テントを張ってのんびりしていると、
聴いたことのないようないろんな鳥の鳴声、
カエル、ヤモリの鳴声、虫の音がいっぱいだ。
少しづつ、西表島に来ているということを実感出来ます。
暗くなって夜が近づくと、森の中からバサバサッと羽音を立てカラスよりも大きい
ヤエヤマオオコウモリが頭の上を飛び交いはじめます。
ときおり近くの木の枝にぶらさがる。 まるで猿のようだ。
食べると美味しいらしい。
その前にやっかいな大きな蚊が大量に襲来してくる。
油断しているといっぱい刺されて痒くて大変だ。
針が長いのかTシャツの上からもチュウチュウ吸われてしまう。
数ヶ所の蚊取り線香での防衛バリアと虫除けスプレーでなんとかしのぐ。
キャンプ場のあちらこちらで蛍が淡い光を放ってる。
日本最南端の温泉
西表島温泉
大人1200円 子供600円 う〜ん、ちょっと高いなあ〜
けど、温泉好きの僕らは入らないと。
温泉がある高那というところは何にも無い所です。
よくまあ、こんなところで温泉を掘ったなあって感じです。
テレビで見たけど竹富島の沖合いのリーフの裂け目から冷泉が出ていた。
お腹が減った。
パイヌマヤリゾートというホテルに付随して温泉がある。
食事はリゾートホテル内でどうぞということで、
場違いな感じの僕らだが入っていくと、親切に応対してくれた。
食事料金はファミレス程度。 まあ美味しかった。
雰囲気がいいので泊まってみたいものです。
8月は予約がいっぱいだそうです。
レンタカー
レンタカー屋さんが何軒かあって、どこも電話で連絡すると
キャンプ場まで迎えに来てくれます。 もちろん帰りも送ってくれます。
ちなみに僕らは上原にあるサザンレンタカーで何日か軽自動車を借りました。
どの車も恐縮してしまうぐらいきれいな車です。
24時間 保険込みで5000円
味がないって言われればそれまでだけど、携帯電話が通じるのは本当に便利です。
食堂
お気に入りは上原にある『新八食堂』。
そばや定食はどれも美味しいし、
ときおり釣れたてのカツオやマグロの刺身があって安くてたっぷり。
おばちゃんは気分がいいし、手伝ってる姉さんたちもきれいだ。
大富にある『やすみ屋』。
お昼しかやってないけど、ここも美味しかった。
ほかにも美味しそうな料理を出すところがあるようだけど行かなかった。
質素だなあ〜。 次回の宿題だ。
上原のスーパー川満の前にフルーツ無人販売所(奥におばちゃんがいる)があるんだけど、
冷蔵庫に冷えた完熟パイナップルのカット(まるごと1個分)100円が安くてめちゃうまです。
温泉は水着着用で男女一緒に入れる部分、
プール、木の風呂、ジャグジー、露天風呂やまねこの湯とあり、
男女別の裸で入る内風呂と露天風呂がある。
水着で遊べる方は広々していて気持ちがいい。
1人だとつまんないけど、カップル、家族なら1日ゆっくり遊べます。
午前10時前、潮が引いてます。
この干潟を突っ切ります。
最初の予定では西表島のキャンプは
星砂ビーチにある星砂亭キャンプ場でするはずだったが、
たまたま休業で上原のちょっと奥まった所にあるミトレアキャンプ場になった。
テントを含めたキャンプ道具一式は、了承を得て何日か前にキャンプ場へ送ってある。
ミトレアキャンプ場
海からは遠いがそれ以外はほんと快適。
管理人さんが常駐し、トイレ・シャワー・洗面所など施設は綺麗だし
手入れが行き届いてます。
だからといって規則が厳しいわけでもなく、気持ちよくのんびりさせてくれます。
一人1日600円
貸し自転車半日300円 1日500円 これは便利です。
上原へ自転車で遊びに行く時、
民宿マリウドを右に見て過ぎてすぐを左の道に入ると
広大な畑が広がりここは北海道か?
みたいな広々して気持ちの良い所になり、しかもずっと長い下り坂で
風を切って爽快に走れます。
夜、テントで寝ていても外は賑やかだ。
まずはカエルの合唱
ところどころでゲロッ、ゲロッ、ゲロッと単発で鳴いていると
どこからか突然、木魚のような音で元気よく鳴くカエルが現れ、
それまで単発で鳴いていたカエルたちがその音に合わせてテンポよく鳴き始める。
そのうち木魚のような音を出すリーダーカエルがテンポを緩めたりまた速めたりを続け、
いつしか鳴き止むと全体も鳴き止み一瞬の静寂がある。
またところどころで単発でゲロッゲロッと鳴きまた始まる。
コノハズクが森を移動しながらホーッ、ホーッと大きな声で呼びかけあってる。
草むらでガサガサする音が聴こえる。
明け方、まだ薄暗いうちから、
(形容しがたいがピヒョルルルルルルルー)と
綺麗な声でアカショウビンが鳴き始める。
この鳥はヒヨドリよりも大きく全身赤い羽根で覆われて姿も美しい。
カワセミの仲間なのかな?
