Draglines
Goliath,  The Giant Dragline

世界最大のドラグラインは?
ドラグラインの歴史: ビサイラス・エリー 4250W 露天掘炭鉱では、超弩級(100m3級)のドラグラインがオーバーバーデン(表土)除去の定番機械である。
1台で掘削・運搬(旋回)・仮置ができ、採掘後も1台で埋戻ができるワンマン機だ。
移動機構からウォーキング・ドラグラインという、まさに歩くのだ。



The Ultimate
  Walking Dragline


   Big Muskie

 Bucyrus-Erie 4250W

バケット容量: 168m3

史上最大のドラグラインで、1969年に組み立てられ、'91年まで稼働した。
ブームトップに立っている2人の人間と比較すると巨大さが判るだろう。

Ph. by K.Haddock

ドラグラインの歴史: マリオン 8900
Marion 8900

バケット容量: 119m3

手前の100t級ブルドーザのD11が小さく見える。
遠方は、Bucyrus-Erie 2570W(73m3)。

Marion社は1997年にBucyrus社に身売り

Ph. by E.C.Orlemann

ドラグラインの歴史: P&H 9020 P&H 9020

P&H社のモンスタは、

最大バケット容量: 92m3
ブーム長: 88〜123m


Ph. by P&H Mining Equipment

Ransome Rapier W2000

Ransomes & Rapier社は、英国のウォーキングドラグライン・メーカである。

最大バケット容量: 24〜34m3
ブーム長: 75〜101m
UZTM ESh 15.90

ロシアのUZTM(Uralmash)のウォーキングドラグラインは、旧ソ連圏が市場である。
独特の軽量ブーム構造に特徴があり、写真はESh15.90のブーム形状の例である。 本機は15m3バケットと90mブームの組合せで、最大機種には、100m3バケットと100mブームのESh100.100がある。

Caterpillar 8750

Catブランドのドラグラインが2011.7に出現、Bucyrusブランドは消滅してしまった。
型番は、W2000を除き、旧ビサイラスモデル#をそのまま引継ぎ、#8,000シリーズに位置付け
Bucyrus 8750 → Cat 8750


Ph. by Cat


  ドラグラインの稼働台数
参考に、世界の主要鉱山におけるバケット容量9m3以上のドラグラインの稼働台数を下表(2005.12現在)に示す。
主要鉱山でのドラグラインの稼働台数
 北 米  中南米  豪 州  欧 州  ロシア・CIS  アジア  アフリカ  計 
346 17 79 45 5 22 42    556


 → 近年のアライアンス
 → Bucyrusアライアンスの歴史

 → ショベル系建設機械の解説

 建設機械の歴史→ 建設機械史:発明と技術革新

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