午後4時過ぎから、歩いてニシ浜へ行く。
沖からの風が強く、海面は風波が立ち、水が濁った。
身体が冷えてきてあがったとき、地元の子ども会で泳ぎに来ていた女の子が
ハブクラゲに刺されたらしく大騒ぎになった。
応急処置に酢をかけて、念のために診療所へ向かったようだ。
午後7時15分、
海に沈む夕日と天体観測のために宿の姉さんが車で連れて行ってくれる。
日本最南端の止まれの標識
夕方、自転車を借りてニシ浜に行く。
坂を下るときれいな海が広がっていた。
そして、白い砂浜がずっと続いていた。
次の日、のんびりと起きて自転車を借りて最南端へ向かう。
暑さとなだらかな長い坂道が多くてきつい。
そのぶん下りは気持ちがいいけど。
最南端の海はうねりが強く、岩壁に当たった波しぶきは高く上がった。
海岸沿いの道には民家は一つもなく、あるのはサトウキビ畑だけだ。
石垣島離島桟橋から高速船に乗って約1時間で
有人島日本最南端の波照間島に着く。
安栄観光 『あんえい号』
波照間海運 『ニューはてるま』
の高速船が1日3便づつわずかな時間差で運航されている。
その他、週3回1日1便、『フェリーはてるま』が運航されている。
こちらは料金が安いが片道2時間ほど。
安栄観光の営業所の方が離島桟橋のメインにあってしぜんと入ってしまうので
あんえい号の方が先にチケットが売切れてしまう。
波照間海運の営業所は公衆便所の近くにある。
海が荒れるとニューはてるまは早々と欠航するらしいがあんえい号はしぶとく運航するらしい。
僕らは出港時間近くに行ったためにあんえい号が満席で乗れず、
慌ててニューはてるまのチケットを買うために走った。
大人往復5750円 子供2960円
高速船の揺れ方はまるで飛行機だ。
途中で眠ってしまったのであっという間に着いてしまった。
娘の麦もおとなしいので眠っているかと思ったら気持ちが悪いと言う。
そして、ゲーッと吐く。
港にはニシハマ荘のネエさんが軽自動車で迎えに来てくれていた。
というか船が着くたびに営業を兼ねて港へ来るらしい。
車に乗せてもらったが歩いても辛くない距離に宿はあった。
僕らが泊まる部屋は宿の道をはさんだ、離れのプレハブ小屋。
テレビはあるし、エアコンはコイン式だが付いている。
1泊素泊まり 大人2000円 子供1500円
この宿の面白いところは、炊事場にお米が置いてあり、
それを自分たちで炊いて食べ放題だ。
おかずはてきとうに。
星空観測タワーで車を降ろしてもらい、午後9時半に迎えに来てくれるまで星空を観測する。
迎え時間が午後9時半っていうのがミソで、ほかの宿は午後9時の迎えが多く、
残りの30分はゆっくり観れますよと姉さんが言う。
大人300円 子供150円
簡単なプラネタリウムで春夏秋冬のそれぞれの星空を寝ころがって
録音された星座の解説を聞きながら観て、
屋上に設置されている200ミリの屈折天体望遠鏡と夜空を観に行くが
雲が多くて星が見えない。
こうなると待ち時間が長い。 姉さんに電話を入れて早めに迎えに来てもらおうか。
と思いながらプラネタリウムに戻って寝ころがって時間をつぶしていると
いつのまにか雲はどこかに去ってしまい、360度満天の星空になってしまった。
素晴らしい!
天体望遠鏡で今観れる星雲を観せてくれたり、
双眼鏡で南の空にある16星雲や17星雲を親切に観せてくれたりした。
午後9時を回ると本当に人が少なくなって、星を解説してくれるお兄さんを独占って感じです。
東の空が赤くなると台風が来るよ
夕焼け小焼けの小焼けは日が沈んでから赤くなること
残念ながら海に沈む夕日は観れませんでした
朝9時50分発の『ニューはてるま』で石垣へ
うねりが凄く、船は大きく揺れて波間に入ると窓の外は青い波の壁だ。
船は波を見ながら速度を上げたり減速したり慎重に進んで行く。
時おり船は飛んで、着水の時にガツンとした衝撃がくる。
こんなことを何度もしてたら船は真っ二つにならないかと心配になる。
どうやら台風が発生したらしい。
港の待合所にある食堂のソバが美味しい!