いつ聞いたかどこで聞いたか忘れてしまったけど、
アカショウビンが家の中に入り込むと災いが起こるという。
アスファルトの道をセマルハコガメが横切っていた。
僕がつかんで持ち上げると、亀は小刻みに震えフーッ!フーッ!と威嚇した。
小さいながらも根性はいってます。
ひよってビビッた僕の負け。
子供づれで泳ぐなら、中野ビーチがいいんじゃないでしょうか。
近いし人が少ないし水もきれいだし。ただ車を駐車する所が無いので自転車で。
大人だけなら、星砂ビーチと月が浜のあいだのウナリ崎がいいかもしれません。
昔は裸でどこででも泳いでいたのですが、
ハブクラゲの存在を知って怖くてやたらのところでは泳げません。
月が浜なんて、ほんときれいな砂浜で泳ぎたいなあ〜って所ですが、
ハブクラゲ出没の立て看板があります。
子供たちにサトウキビを食べさせたくって、
サトウキビ畑の中の道を車で走るが、なかなか人に出会わない。
勝手に引き抜くわけにはいかないし。
風が吹くとほんとにザワワ、ザワワって感じだ。
軽トラを発見!
そして、青年が一人働いていた。
そして助手席のじんちゃんが車から降りて青年に頼むと
快く大きく育ったキビをナタで切り倒し、それをさらに短く切って
エンピツを削るようにカットしてくれて子供たちに渡してくれた。
ありがとう、兄さん!
子供たちが鹿川湾まで歩けるかどうか、ピナイサーラの滝まで予行演習かねて行ってみる。
干潟から歩くなら潮を意識しないといけない。
滝壷の手前に深みがあって水遊びが出来ます。
気持ちいい。
ここでしばらく遊んで、滝ノ上を目指します。
古見の近くの西表野生生物保護センターでは
交通事故で怪我をしたヤマネコが保護されていて
直接見ることは出来ないが館内のモニターでライブ映像が観れます。
また交通事故で死んだヤマネコの剥製や西表の動物たちの剥製が並んでいたり
いろんな資料も充実しています。
お昼寝するなら
大原港の待合所が最高です!
きれいな建物、広くて、静かで、涼しくて。
レンブというフルーツ。
見た目はピーマンのツルっとした感じでいちじくの形に近いような。
味は梨に似ていて食感はサクッとしている。
とても美味しい。冷やすとさらに美味しい。
この果物の木がミトレアキャンプ場の敷地にあって、
美味しそうな実をいっぱいつけている。 好きなだけ食べていいと言ってくれた。
またミトレアでは果樹園もやっていて、傷があって出荷できない完熟マンゴや島バナナなどを
おすそ分けしてもらった。 めちゃ美味しかった。
昼間はたっぷり汗をかいて
夜はローソクの明かりぐらいで、月を見ながら星を見ながらゆっくりとヤエセンを飲む。
水で割ってもお茶で割ってもシークワサで割ってもいけます。
そうそう、キャンプ場の水、意外と美味しいです。
星砂
あの先のマングローブの林の中を歩きます。
干潟の地盤は意外と固くて足を取られることなく快適に歩けます。
マングローブの林を抜けて
川沿いの少し高いところを歩きます。
ちょっとしたジャングル気分を味わえます。
ピナイサーラの素晴らしい滝
僕の大好きな滝です。
滝ノ上は絶景。
飲み水が無くなったので川の水を汲むがちょっと濁りがある。
沸かして飲むことにする。
ここで食事をして、帰りは元来た干潟の道ではなく山の中の裏道を通ってキャンプ場へ戻った。
午後3時半にミトレアキャンプ場に着く。
けっこうバテて疲れたが鹿川湾へ行ける目処はついた。
こんなに大きく育っているけど
収穫期は冬で、まだ甘味が上がってないという。
やさしい兄さん!
サトウキビ初体験の麦。
ガジッ、ガジッとかじりつくと、やさしい甘味が口の中に広がった。
サトウキビをどうやって植えるのかというと
30センチぐらいの長さに切った茎をそのまま横にして土に埋めるだけだった。
すると節の辺りから可愛い芽が出てくる。
にわかに雲行きが怪しくなり、大粒の雨が降ってきた。
どしゃぶりの雨。
テントは開けっ放し、洗濯物は干しっ放し。
あきらめつつミトレアキャンプ場に戻るとテントの出入り口は閉まっていて
洗濯物は雨に濡れない所にたたんで置いてあった。
管理人の姉さんがやってくれた。
何げない心遣いが嬉しいです。
長期に滞在するキャンパーはここミトレアか何にも無い南風見田キャンプ場がいいと言う。
ドラゴンフルーツ
食感も味もキューイフルーツに似ている。
値段は300円ぐらい。 美味しいです。
東京に帰って近くのスーパーへ行ったら同じくらいの値段で売っていた。
とうふちゃんぷるー
食べます!
仲間川近くのやすみ屋のメニュー。
食べたい!
内地で旅しているといつもしつこくされるアブ。
たまたまなのか、今回、八重山、沖縄でアブに出会わなかった。
いるのかな?
ラッキーにもブヨもいなかった。
西表島
八重山広域市町村圏事務組合のロードマップからお借りしてます。
鹿川湾へ