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1月16日(火)診察 もうすぐ2年

定期の検査で今年最初の病院。
病院での検査間隔が長くなってきたことと、会社生活がほぼ元の状態に戻ったことで、病院にくるのに「久しぶりだな」と強く感じた。

多くの人はがんセンターを見てどう感じるんだろう。
浜ちゃんにはセンターに入って行く道が何かひどく懐かしい感じがして、久しぶりに来た病院を何かあったかいものに包まれるような気分がした。ここにこうして来られるというのは調子がいいのだから、よかった。と。
でも、多くの人たちは入院や治療と先の不安を感じながら、ここに来るんだろうな。
大丈夫だよ、きっと良くなるから。

そんな思いも待合室に座っているとだんだんとどこかに行ってしまう。
心なし尻具合も不安な気配も感じるし、腫瘍マーカーの結果が悪かったらイヤだな。
腰の痛いのは良くなっているのかどうなのか判然としないし、もしかすると…、という思いも出てきてしまう。

退院して二年にもなろうと言うのに、不安な気分を感じるのはむしろ病院から遠ざかってからのような気もする。

今日の診察は先生も余裕があるのか、先生の方から話を聞いてくれた。
主要マーカーの結果も問題なし、便秘と下痢を繰り返すのはなんともつらいものがあるけども、コントロールの範囲なので「元気です!」と言っていいでしょう。
鼠径脱腸の方は順調に(?)大きくちょっと硬くなってきた感じがするのが気になる。今まで「痛むようなら手術」と言っていて、それは変わらないのだけど「どこかの病院で手術ですね」のような言い方だった。
がんセンターは専門病院なので、鼠径脱腸だったらその専門のところへ行って下さいということなんだろうが、そういうことになったらどこか先生に紹介して欲しいな。
ひらい先生の紹介で行くのと、自分で探して行くのとでは安心感は全然違う。
小児科のジョン君の紹介というのはあるんだろうか…

家を出る時に腫瘍マーカーの数値の変化を見ながら気になったことがあって先生に聞いてみようと思っっていたことがあった。
腫瘍マーカはCEAとCA19-9を使っているけども、浜ちゃんの数字は至って問題なしの数値が続いている。
が、よく見ると、がん摘出手術の前でも後でも数値はほとんど変化していない。
これっていいのかな?
がんがあるときにマーカーが反応して、手術後は反応しなくなって、その状態を維持していれば再発なし、と言うのはわかりやすいけど、手術の前後でマーカーに変化がないということだと、マーカーとして意味があるんだろうか?
って思わない?

手術前後で腫瘍マーカーの数値は大差ないのだけど、いいの?

先生は膵臓だか胆嚢だかにがんができると反応するけど今回は云々…よく聞き取れず、まぁ先生が問題ないと言うなら良いか、ということで。
ダメだねぇ。せっかく疑問に思ったことはちゃんと納得しなきゃ。
診察の録音とネットで調べましょう。


相変わらず背中側の腰が時々痛むのでモーラステープの処方箋を出してもらって終了。
次回の予定を決めるとき、先生が「次は二年目の検査でCTを予約していって下さい」と言った言葉が、何か「2年」が現実味の薄いものに感じさせたのが不思議な感覚だった。

そう、もう2年も経つんだ。
ここまでひらい先生がずっと見てくれていて、当然この先3年もひらい先生に見てもらえると思っている。でも先生にとってはもっとたくさんの患者さんたちを見続けている時間であって、先生は先生で研究や病院での立場などいろいろ変化があるんだろう。この先3年もひらい先生に診てもらうことができんだろうか。
浜ちゃんの場合はもう5年目のゴールに向けて検査を続ける段階だからまだ良いけど、今まさに治療している患者さんにとっては先生が代わってしまうことは不安だろうな。

とにかく、まず先生には元気でがんばって活躍して欲しい。

便秘状態も数日なら都合がよく結構快適だ。
何せ1日のうちトイレに行くという「仕事」をしなくていいのだから
浜ちゃんの場合、便秘状態が末期になるとお腹が苦しくなる。これは普通の便秘と同じ状態なのだけど、晴ちゃんによると末期の浜ちゃんは、すごくイライラして怒りっぽくなるらしい。ピリピリしてるそうだ。…確かに。
そしていよいよ最終段階に達すると、「先生っ!トイレっ!」の状態になってトイレダッシュをするわけだ。
最終段階はごはんを食べている時に到達することが多い。特に朝だ。
最終段階と行っても、最初のトイレは空振りであることが多いことがわかってきているので、しばらくは我慢をしている。この期間が最初の峠。
体を揺らしながら朝ごはんを食べて気を紛らわせている。ピリピリもこの時がピークなのだろう。晴ちゃんには申し訳ないばっかりだ。

