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6月21日(水)タマが痛いぞぉー

肛門痛はだんだん慣れてきたのか、それとも痔が治ったのか、出口で痛むことがなくなってきた。

一方、左背中の腰の辺りが鈍く痛むようになってきた。
もともと疲れたり風邪を引いたりすると腰が痛んだので、昨今の仕事が夜遅くなることが重なってきて疲れているのかなぁと思っていた。実際、入院前と変わらない生活パターンになっている。
しかし、どうも疲れて腰が痛むのとは違うような気がする。

鈍い痛みは腰だけでなく、左のタマタマから左腰につながる痛みになってきた。
朝起きたばかりはよいが10時過ぎくらいには痛みが出ていて、時々退いくこともあるが、16時頃にはピークになって、帰るころはほうほうのテイになっている。

21日にはお客さん先で打合せの予定を休んで日進の病院に行って受診してみた。が、症状をいろいろ説明しても原因はわからないままだった。

痛み具合から尿路結石を想定して尿検査をして見ましょうということになった。
血液が出ているかを調べようとしたらしかったが、タンパクも何もでてなくて問題なし。

先生が言うには腰痛だから整形外科で診てもらった方がいい、ということだった。
痛み止めとしてロキソニンを出しておきましょうかと言われたが、家にも未使用のロキソニンはたくさんあるので要らないと言ったら、湿布の処方箋をもらうことになった。

ロキソニンも湿布も痛み止めの薬だが、いままであまり効果があったという思いがなかったので薬に期待ができないし、痛み止めをしてももっと深刻な問題だったとすればもっと状況が悪くなりかねない。病院に行って心配が倍増するようでは意味がない。

そうは言え、ロキソニンと湿布を使ってみると、それぞれ確かに痛み止めの効果があった。これには驚きつつ、見直してしまった。

6月25日(日)ぽっこりしてます 4タマになってしまった!

鼠径部
タマタマが鈍く痛むので気にしてよくよく見てみると鼡径部(足の付け根)にぽっこりとタマタマができている!

触ってみるとぽわんとした感触で押さえるとじゅるじゅるっとした感触がして少し引っ込む。ひどい痛みがあるわけではないのでガマンもできるわけだが、反対にガマンできる分鈍痛が続いてかなわん。
鈍く痛むのは本物のタマタマの方でこっちは触らなければ大丈夫なのだが、それでも毎朝具合を確かめ、昼間でも気になればヨシヨシとしてやらねばならん。触れば痛いというほどではないがじんわりとした感覚があるので、何かの拍子にガツンとぶつかったりしたらどうなるんだろうと心配ではある。

日々、わがタマに向かってくるものが無いか、気が置けなくなってしまった。

6月27日(火)病院で会計を踏み倒してしまった

整形外科で診てもらうつもりでもう一度日進の病院に行ってみた。
ところが火曜日だけは整形外科の診察が休診だという。ショックだ。
しかたがないので一般内科を受診する。

4タマぽっこり状態を是非見てもらおうと思っていったのに、診察台の上に横になると引っ込んでしまって先生の触診では「少し腫れている」程度にしか感じられないそうで、問題視するという様子もない。ただカルテに記録するだけだった。

前回の診察以降の推移や症状を説明をしても、どうも先生の態度に身が入ってない。
整形外科で見てもらいなさいとか、がんセンターでの診察予約があるのだから、そちらで見てもらいなさいといったことを何通りかの言い方をするばかりで一向に診断・治療を試みようとする意思が感じられない。

意思のない医師でいいのか?
ダジャレを言ってる場合ではないのだ。タマタマは痛いのだ!

がんセンターで手術をして以来の経過観察・検査をしているのだから、こちらの病院で勝手な検査や治療をしてがんセンターの先生の治療を妨げるようなことをしては良くない、というのが先生の主張だ。確かにそれはそうだろう。
この病院で診断・治療に当たるためのステップはCT撮影などから始めることになるが、がんセンターの設備に比べればどうしても能力が劣る部分もある、がんセンターで検査をしているのだからそちらで見てもらって欲しい。確かにそれもそうだ。

しかし、だ。
今、まさに病める患者は先生をすがって来ているのだから、がんセンターの診察の日までどうしていくか、をもうちょっと考えてはくれないものだろうか。

診察結果があまりに期待外れだったため、会計をしないまま家にも帰らず、なんと会社の席に戻ってから我に返っていたのだった。(そう言えば未だに会計がしてないぞ!)

