Stripping Shovels
Extrme Mining Machine, Super Strippers

ストリッピングショベルは、ウォーキングドラグラインと供に露天掘り炭鉱の表土(オーババーデン)剥ぎに使われる。
ストリッピングショベルは、1900年に英国のJhon H. Wilson & Co.が開発、1908年のVulcan(K)やGrossmith(3yd3)が続いている。
米国では、Marion 250(3・1/2yd3)が最初の全旋回型として1911年から19台が製造されている。 ビサイラスは対抗機種として 150B(Old:2・1/2yd3)を1912年に開発し、更に225Bを1914年から生産している。
1923年には、560Tonのマリオン350が登場し、ビサイラスとの大型化競争が始まり、たくさんのモンスタが生まれた。  1965年になると史上最大の15,000Tonモンスタ Marion 6360が誕生した。 しかし、1971年のMarion 5900が最後のストリッピングショベル生産となった。 そして、マリオンは1997年にビサイラスに吸収される。
以下に、大型化初期の2機種と、超大型時代の代表的なモンスタ4機種を紹介する。 モンスタは、それぞれ愛称で呼ばれている。
ストリッピングショベルの歴史: 225B Bucyrus 225-B

車体総質量: 300Ton over
バケット容量: 6yd3
製 造:1914〜1923

当時世界最大のストリッピングショベルで、蒸気式と電気式を用意
ベストセラー機となり90台以上を出荷、日本にも呉海軍工廠の敷地造成工事用として大正10年(1922)に輸入

Ph. by Bucyrus International
ストリッピングショベルの歴史: Marion 350

車体総質量: 560Ton
バケット容量: 8yd3
製 造:1923〜1929

世界最大の陸上移動機械として1923年に開発され、1929年までに47台が製造される。大型化競争の幕開けである。    

Ph. by K.Haddock

Marion 5760
 Mountaineer

車体総質量: 2,750Ton
バケット容量: 60yd3
1955〜
   

巨大化したスーパストリッパ、有名なストリッピングショベルMountaineerは、Paul Bunyanのイラストとなっている。


Dimitrie Toth Jr. collection
Ph. by Bucyrus International

ストリッピングショベルの歴史: 3850B Bucyrus Erie 3850-B

車体総質量: 9,000Ton
バケット容量: 140yd3
製 造:1962・64


ビサイラスで製造した最大のストリッピングショベルは、3850Bである。

ストリッピングショベルは、写真のように足下の世話係として、転がってきた転石除去用のホィールローダかドーザを従えている。


Ph. by Bucyrus International

ストリッピングショベルの歴史: 1950B Bucyrus Erie 1950-B
 The Silver Spade
 The Gem of Egypt

   
車体総質量: 7,200Ton
バケット容量: 105yd3,130yd3
製 造:1965・67


1950Bは1965年から2台造られ、1台目がThe Silver Spade、2台目のThe Gem of Egyptも同じ現場に1967年に投入され、1988年まで稼働した。


Ph. by CONSOL Energy,Inc.
ストリッピングショベルの歴史: Marion 6360
 Captain


車体総質量: 15,000Ton
バケット容量: 180yd3, 85Ton
製 造: 1965

史上最大のストリッピングショベルは、Marion 6360
1965年から稼働していたが、1991年に火災を起こし、廃棄処分となった。
尚、1971年以降、ストリッピングショベルは造られていない。 

Ph. by K.Haddock
Ton:米トン(short ton)


建設機械の歴史→ 建設機械史:発明と技術革新
          Bucyrus合従連衡の歴史

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