工事中
W.1.0.2
  History of EarthMovers

 建設機械の歴史: Russeldozer
 建設機械の歴史 :過去から未来へ 
  • 建設機械史 :建設機械誕生の歴史 
              − その発明と技術革新 −
     Epoch making by Invention & Technical Innovation

    古代から建設作業は、牛馬や道具の類を利用していたに過ぎなく、苦渋な作業を続けていた。
    19世紀になって漸くスチームエンジンを搭載した建設機械が出現し、そこから建設機械の歴史は始まると考えられがちである。

    しかし、その発達史を詳しく遡ると、16世紀頃から様々な大掛かりな建設機械の考案と使用記録があり、活躍していたことが分かる。
    18世紀末になると浚渫機械の動力としてスチームエンジンが利用される。
    19世紀に入り小型高圧力の蒸気機関が開発されると、陸上建設機械へ応用され、蒸気クレーン、蒸気掘削機等が大活躍する。
    更に内燃機関の発明により建設機械は躍進し、低圧タイヤ、トルクコンバータ、油圧機器等の発明とともに目覚ましい発展を遂げる。
    その後も建設機械は大型化・油圧化・タイヤ化を進め、80年代からはエレクトロニクス技術を融合したメカトロ化が進行し、自動化・情報化を推進する新しい技術革新が始まった。

    下図は要素技術の発明と建設機械の発展過程を示している。

    建設機械の歴史: 発達と要素技術 (クリックすると拡大表示します。)

    建設機械の歴史として、その技術的劃期(エポック)となる技術革新、要素技術の発明・開発、その背景を含めて技術史的に発展過程を辿る。

    • 95万年前 人類最古の石垣:ソレイヤック遺跡(仏)
    • BC.9000年頃 農耕が始まる(メソポタミヤ)
    • BC.5000年頃 大型建築物でてこの利用
    • BC.4000年頃 大規模運土用の軌条:マルタ島
    • Oldest Egyptian pictures shows Digging of Irrigation canal :灌漑土木の歴史 3200BC.BC.3500年頃から大規模灌漑
      • BC.3500年頃 メソポタミヤ
      • BC.3200年頃 エジプト
      • BC.2500年頃 インダス川流域
      • BC.1800年頃 黄河流域
    • BC.3500年頃 シュメール人が車輪を発明
    • BC.3500年頃 中央アジアで鉄を使用BC.2000年頃のプラウ :農耕(土工)の歴史
    • BC.3000年頃 ピラミッド建設に鉄片を使用
    • BC.2000年頃 エジプトで最古の土工器具の1つであるプラウを使用
    • BC.2000年頃 中国で、ねこ車(一輪車)の発明
    • BC.1500年頃 ヒッタイトの鉄器文化(農機具、武器)
    • BC.1200年頃 ヒッタイトで史上初の舗装道路ヘロンの蒸気機関 :蒸気機関の歴史
    • BC.400年頃 ねじの発明 :アルキタス
    • BC.1世紀頃 巻上機(3〜5本掛け滑車) :ヴィトルヴィウス(ローマ)
    • BC.1世紀頃 ノルウェー型水車、ノーリア揚水車の出現
    • 紀元前後(BC.120頃〜) ヘロンの蒸気機関(蒸気タービン) :Hero

      First excavator : Giovanni Fontana 1420 :掘削機の歴史
    • 1420年頃 最初の掘削機の設計 The right digging scoop


    • 1435年 水中鍬船

    • Floating excavator deshigns by Leonard da Vinchi 1500 :掘削機の歴史1500年頃 フローティング・ドラグライン等、少なくとも5つの掘削機を考案 :Leonard da Vinci




    • Besson dredgerの挿絵:1578年出版 :浚渫の歴史1578年 浚渫用バケットと人力ウインチ:J.Besson




    • Clamshell 1595 :クラムシェルの歴史1591年 Venetian Fausto Veranzio (実名 Wrancic)設計のフローティング・クラムシェル掘削機


    • 1594年 螺旋回転式ポンプの特許:ガリレオ

    • 最初のスクレーパ First Scraper :17th century :スクレーパの歴史17世紀 プラウを改良した最初のスクレーパが出現、木製で人・牛馬で牽引、金属補強したものもあった。
    • 1600年〜1800年代半ば 人・馬力バケットチェーン式浚渫船

