Cable Excavators
Large Cable Loading Shovels, Electric Rope Shovels, Power Shovels

パワーショベル大型化の歴史: 世界最大のケーブル式積込ショベルは?

ケーブル式ショベルの歴史: マリオン 301M Marion 301-M

バケット容量: 44m3
製造: 1985〜

超大型のパワーショベルは、何れもケーブル式(ロープ式)の電気駆動なのだ。

240Tonダンプトラックに3杯積み。
本機は1995年に下の351-Mにアップグレード。

Ph. by E.C.Orlemann

ケーブル式ショベルの歴史: ビサイラス 495 Bucyrus 495

ビサイラスのオリジナル最大機種

バケット容量: 27〜61m3


Ph. by Bucyrus International

ケーブル式ショベルの歴史: P&H 5700XPA P&H 5700XPA

車体質量: 2,100Ton
バケット容量: 61m3
1991年

このP&Hは、2クローラタイプでは世界最大級。 右のダンプは、Dresser 830E

Ph. by P&H Mining Equipment

ロープ式ショベルの歴史: マリオン 351M Marion 351-M

車体総質量: 1,253Ton
バケット容量: 56yd3, 85Ton
製造: 1996〜


マリオン社は1997年にビサイラス社に売却され、本機はBucyrus 351M-STとして継承された。

Ph. by E.C.Or
ロープ式ショベルの歴史: ビサイラス 595B Bucyrus 595B

車体総質量: 1,300Ton
バケット容量: 57yd3

上記のMarion 351Mは、Bucyrus 351M-STとして継承されたが、1999年に595Bに改称。 写真はCat797に積込中。

Ph. by E.C.O
IZ-KARATEX EKG-1500P
 OMZ group
 バケット容量: 18m3

ロシアのケーブルショベルは旧ソ連圏を市場とし、100t級DTのマーケットであったため、小ぶりであったが、近年大型化の開発が進められている。
写真のDTはBelaz
ケーブル式ショベルの歴史: ビサイラス 795 Bucyrus 795

車体質量: 2,250Ton
バケット容量: 135Ton, 53〜69m3

MINExpo2000で発表されたビサイラス社の構想機種
実現すれば世界最大のローディングショベルとなる。

by Bucyrus International

 → Bucyrus

これらの機種は、積込み用であるが、パワーショベルには遙かに巨大な表土剥ぎ用のストリッピングショベルもあるのだ。


Ton:米トン(short ton)
Caterpillar 7495

Catのビサイラス買収が2011.7に完了し、Bucyrusブランドは消滅してしまった。
誰がCatブランドのケーブルショベルの出来を予想し得ただろうか?
Catブランドの電機ロープ式ショベルの型番は、#7,000シリーズとなり、7,000+旧ビサイラスモデル#となった。

Bucyrus 495 → Cat 7495


Ph. by Cat


  電気ショベルの稼働台数
参考に、世界の主要鉱山におけるディパ容量18m3以上の電気ショベルの稼働台数を下表(2005.12現在)に示す。
主要鉱山での電気ショベルの稼働台数
 北 米  中南米  豪 州  欧 州  ロシア・CIS  アジア  アフリカ  計 
622 283 85 188 177 278 124  1,757


 → 近年のアライアンス
 → Bucyrusアライアンスの歴史

 → ショベル系建設機械の解説

 建設機械の歴史→ 建設機械史:発明と技術革新

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