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4月20日(木) The Day of Operation  Part3

これが取り出されたもの。
左側が直腸で真ん中から右側は大腸の終わりの部分
赤くなっている部分が がん の原病巣部分
板を持つ先生の手を比べるとその大きさがわかりますね

手術は大きな問題もなく終わった。
写真が手術で摘出したもので、赤く丸くなっているものががんの原病巣部分。
板を持つ先生の手と比べると大きさがわかりますが、腫瘍部分が3cm、腫瘍の下(写真では左)に7cm、上に12cm切っており都合22cmくらいを切ったことになります。結構大きいですね。
直腸全部と大腸の終わりの部分をとりました。

手術後のぐうの音も出ない様子
手術後は個室に入れてもらえるけども、何せこの状態。
酸素マスク、心電図、麻酔、ブドウ糖点滴、排尿、体液体液排出とたくさんの機器やチューブがにつながれています。
手術後は39度を超える熱も出るし、痛いので寝返りも打てません。
看護師さんたちが氷枕を取り替えてくれたり、寝返りをさせてくれたりの至れり尽くせりのサポートをしてくれて、だんだんと回復していきます。
ベッドに起き上がれるようになりました、でも立ち上がれません。
ちょっと疲れた表情です。
手術の翌日はベッド上で安静、その次の日にはベッド上に起き上がり、午後にはやっとのことでナースステーションまで伝い歩きするまでになりました。
簡単そうに見えまるけど、ベッドに起き上がるといっても、とにかく腹筋に力を入れると激痛なのでここまで来るだけで、ぜぇぜぇモノです。数日間横になったままだったせいか、体を起き上がらせているだけで頭がくらくらして立ち上がれそうにもありません。

背中に麻酔を注入し続けています

背中に伝う麻酔のチューブ。
脊椎に麻酔薬を流し続けています。この麻酔薬が効いているので手術の傷は信じられないほど痛くもなんともない。痛いというより、寝返り打ったりして体を動かすと、腹腔内で臓器が動くような感じがして、どろん、としたボディブロー風のどんよりとした痛さがします。

穴だらけになっちゃいました
へそ上からずず〜っと切って、ここから臓器を取り出して奥の骨盤近くから直腸を取り出したり、大腸と肛門をつないだりと大変な手術をしてもらったそうです。
右手で押さえているのが人工肛門で、左の絆創膏が貼ってあるところが腹腔内に出てくる廃液を流しだすチューブ。ちなみにちんちんにはおしっこを流しだすチューブもつながってます。

人工肛門、というより「大型でべそ」です
人工肛門といっても、プラスチックのようなものが入っているわけじゃなくて、ナマの小腸を外に引っ張り出してあって、小腸からウンチを直接取り出して、ビニールのパウチに取り出すというものです。
こうしている間に、大腸と肛門がしっかりつながるのを待っているわけです。二度目の手術で人工肛門の外に引っ張り出している小腸をパチンと切ってつなぎ直して、「でべそ」をお腹の中にしまい、小腸〜大腸がきっちりつながると、めでたく肛門からウンチが出るようになるわけです。
といっても、二度目の手術は3ヶ月先で、それまでの間は大腸と肛門は休業中になってます。
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