    • 1610年 Rollwagon :500Y23セイヴァリの蒸気揚水ポンプ 1698年 :蒸気機関の歴史
    • 1613年 穿孔発破の始まり、フランスベルグ鉱山において、タガネとハンマで1m程穿孔して、黒色火薬を装填して発破した。 :Martin Weigel(独)
    • 1635年 スウェーデンの銀鉱山で初のパウダー火薬による発破採掘が行われた。
    • 1695年 ドニ・パパンが初の蒸気エンジンを試作 :Denis Papin(仏)

    • 1698年 セーヴァリが蒸気機関による鉱山用揚水ポンプ「鉱夫の友 Miner's friend」を開発し、国王の前で実験、特許取得、1907年にこの原理を出版。 :Thomas Savery(英) (発明の背景: 燃料革命による石炭需要の増大が炭坑の排水処理問題を顕在化)
      ニューコメンの蒸気揚水ポンプ 1712年 :蒸気機関の歴史
    • 1712年 ニューコメンがピストンを考案し、セーヴァリの鉱山揚水ポンプを改良して実用化を図り、商業的に大成功する。 しかし、まだ熱効率は悪く、採掘した石炭の1/3をこの排水ポンプに消費した。 :Thomas Newcomen

    • 1718年 Balme(仏)の人力ディパ型浚渫船は、 0.5m3バケットと15.5mポールを装備し、10人掛りで、5m水深から0.7m3/hの浚渫能力があった。ディッパの特許 Dipper 1726 :ショベルの歴史

    • 1725年 馬牽引ローラ:Jakob Leupold
    • 1726年 初のショベル掘削器の設計と特許 :Dubois


      馬力バッケトラダー浚渫船 1734年 :浚渫の歴史
    • 1734年 アムステルダムに馬力バケットラダー浚渫船が出現

    • 1735年(1709) コークス製鉄法の発明:ダービ

      1760年代〜1830年代 産業革命(Industrial Revolution)が起こる。
      工場制機械工業の導入による産業の変革と、それに伴う社会構造の変革のこと。 木綿工業から始まった産業革命は、蒸気機関の利用による動力革命を引き起こし、更に機械工業・製鉄業・石炭業等他の工業部門を飛躍的に発展させた。 その結果、工場制機械工業が成立・発展し、良質・安価な商品が大量生産され、人々の生活を大きく変えていく。

    • 1765年頃 独人鉱山技師が運土用軌道ワゴンを設計、英国のニューキャストルで紹介、軽便軌条の先駆となる。Steam Engine :Watt :蒸気機関の歴史
    • 1765年〜 ワットの蒸気機関 :James Watt
      • 1765年 ワットがニューコメンの蒸気機関を大改良し、シリンダーと冷却器を分離して、熱効率を改善。
      • 1781年 ワットがピストン運動から円運動への転換に成功。 これにより、蒸気機関があらゆる機械の動力源に利用されるようになる。
    • 1769年 初の自動車をキュニョが発明、ボイラをフロントに備えた前輪駆動の蒸気駆動車。N.J.Cugnot の蒸気自動車: 壁に衝突寸前、二人掛で操舵、制動中の様子 :蒸気機関の歴史 1769 時速9km/hで走ったらしいが、フロント過重のため操向(ステアリング)困難で、パリ市内を試運転中に壁に衝突、初の交通事故をも起こす。 2号機はフランス軍の委託を受けた大砲牽引用トラクタ「ファルディエ号」 :Nicolas-Joseph Cugnot(軍事技術者、元仏軍工兵士官)

    • 1770年 R.L.エッジワースがクローラ特許
    • 1775年 仏のトレサゲが砕石舗装工法を考案
    • 1789年 英のジェソップがフランジの付車輪を考案する。
    • 1796年 モーズレー式旋盤
    • 1796年 世界初の蒸気掘削機である4本アームのディッパ浚渫船をGrmshaw(英)が開発、動力は4馬力Boulton & Watt蒸気機関。