6月28日(水)がんセンターに電話をしてみた。
15ヶ月の検査を繰り上げて診察をしてもらおうかと相談の電話をしてみた。
消化器外科の受付では直接ひらい先生に電話をして相談してみてくださいと言うことで、一旦電話を切った。
毎日のように手術やらで超多忙な先生のことを思うと、いきなり電話をするというのは大いに気がひけたが、こちらもタマタマが黙っていないので已む無し!とひらい先生を呼んでもらった。

ひらい先生は最初浜ちゃんのことをすぐには思い出せなかったようだったが、すぐに思い出してくれて話を聞いてくれた。

診察を早めるにも診察予定は全部埋まっていて、最も早く診られるのが予約している7月4日だった。
先生の言葉は4日まで待つ以外の選択はないという響きだった。


もともと、腫瘍マーカーも問題なく推移してきており、がんが転移している可能性はあまり考えられない、触った部分が堅いしこりになっていなければがんではないし、仮にがんだったとしても10日程度で悪化するようなことはないから、4日までがんばってください、ということだった。

7月4日(火)待望の15ヶ月検査

朝はうんこが出るような出ないようなで少し出遅れてしまった。
3ヶ月ぶりのがんセンターは駐車場が満車で入れなくなるような状態だったにも関わらず、採血は並ぶ人もなくすぐにやってもらえた。
血液検査の結果を待って診察を受けたかったので、腫瘍マーカーが入っていること、検査結果がいつごろ出るかなどを聞いておいた。

腫瘍マーカーは1.5時間くらいかかるとのことだったが、診察の方も少し遅れているようで、タイミングがちょうどあった形になった。
先生は電話したことを覚えていてくれて、話がスムーズだった。
今回は話もよく聞いてくれたし、触診でいろいろ診てもらえたが、結局、鼡径部の腫れはこの時は収まり気味だったのか、よくわからないという話だった。
また、腎臓のあたりが痛むということで、尿検査をしたが、こちらも問題なし。

再発の可能性も考慮して次回の検査を早める格好にしてCT検査をすることにして予約を入れ、痛み止めになるからということで、湿布を3週間分出してもらった。
先生の方が、「3週間分も要るの?」と聞いたが、鎮痛に効果があるし、残っても困るようなことはないからと、出してもらった。

先生の話では、鼠径部の腫れは考えられることは「脱腸」だそうで、この説明に浜ちゃんは驚いた。
脱腸というと腸がお尻から出てきてそれを指で押し戻すとか、七転八倒の痛みというものと思っていたが、この鼡径部に出る脱腸というのもあるのだそうだ。
鼠径ヘルニア(と言ったような…曖昧な記憶)というもので、筋肉が弱くなったところに腸がはみ出てくるといったような症状らしい。

脱腸は痛くならなければそのまま放置してもいいが、治る事もないのだそうで付き合っていくか、痛くなったら手術をするしかないのだという。

おいおい。
まぁ、今更おなかにもう一本線が入ってもどうでもいいけどさぁ、やっぱりイヤだよ。

晴ちゃんは手術という言葉を聞いた瞬間にショックを受けたみたいだ。
まだ、手術と決まったわけでもなんでもないよ。

7月8日(土)血液さらさらセミナー

血流
健康保険の主催する「血液さらさらセミナー」に参加してみた。
少し前にテレビでよく放送していた、血液がスムーズに流れているかどうか実際に自分の血液を採って、顕微鏡で見るものだ。

検査の結果はバッチリで、平均よりも少しいいくらいだった。
検査は腕から5mlの血液を採ってこれを試料にして、顕微鏡で見るわけだが、赤血球程度の幅の櫛状のスリットを0.1ml分の血液が通過するのにどれだけの時間がかかるか、を測る。年齢・性別によるが45秒程度が平均とのことだ。いわゆる「ドロドロ血液」だと血液の中の成分がしなやかに変形できなくてスリットに絡むようにして粘っこく流れるために通過時間が長くなるということだ。
写真だと違いが分かりにくいが、ドロドロ血液の場合は赤血球が大きな塊になっていてスリットのところでねっとりする感じで流れが悪い。流れないので赤血球が見える。
浜ちゃんたちの血流の様子はかろうじて流れている様子がなんとなく分かる程度のすじ模様にしか見えず、0.1ml流れたところでストップして急に組織が見えて驚く、といった具合だった。
グラフの赤の間にある青い線が浜ちゃんの血流を示してます。真ん中より少し早い(下)よりですね。

