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3月24日(木)内視鏡と超音波内視鏡
愛知がんセンターで初の内視鏡検査。
集合時間の9時に行くと、一緒に検査を受ける人たちのほとんどの人が揃っているようだった。20人近い人で、ぐるっと見回した感じではやはり自分は年少のほうみたいだ。まずは腸の掃除のための薬を2リットルも飲むことが午前中の課題だ。
日進の病院で検査した時は、家で飲んでから病院に行くことになっていたので、飲みやすいような工夫をいくつかした。薬をあまり冷やさずぬるめにしておいたり、ストローで吸うとか。ストローで吸うと、口の中に触れずに直接ノドに通せるのでほとんど味を感じなくて良い。レモンのような味がつけてあるとは言え2リットルはちょっと苦になるものだ。
ところががんセンターではどでかい透明なビニールパックが「どん」と机の上においてあって、これがまたよく冷やしてあるし、コップで飲むように用意してある。これじゃぁ、飲み進むうちに体が冷えてしまうし、口が酸っぱくなって飲みにくい。
ぬるくすることはできなかったけど、持って行ったストローでずるずると飲み続ける作戦がまぁうまく行って課題達成。
薬の効果で腸の中のウンコは、さらりと出て、後半はすっかり透明な液体が馬のおしっこかと思われるような調子で じゃぁ〜〜 と出た。
検査は麻酔をかけているので、痛くはない。点滴のような調子で麻酔を注射するとすぐに意識がぼ〜〜っとしてきた。腕に注射したのに、脳に伝わるのに30秒もかからない感じで、本当に驚くほどすぐに効いた。
いわゆる「胃カメラ」は内視鏡のことで、下から行く場合、胃カメラとは言わない。胃カメラに対応する言葉なら「けつカメラ」か「しりカメラ」だが、どうもこういう言い方をする人はいないなぁ。
検査中に内視鏡のモニタ映像を見ていると大腸の長い部分の結腸は前回のようにきれいだった。直腸のところに来るとヤツはいた。きのこは生えていた。 前回の時と比べて、薄くどろんと広がった感じがした。前回は「腫瘍」のイメージどおりぷくっと膨らんだ感じがしていたが。
写真を何枚か撮ったあと、カメラを移動したのか、もうひとつのきのこが写ったように見えた。実はきのこは2本あったということか?? 内視鏡の先からクリップみたいなものを出して組織を2、3箇所取った。
今回の内視鏡検査をやってくれる先生は二人だったが、ほとんど口をきかず、自分がモニタに写っているもののことや、お腹の中で内視鏡があたっている様子を口にしているといちいち喋らなくてよい、と言われてしまった。
ナマの患者の声をできるだけ伝えようと思っていたのだけど…
それにしてもきのこが2つに増殖していたとすると大いに気がかりで、是非そのことを言いたかったが、先生方は自分に喋らせる雰囲気を与えず、一方で麻酔の効果で意識がぼぅっとしたことも手伝って、何も聞けないまま終わった。
内視鏡が終わり、頭はぼぅっとし、足元はふらふらした足取りでそのまま反対側の検査室に移動した。
超音波装置の装置は内視鏡についていると思っていたが実際は別な装置で、再び肛門から検査装置を入れることになった。どうも肛門部分にも麻酔(ゼリー?)をしているらしく、今度は何の苦も無くごく自然にキカイは入ってしまった。
超音波診断なので腸内に水を入れるのだが、なんだかぬるいような冷たいような感じがするのと、かってにお腹がいっぱいになってしまう感じがして、なんだか妙な気分だった。
モニタに映像が映し出されるが、内視鏡の先端らしい部分を中心に同心円の縞々が見えるが、どこの部分が問題のきのこなのかよくわからない。
超音波は腫瘍が筋層への深達度合いを調べようとするものだが、レントゲン以上にわかりにくいように思える。写真ができたらゆっくり観察してみたいものだ。
検査が終わって回復室に入り休憩する。
今回は麻酔が強かったのか、体調が良くなかったのか、自分でも足元がかなり不安な状態で、回復室まで歩くほんの10mくらいがものすごく遠く感じた。
ベッドに入って晴ちゃんがマッサージをしてくれているうちに眠り込んだ。1時間以上眠ったらすっきりと回復して、病院を後にした。
自分で車を運転できそうな気がしたが、晴ちゃんががんばって運転してくれた。
一緒に来てくれて、サポートをしてくれたおかげで随分助かった。ありがとう。
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