運動。

    • ヒービング heaving
      盤膨れ、 粘性土地盤の開削を行った時、山留め壁の背面の土が底部から回り込んで掘削面を膨れ上がる現象。 掘削面下の被圧帯水層からの揚圧力が原因の場合もある。
      対語:ボイリング

    • 被覆 revetment facing
    • 表層安定処理 surface soil stabilization
    • 表土 top soil, upper layer, surface soil, overburden
    • 表土剥 strip topsoil
      標準貫入試験装置
    • 標準貫入試験 SPT:Standard Penetration Test
      ボーリング時に図のようなサンプラを付けたロッドに63.5kgのハンマを76cmの高さから自由落下させて打撃し、地中に30cm貫入させるのに要した打撃回数(N値)を求める試験です。

    • 表面遮水壁ロックフィルダム
      ロックフィルダムにおいて遮水壁を表面意も受ける表面に設けるタイプで、コンクリート表面遮水壁型(CFRD:Concreate Faced Rockfill Dam)とアスファルト表面遮水壁型(AFRD:Asphalt Faced Rockfill Dam)がある。


    • ビン
      ズリや骨材の集積設備のことで、ズリビン・骨材ビン・土砂ビン等がある。

    • ファイナルドライブ final drive
      終減速装置
      ブルドーザの構造

    • フィルダム
      土石により盛立てたダムで、ロックフィルダムやアースフィルダムの総称

    • VR Virtual reality
      仮想現実感、人工現実感(Artificial reality)
      ヘッドマウントディスプレイやスーツ等を装着して、3D・CGによる仮想空間に入り込み、模擬体験ができ、施工シミュレーション等への活用が考えられる。 また、遠隔操作でのテレイグジスタンス技術と共通性がある。

    • フォッサマグナ Fossa magna
      糸魚川-静岡構造線の東側に形成されている大地質構造帯

    • フォーメーション formation
      • 土工基面
      • 地層、堆積層

    • 歩掛
      積算における作業単位当たりの標準労働量、標準資材量等。

    • 吹付コンクリート shotcreate
      トンネル(NATM)や切土法面の被覆に、圧搾空気を用いてコンクリートを吹き付ける。

    • 袋詰脱水処理工法
      河川・湖沼の高含水比軟弱土を透水性の袋(ジオテキスタイル)に充填して脱水を促進させると供に袋の張力を利用して盛土や土堰堤に重ね積みして有効利用する工法である。

    • 腐食土 humus
      腐食に富む黒色〜暗褐色の有機質土

    • 覆工板 covering plate, road decking panel
      開削や軟弱地において、路面確保を目的に仮設的に設置する鋼製・コンクリート製の板

    • プッシャ pusher, push dozer
      スクレーパのプッシュローディングを行う際、スクレーパのプッシュブロックを後方から押し、積込み補助を行うトラクタ、プッシュローディング 通常、スクレーパと同程度の馬力のブルドーザで行う。 プッシャの馬力が不足する時は、タンデムプッシュを行うことがある。 また、プッシュ専用のクッションドーザも用意されている。

    • プッシュプル工法 Push-Pull Methods
      プッシュプル装置付きの2台のモータスクレーパで行う積込工法
       プッシュプルローディング

    • 布団籠 wire mat
    • 不整地運搬車
    • 不透水層 impervious layer
    • 不等沈下 differential settlement

    • 不発 misfire

    • 踏まえ floor hole, lifter hole, toe hole

    • 踏掛け版 approch cushion slab
      橋台等の裏込部の沈下による段差防止を目的に舗装下に敷設するコンクリート板

    • ブーム boom
      荷重を吊る作業機の主柱、ショベル系掘削機やクレーンの旋回フレーム全部にピン結合している。
      ショベル系掘削機

    • ブラストホールドリル blast hole drill
      発破用の大口径穿孔機

    • ブランケット blanket
      フィルダムの基礎地盤処理用の薄層盛土。 堤体上流側の不透水ブランケットと堤体底部下流部にドレーン目的で敷設される透水ブランケットがある。

    • 不陸 ふりく
      でこぼこした様子。 不陸整形といった使い方をする。

    • フリート fleet
      組合せ作業等を行う建設機械群、 艦隊、船団の意

    • ブルドーザ bulldozer大型ブルドーザ
      押土用の排土板を備えたクローラ式トラクタ、タイヤ式はホイルドーザ。
      ブルドーザの語源は、この機械の出現によって「bull(雄牛)が暇になって寝る(doze)」という流説があるが誤り。
       → 詳細解説

    • プルーフローリング proof rolling
      路床・路盤の締固め度の検査。 重量車両を走行させて、たわみを観察して不良箇所を発見する。

    • ブルワーク
      ブルドーザを使った押土作業等

    • ブレーカ breaker
      岩石及びコンクリートの打撃式破砕機。 油圧式と空圧式があり、大型の油圧ショベル装着型と小型のハンドブレーカがある。

    • ブレーキ性能曲線
      車両の制動力を示す曲線

    • ブレード blade
      @ブルドーザ、グレーダ等の排土板、土工板プレートコンパクタ
      Aスプレッダの生コンクリートを敷き均す板
      Bコンクリートミキサのドラム内の羽根板

