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3月28日(火)大腸内視鏡検査 一年後検診始まる!

いよいよ手術後一年経過の検査が始まった。
最初は大腸内視鏡検査で、一年前と同様に下剤2リットルを2時間かけて飲むところからスタートだ。
内視鏡のモニタ画面
内視鏡の画像

内視鏡は今回で3回目になので、慣れたものと言いたいところだが、大いに心配なことがあった。
それは大量2リットルの下剤を飲んで、スムーズに出てくれるかということ。

浜ちゃんは下剤でウンコを出そうとすると、下剤が効いてくるに従い肛門痛がし、それは下剤が効いている間はずっと痛みとの戦いになる。
2リットルの下剤がどのくらいの時間をかけて効くのか、それは検査の順番までにちゃんと効果がでて、肛門痛も収まってくれるのか。

浜ちゃんの心配をよそに、腸の中はきれいに出てすっきりした。
洗腸剤は処方してもらった下剤よりもうまく効いてくれて、検査もうまくできた。

内視鏡検査は専門の二人の先生と看護師さんが担当してくれて、先生がモニタをみながら内視鏡を操作して診て行く。
今回は晴ちゃんにも部屋に入ってもらってモニタの映像をカメラで撮ってもらった。

内視鏡なんてそんなにめったにやることもないので、映像をじっくり見ておこうと思ったからだ。

モニタは検査中、自分でも見えますが痛みを抑える注射をしているので、はっきり見えないし、記憶がなくなっている部分もあります。だいたい先生は専門なのでささっと診て大事なポイントをチェックするようですが、素人では何がどうなっているのかなかなかわかりません。

検査の終わりがけに先生が言った短い言葉は2つ
 ・大丈夫です …再発は認められないの意味か?
 ・痔ができてますね …肛門痛がすると言った時の返答
再発は命に関わる問題なので、まずはひと安心みたいだが、最終的にはCT含めた検査の所見として聞くまではちょっとお預け。

それにしても気になるのは「痔」だ。
手術とは別に痔があったのか、手術後にがんばってウンコをするために痔ができたのか。

肛門痛と言っていた痛みが痔だということなら、ある意味安心材料とも言えるのだが…
そうは言っても現状のウンコ処理にはがんばらないわけにも行かないし。

う〜〜ん。どちらにしても早く検査を終わって、ひらい先生の診察が受けたい!

4月13日(木)CT検査

放射線の受付に行くと血液検査に行くように言われて、終わると胸部X線の指示があって、やっとこさCT検査という具合で、次から次へと思っていたことと違う指示だった。
この日は外来患者が少ない様子で病院全体が静かな感じがした。いくつも検査があったから空いていてよかった。

CTを含め今回の検査はどれもやったことのあるものばかりで、どんな展開になるかは判っていたから心配とかいうことはなかったのに、胸部X線を待っているときには何かすごく落ち着かない気分だった。
潜在的に再発を恐れているのかなぁと自分で自分の心理状況を分析してみていたりするのだが、手術はD3郭清までしてひらい先生も「うまく行きました」と言ってくれているのだし、腫瘍マーカーも全然反応していないのだから再発を心配するような理由はないのに。

CT検査は一番最後で検査室に入ると前回の検査の時に新型に入れ替えたというCT装置の型番をちゃんとチェックできなかったので、装置をじろじろを見回しつつ検査の先生の話を聞きいていた。
Aquilionロゴ

結局、Aquilion32のロゴマークがでかでかとついているのを見ただけで、HPには真っ白な装置に映っているのに、実際はアイボリーで本当にこれなのかなぁと思ってしまった。

Aquilion32のHPをみると、これは最新型のすごいやつみたいだ。
体内の様子を人体解剖図のようにパッチリ写真に撮れるようだ。
こういうのはNHKスペシャルか何かでたまに見るような気がするが、それに自分が映し出されるというのはなんだか光栄だ。(?)
ただ、装置はそういうものなのだけど、自分の映像を見せてくれるわけではないのが残念と言うか、納得できないというか。