日々、健康に気を使っているつもりの割には、ドロドロ血液だったらどうしよう、と晴ちゃんは思ってたようだったが、日ごろの気遣いのおかげで、いい成績でした。

7月16日(日)父はものすごくやせ細っていた

尻具合の不調や、腰の痛みなどがあって、しばらく実家から遠ざかっていたが、3連休で体調が良かったことで、久しぶりに実家に行ってみた。

父は3月に血管が血栓で詰まって小腸・大腸のそれぞれ一部を切除した。
その後自宅療養をして4ヶ月になる。食べること、排泄することに直接影響する部分であり、また年齢的な意味でも回復はなかなか良い様になっていないようだ。

痛いことから始まるのだろうが、動かない、腹が減らない、食べない、食べても消化がうまくいなかい、食べると出る、出ると痛い、結局食べるのがイヤになる。
ということで、食べないから痩せてしまっている。
見るのを避けたくなるような痩せ細り方は本当にショックだった。

父は頭の中では、痩せるメカニズムを認識して、食べる努力をしようとしているようだが、厳しいかもしれないが、まだまだ甘い。
生きるため・回復するための意識や努力が少ない。
まずいとか食べる気がしないとか、テレビをぼんやりと見ているとか、楽をしているばかりでは痩せていってしまう。

寝返り運動するなど可能な運動や、本を読む、競艇の予想をする、碁もよかろう、頭を使うことで、エネルギーを使えば、夜も眠られるようになり、昼・夜の区別もつくようになる。
どうせ痛かったり、苦しかったりなら前向きな努力をした方がいいに決まってる。
エネルギーを使えば食欲も出るだろうし、よく噛んで栄養を採る事もできるだろう。

自分でもそうわかっているのだから、弱気な声を出してもいいから、一歩づつ、回復へのステップを刻んでくれ。

浜ちゃんの腰の痛みは、連休中はまったくと言っていいほど出なかった。
本当に不思議だ。腰が仕事を選んでいる。

4タマの方は、でっぱったままいよいよ落ち着いてきて少し硬くなってきた感じだ。
脱出した状態で落ち着きつつあるというのか?

一方、トイレでうんこをする時には、腹に力を入れると、脱出がひどくなりそうで手を下腹部全体を押しながら、ふんっ!と力を入れるようにしているが、指の間からぷにゅっと出てくる感触がしていよいよ不安だ。

ネットで調べてみると鼠径ヘルニアは手術で治せと書いてある場合が多い。
ひらい先生は「痛くなるようだったら」と言うが、ひどくなって痛くなってから切るよりもひどくなる前に処置した方がいいのではないだろうか?

ネットで調べていたら広島市のHPでこんなのを見つけた。
鼠径ヘルニアとはタイヤの弱い部分から中のチューブが出てくるようなものだと。マツダのお膝元広島市だけあって、表現がナンですな。
まぁ、そりゃそうなんだが、ワタシのおなかとタイヤを一緒にすんなよなー。


鼠径ヘルニアは子供によくある症状なのだそうだ。
周囲で話してみると出るわ出るわ。

まず、最初は最近一緒に仕事をしているビーバーくん。子供の頃、鼠径ヘルニアの手術をしたそうで、傷が残っているとか。でも物心付かない頃の話なので親に教えられた話としてしか知らなかった。(ちないみにビーバーくん、いい年こいてスキーをガンガン滑ってたら膝を痛めて手術したはいいが、痛みが残るのだそうな。それでも今年も行くのかね?)

ジョンくんは小児科医です。
実際に鼠径ヘルニアの執刀したことがあるそうだが、今はどうも手術は得意じゃないらしい。学校を卒業した頃は、ジョンに診てもらうというのはなんとなくイヤだな、と思った覚えがあるけども、今現実的に手術をするということになると、その重要度が高いほどお願いしたいな、と思うようになった。
お願いする側としてジョン先生を選んでもいいけど、医者と言う立場としてジョンくんは浜ちゃんを診たいと思うだろうか…?
もっとも、ジョンくんは小児科医だし、外科手術は専門(得意?)じゃないみたいなので、あまり世話になることもないのかなぁ?

実家で鼠径ヘルニアの話をすると母には良く通じた。
なんと、兄が子供の頃鼠径ヘルニアだったのだそうだ。
手術をしたのかどうか確かめてなかったが、随分痛がって親として心配したり、病院に駆けつけたり大変だったそうだ。

ヘルニアの手術は比較的簡単な手術なようで、日帰りで手術をするところもあるそうだ。
お腹の中にメッシュのシートのようなものを入れて壁を作ってしまい腸がはみ出てこなくするという。なるほど。
狭い傷口からこんなのをうまく入れられるのだろうか…

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