    • プレートコンパクタ plate compactor
      振動板による手押し式の締固め器

    • プレローディング pre loading
      載荷盛土の一種で、構造物本体施工前に先行(プレ)荷重(ロード)を掛け、圧密沈下を事前に先行させる。
      類似語:サーチャージ

    • プロクター理論
      プロクターによって提唱された締固め理論

    • 噴砂 sand boil
      砂が地中から泥水に伴って噴出する現象。
      ボイリングが生じた場合や地震時の液状化現象時に見られる。

    • 分水嶺 watershed, waterparting, divide
      分水界をなす山の嶺

    • 平均断面法
      道路工事等の線土工に適した土量計算法で、隣接する横断面の平均断面を用いて体積計算をおこなう。 国内では20m毎に横断図を作成するのが一般的

    • 並列押土法 side by side operation
      ブルドーザを並列に並べて押土する工法。
      大量の土を押せ効率的であるが、オペレータ技量を要求される。

    • べた基礎 floating foudation
      フーチング部を持たない上部と同断面の直接基礎

    • ヘドロ ooze, organic soft soil
      湖沼や内湾に堆積した超軟弱な高含水有機質泥土の俗称

    • ベノト工法 benoto method
      オールケーシング工法の代表的な工法で、ケーシングチューブを揺動により押込み、ハンマグラブを用いて内部を掘削する工法

    • ペーパドレーン card-board wicks
    • ベルトコンベア
      エンドレスのゴムベルトによる連続的運搬装置

    • 片岩 schist
      結晶片岩と同義

    • ベンケルマンビーム benkelman beam
      舗装路面・路盤面。路床面での輪荷重によるたわみ量の測定装置

    • 変成岩 metamorphic rock
      地殻の高圧・高温による変成作用を受け、鉱物組成や組織が変わった岩石。 結晶片岩・片摩岩・千枚岩・ホルンフェルス・大理石等がある。

    • ベンチカット工法 bench cut
      階段式掘削工法

    • BM ベンチマーク

    • ベントナイト bentonite
      モンモリロナイトを主成分とする粘土。 特に、アルカリベントナイトは水を吸収膨張してゼリー状になる。 この性質を利用して、ボーリング、シールド、地下連壁等の泥水に混入して、掘削壁面の安定を図る。

    • 片理 schistosity, foliation

    • ボアホール borehole
      ボーリング孔のこと

    • ボイリング boiling
      砂地盤において、揚圧力(水の上向き浸透力)により砂が剪断強さを失って吹き上がり、地盤が破壊する現象
      対語:ヒービング

    • ホイルドーザ wheel dozzer
      タイヤ式のドーザ、国内での使用実績は少ない

      ホィールローダ
    • ホイルローダ wheel loader
      タイヤ式のトラックタショベル(積込機)
      → 詳細解説

    • 崩壊 collapse
    • 防塵 dust prevention

    • 坊主
      丸太のこと、坊主丸太ともいう。

    • 坊主土羽
      芝なしの土羽

    • 崩積土 colluvial deposit
      斜面上の岩石や土砂が崩落堆積したもの

    • 膨張性地山 swelling ground

    • 膨張性破砕剤
      石灰等の吸水膨張の性質を利用した岩やコンクリートの破砕剤

    • 飽和度 degree of saturation
      土の間隙体積Vvに対する間隙中の水の体積Vwの割合。
        飽和度: Sr = Vw/Vv

    • 飽和密度 saturated density
      飽和度100%の湿潤密度。 つまり、飽和した土の単位体積質量

    • 母岩 country rock, parent rock
      風化残積土等の元の岩

    • 補強土工法  reinfoced earth method
      法面や盛土内部、底面の土中にジオテキスタイルや金属等の補強材を敷設または挿入し、斜面安定、壁面土圧の低減、変形・沈下抑制、支持力増大等を目的とした工法。
       例:テールアルメ、ジオグリッド(テンサー)、ソイルネール工法等

    • 圃場整備 farm land consolidation
      土地及び労働生産性向上を図るために行う農地区画・付帯設備・基盤等の整備

    • ポゾラン反応 pozzolanic reaction
      珪酸塩物質が消石灰と反応して珪酸石灰水和物やアルミン酸石灰水和物などを生成し、凝結硬化する反応

      コンペネ
    • ポータブルコーンペネトロメータ portable cone penetrometer
      人力貫入させる簡易式のコーン貫入試験機で、建設機械のトラフィカビリティ判定に使うことが多い。

    • ボルダー boulder
      転石、 母岩から分離した巨石・岩塊

    • ポンプローディング pump loading
      スクレーパで砂質土を積込む場合、積込後半の荷が入りにくいので、波状にボウルを上げ下げして積込む方法


/EarthMove/用語/は行