トイレに数回行くたびに、「おおぉっ」というほどのモノが出る。
出るのだけども、スムーズに出るわけじゃなく結構がんばっている。がんばると、目の前が黒くなったり赤くなったりする。そのたびに思うのだけど、これを繰り返しているうちにいつか何か起きるだろうな、と。
目の前が黒くなったり赤くなったりする程なので、お腹には相当力を入れている。
力を入れるから腹圧が上がって鼠径脱腸が確実に進行していると思う。何より血圧が急上昇するから脳みそプッツンという事態も考えられるんじゃないか?
年を重ねるに連れてがんばる力が弱くなるとどうなるんだろう。

浜ちゃんはそういう心配ごとに悩んでるわけじゃないのだけど、どうしたらいいのかな、という対策は見つけないといけないなぁと思っている。
鼠径脱腸だけは悪くなることはあっても良くはならないので、本当は悪くなる前に手術をしてしまいたいと思うのだが…。
大事なことのひとつは、プッツンになったり不都合ができたりしても後悔のないような「今」を過ごすことだと思ってる。

この前の土曜日に「来た」時は、すごかった。
両手ではすくえないほど大量に「出た」。
実際にすくってみたことはないけども、ものすごい量で、大腸・小腸にたまっていたもの全部が出てもこれほどはないんじゃないか? と思うほど出てびっくりした。
ところがどっこい、その日の夕方、岩盤浴に行ったトイレでまたまた「出た」。前回ほどではなかったが、どこにあったの?と思うほど大量の第二弾が出た。

大量に出ると、腹が減る。腹が減ったのと、ピリピリ・イライラの後遺症もあって、その後ひっきりなしに食べてしまう。せっかくお腹が軽くなったのに。
子供の頃のように、お腹がすいたけど晩ごはんまでがまん、ということはすっかりしなくなった。お腹の具合を考えて食べればいいんだけど、生活習慣病はなかなか直らないんだよなー。

1月29日(日)チューリップがふくらんできた


小さなふくらみがかわいい!
昨年植えて増えたチューリップの球根たちを植えておいた。やっと1月も終わろうという時期になって、つぼみが出てきた♪
こうしてみるとかわいいもんです。

しっかりした球根とそうでないのとがあるけど、たっくさん増えたので、今度は密集して植えてあります。4〜5月になるとニュキニョキと生えてくるはず。ワクワク♪

2月14日(水)うっちーのお母さんが

うっちーのおかあさんが亡くなりました。
浜ちゃんのがんが見つかったのと同じくらいの頃にうっちーのお母さんにも肺がんが見つかっていて、発見が遅く進行を遅らせるのが精一杯だったようです。
浜ちゃんの場合は進行がんながら一歩手前で見つかり、素晴らしい先生に診てもらうことができて今では手術も過去のことと感じるようにまでなったのに。

うっちーもお父さんも、検査はちゃんとやった方がいい、と何度も言っていたのは、早く見つかってさえいればという思いが強いからだろう。
それは浜ちゃんも大いにそう思う。
多くのがんは早期に発見できれば、今の日本の医療技術であれば十分な対処が可能だ。浜ちゃんが風邪かなと思って病院で診察を受けたから、一歩手前で見つかり、こうして今がある。検査でできることはやっておいた方がいい。
もし、あそこで仕事に忙殺されていたら、今はもういなかったのかも知れない。

うっちーのお母さん、
闘病中はお父さんもうっちーも、そしておかあさん自身も大変だったことをよく聞いていました。お疲れ様でした。
うっちーは今、すごく立派にやっていますよ。
おかあさん、安心して見ていてあげてくださいね。 ご冥福をお祈りします。

2月24日(土)コニままさん オフ会!

コニままさんは関東に住んでいるのだけども、親戚の家に行く途中、名古屋で会いましょうということになった。 浜ちゃんにとってははじめてのオフ会だ。

話が盛り上がらなかったらどうしよう…と心配はあったけど、あまり考えずに集合場所に行くことにした。

奥のテーブルは静か
待ち合わせ場所ですぐに会うことができて、ウェッジウッド・ザ・ハウス オブ ティーでコニままさんファミリーとおしゃべりをしていたらあっと言う間にお昼になってしまった。
コニままさんの直腸がんはステージ1だったのに、肝臓に転移が見つかり4月には二度目の手術をしなければならないそうだ。
直腸がんのあとには腸で通過障害が何度もあって、やっと落ち着いてきたところへ、転移発覚ということで、ショックだっただろうなぁ。
でもコニままさんは明るく元気な人なので、えいっと手術をしてしまえば元気になることでしょう。

ステージ4・余命何月の人が、すっかり元気になってしまうこともあれば、ステージ1なので楽勝♪とか思っていてもコニままさんのようなことになってしまう人もいる。
困った病気ですなぁ。

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