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リフレッシュ休暇でボルネオへ

2月25日〜3月4日、勤続20年の休暇を使ってマレーシアはボルネオ島へ行く事にした。
この一年間は入院と通院、療養でたくさん会社を休んだし、出勤しても殿様出勤が普通な状態でグループの皆さんには大変申し訳ない。
お客さんの中にはいつも体調を気遣ってくれる方もあって、申し訳ない限りだ。
そうは言っても、日常生活のレベルでは劇的に状況がよくなる事は期待できないので、仕事上はどれもこれもやろうというスタンスを変えないといけないんだろうね。
こういうのが歳相応と言うのかなぁ。そうはどうも思えないんだけど。

トラベルウォシュレット 役立ちました

尻具合を気にしながらのボルネオ旅行、具合の悪いこともやはりあったが、タイミングがうまくあって全体的には「支障なく」行動できてよかった。

夜中に何度もトイレに行ったりしたけど、トラベルウォシュレットは持って行って良かった。
(ただし、水が冷たい、水漏れするとかちょっと問題あります)

旅行は楽しめたけど、その時まで調子がわからないというのは不便なもので、決めた予定をできるだけ作らないように、その日の朝の調子で動くようにするしかないので、予定ぎっしりのパケージツアーはいよいよダメで自由旅行専門家になった。
晴ちゃんはそんな調子でもうまく付き合ってくれて本当に助かる。

調子が変わってきた

ボルネオ旅行の前後で体調が少し変化したようだ。
旅行前までつけていたトイレ日誌では一日10回以上トイレに行く日や、一度も行かない日、大量に出る日、ちょろちょろ出る日、肛門痛のひどい日、とバラバラな様子が記録されている。旅行を境にして用紙がなくなったこともあって記録はしなくなったのだが、旅行後はだいたい毎日ウンコが出るようになった、という点が変わった。

良い事かそうでないのかは判然としないのだが、普通の人なら毎日出るというのが正しいのだから、それに近づいたのはよいことと捉えるべきか?

毎日ウンコをするというのは、毎日トイレで「きばる」ということだが、それこそ顔を真っ赤にして腹に力を入れて出すので、いつか「プチッ」といって脳溢血とかになったりしないもんかと心配だ。また、それ相応に肛門痛もするわけだし。
以前は何日かの周期があって、溜まってきた日・出る日は大変だがその後には快適な日も来る。

どっちが良いのか悪いのか?
それでも全体としては良くなっている……… ような気がする。

3月11日(日)市民公開講座 「大腸がん治療の最近の話題」

二度目の公開講座への参加をした。
最近の話題という表題が何か素人っぽいなぁと思うのだけど皆さんはどう感じますか?

さておき、今回はがんセンターの院長である加藤先生と、平井先生も講演をすることになっていて、特に今回の平井先生は「大腸がんの外科治療:取り残さない、取りすぎない」という演題で専門の外科手術の話だったので、期待していた。

会場のウィル愛知大ホール(収容800人)は7割くらい埋まっていて少し遅れていったら席は選べないような人の入りだった。

講演はそれぞれ興味深いものだったが特に印象深かったのは、平井先生の師匠が加藤先生だったことだ。

講演の中で示される治療成績には浜ちゃんの該当する病期 Va の5年生存率は80%くらいというのが出てきて、100%ではないことが改めて思い出されることになった。
これまでの経過は検査データ上でも良好に推移しているけども、やっぱり以前のような生活のしかたをしていてはいけないのだなと思った。

ブックオフに「癌になって考えたこと」という本を見つけた。
この本は著者である竹中先生自身が直腸癌手術をした経験を元に外科医の立場で書いたもので、特に、切除手術をしてからの経過や心情が書かれているみたいで、自分の立場に近く、また、術後数年という浜ちゃんにとってこれから経験するであろう時期のことが書いてあるかと思って手に取った。

この竹中先生、本の中に定年が近いと書いてあって、かつ1995年頃の本なので、2006年時点では70歳くらいでもう引退したか、悪ければ亡くなっているのかもしれないなぁと思っていた。

ところが、去年10月にがんセンターの癌の学会があり、その中の市民公開講座に講演をしているたようで、調べてみるとNHKの番組とかにも出ている有名な先生らしい。
そういうことなら公開講座は見ておけばよかった。

今このHPをパソコンに向かって作りながら見上げたら本棚に「医者が癌にかかったとき」という本が目にとまった。竹中先生の最初の本だ。竹中先生の本は二冊家にあったのに全然気づいていなかった。
こうすると、浜ちゃんはがん関係の本ばかり読んでいるように見えるが、そんなことはなくて、「徳川家康」とか「日本脱出マニュアル」「般若心経実践法」「はみ出し銀行マンの金融裏事情」といった調子でいろんな本がある。
どれも、長いトイレ生活を生かして読んだ本だ。
これからもたくさんの本が読めるだろう。わはは。

3月18日(土)チューリップが大きくなってきた♪

秋に道路脇に植えておいたチューリップが大きくなってきた。
4月にむけて暖かくなるにつれてぐんぐん大きくなるだろう。
楽しみだ。

チューリップが大きくなり、桜が咲く頃には一年目の検査。
再発の声はちょっと心配だけど、早く暖かくならないかな。
ボルネオも暖かかったから体調が良かったのかな。

確定申告・医療費控除

医療費控除で税金を取り返せないだろうと思っていたが、よくよく計算を見直して、見事医療費控除対象額29万円にできた。3万円くらい取り戻せそうだ。

父入院…

丈夫だった父が倒れ、救急車で病院に運び込まれた。
一命は取り留めたが、緊急手術で小腸と大腸を大きくきる事になった。父子とも腸はたくさん切る羽目になった。父の予後も良いことを祈ろう。

父退院

父は3月25日に退院した。3月7日に救急車で運び込まれて緊急手術、18日間の入院ということになる。
結局、手術で小腸1/3と大腸半分程度を切除したのだそうだ。

当初は小腸を全摘と聞いたので回復後は栄養を自身の力で摂れなくなるのかも知れない、大腸も切るとなると浜ちゃんのように排泄系でも苦労する事になるかも知れない、とかなり手術後の状況は厳しい状況になるかと心配したものだ。

小腸は1/3なので栄養摂取は注意が必要ではあっても致命的なことはなく、大腸は浜ちゃんと違って肛門の方は普通な接続をしているので、排泄の不便はないようだ。
要するに、器官が少なくなった分、栄養摂取と水分吸収に注意する事を心がければ日常生活に大きな問題はなさそうだ。

日常生活で肛門痛とつきあわないといけない浜ちゃんと比べると、ひょっとすると父の方が不便が少ないのかもしれない。もしそうだとすると浜ちゃんのがんは悪い場所にできたもんだなぁ…

手術の際に通した管のせいか、声がかすれるせいですごく弱々しい声なのだが、父自身にはどう聞こえているのだろう。
そういうかすれ声のせいか、退院した父は歳を取って、少し小さくなったような気がする。

一時は生死も危ぶまれたのに日に日に回復をしていて、次に実家に行く頃には声も戻っているのではないかと思う。今までのように元気になって欲しいが、器官が少なくなった変化の分をちゃんと理解をして、その変化に応じた生活をして欲しいと思う。

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