せっかく、お金のかかったスーパーマシンで撮影するのだから、じっくりと見られるようにデータでもビデオでもいいからもらえないものか。
体内に肖像権があるかどうか知らないが、患者にもその映像をじっくり観察する権利はあってもいいだろう。ひらい先生に限った事ではないだろうが、診察の時にこうした写真・映像はよくてもちょっとだけ見せてくれるだけのことが大半で、短い診察時間の中で十分納得するだけの観察をすることは最初から無理なのだから、せめて希望者には自身で見る手段を与えてくれてもよいと思うのだけどなぁ。


がんセンターの花壇がきれいだ チューリップが満開

CT検査は最初はそのまま台に横たわって一往復して撮影、次に造影剤を注射しながらもう一往復して撮影、それぞれ10秒くらいで終了となる。
「造影剤をいれますよ〜」という声がすると5秒もすると少しふわっとした感じがして、しばらくすると胸の辺りが日本酒を飲んだときのような感じでポワンと暖かく感じる。
撮影が終わればゆっくり立ち上がって、ご退室となるのだが、今回はちょっと薄気持ち悪い気分が残って、しばらく病院の談話室でうつろな意識で新聞を眺めてから帰った。

その後、家で前回検査の時の日記を読んでみると同じようなことが書いてある。
今回検査開始前に、「造影剤で気分が悪くなったことはありませんか?」と聞かれて、「ぜんぜん!なんともありません!」とか調子の良い事を言っていた。
こりゃダメですね。

4月20日(木)診察 検査結果

ひらい先生から検査結果の説明を聞く。
短時間に聞いておきたいことなどを用意をしておくのだけど、なかなかうまく話が切り出せず本当のポイントだけしか聞けない。うぅ〜ん、先生の事情もわかるだけになぁ。

検査の結果は『ポリープなど異状は見当たりません。問題なしです』

あぁ、良かった。
良かったのだけど、浜ちゃんはなぜかもうひとつ「よかった感」を実感してない。それでも晴ちゃんは安心したみたいで嬉しがってくれて、それが嬉しかった。

改めて、再発について先生に確認をしてみると、再発する場合は手術後3年の間に見つかる場合が8割、5年以降で9割強。再発が見つかる可能性は年々低下していくという話だ。 それからすれば最初の一年が一番可能性が高くこれから下がっていくということなのでまずは良かった良かった。
検査の間隔もだんだん長くなって行くが、5年間はちゃんと検査を続けましょう。


医者でもがんになる
再発の心配が薄れていくことは一番大事で嬉しいことなのだけど、目前の問題は排便時の苦痛だ。
折りしも、今日はそのピーク日でずっと気になる。

内視鏡検査の時に痔ができていると言う話を聞き、それをひらい先生に確認したところ、写真にはそれらしい状態は見えるが所見として痔が指摘されているわけではなく、ひらい先生もあまり問題にしてないみたいだ。

下剤などの薬は普通は使わないようにしているが、どうしてもの時に排便コントロールできるように下剤(ラキソベロンやパントシン錠)は使うのだけど、これ薬が効いて来ると肛門痛がやってくる。

内視鏡検査をする時に、前処理として腸内をすっからかんにするための「腸内洗浄剤」の『ムーベン』を使うが、これは大した肛門痛もなくすっきり出てくれたので非常に調子がよさそう。
これの処方箋を出してもらおうとしたけど、コンピュータにデータがないらしく、できず。
それではと内視鏡の方に言って相談したら看護師さんが対応してくれたけど、腸管洗浄と下剤は違う(そりゃそうだ)のでダメ。
結局、目先の大問題である肛門痛には何の手もないという状態のままでした。

かくして一年目検診の良好な結果ながら、肛門痛とはこの調子で付き合い続けなければならないのかとしょんぼりな帰り道でした。


秋に植えたチューリップが咲きました
11月23日に植えた道路脇のチューリップが咲きました。その数460個!

球根の準備も植えるのも大変だったけど、大きな花が咲いてゆくのを日々眺めることは楽しみでした。近隣の人たちも喜んでくれてるかなと思うと嬉しい気分です。

陽射しを受けて丈夫な球根を作って欲しいな。
そうしたらこんどはもっとたくさんの花が咲いて楽しい気持ちになってくれる人が増えるでしょう。

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