    • 1799年 ボルタが電池を発明 :A.Volta(伊)
    • 1800年代 トレビシックが小型高圧蒸気機関を開発し、車両等の動力に用いる :Richard Trevithick(英)元鉱山技師
         R.Trevithickの蒸気自動車 Puffing Devil :蒸気機関の歴史 1801 トレビシックの蒸気機関車 1804年 :蒸気機関の歴史 トレビシックの蒸気駆動のバケットラダー浚渫船 1807年 :浚渫船の歴史
      • 1801年 蒸気自動車"Puffing Devil"を試作
      • 1804年 初の蒸気機関車"Penydarren号"の試運転に成功
      • 1807年 蒸気駆動のバケットラダー浚渫船でテームズ川を浚渫
      • 1813年 初の蒸気ピストンドリル(回転鑿岩機)を発明

    • 水陸両用掘削機: Oliver Evans 1804年 :掘削機の歴史1804年 水陸両用の掘削機を水車製作者Oliver Evans(米)が開発し、フィラデルフィア港で多年活躍した。
    • 1807年 フルトンの実用外輪蒸気船クラモント号がハドソン川を240km遡航 :Robert Fulton(米)

    • 1814年〜 実用蒸気機関車の開発:R.Stephenson(英)
      • 1814年 スティーブンソンがトレヴィシックの蒸気機関車を改良して実用化
      • 1825年 スティーブンソンの蒸気機関車「ロコモーション号」が18km/hで走行The Rocket 1829年 :蒸気機関の歴史
      • 1830年 スティーブンソンの商業蒸気機関車「ロケット号」がマンチェスタ〜バーミンガムを40km/hで走行。
        → これ以後、イギリスを中心にヨーロッパ大陸・アメリカ大陸でも鉄道網が急速に拡大し、鉄道時代に入る。(交通革命)
    • 1818年 シールド工法を開発 :Sir Marc Isambard Brunel(仏)
           1825〜43年のテムズトンネル工事に適用

    • 初のスチームショベル Otis Shovel 1838 :ショベルの歴史1821年 ファラデーがモータ(電動機)を発明 :A.Faraday
    • 1827年 バケットラダー式エキスカベータの特許:P.Valcourt(仏)

    • 1832年 ピクシイがダイナモ(直流発電機)を発明 :H.Pixii(仏)
    • 1837年 クローラ(Tracked Vehicles)は、1770年から19世紀末迄に、100以上の特許が出されているが、最初の自走式実機クローラ J.Heathcoat tracking vehicleの試験運行を実施
    • 1838年 蒸気ショベルをオティスが発明 :W.S.Otis
    • 1839年 米国のチャールズ・グッドイヤーが天然ゴムの加硫法を発見し、強靱な弾性ゴムが誕生した。 近代ゴム工業の始まりは、高分子工業の誕生でもあった。

       
    • 1841年〜 英国で農業用移動式(馬牽引)蒸気機関が造られ、45年からClayton & Shuttle-worth商会が商業ベースで生産し、56年迄に2200台を生産。
    • 1843年 錬鉄製蒸気船グレートブリテン号(98m、3,018t)空気タイヤ: R.W.Thomson :タイヤの歴史 :ブルネル
    • 1845年 空気タイヤのアイデアをR.W.Thomson(英)が特許
    • 1847年 水圧シリンダクレーン:W.G.Armstrong

    • 1856年 初のソリッドゴムタイヤの作成:米
    • 1856年 クラッシャの発明自走式に改良された農業用可搬蒸気機関(Clayton & Shuttle社製) :蒸気機関の歴史
    • 1857年(1859) 水圧駆動鑿岩機を開発
    • 1859年 農業用移動式蒸気機関(Clayton & Shuttle-worth商会製)を T.Avelingが減速機を付け、チェイン駆動で自走式に改良、62〜63年にClayton & Shuttle-worth商会が製品化
    • 1859〜1869年 スエズ運河工事(7,500万m3
      • 1861年 スエズ運河の掘削本格化、2万人の人海戦術
      • 1865年 スエズ運河:機械化で工事が急速に進展

    • 1860年 内燃機関と自動車を発明 :ルノーアル木製ラダーエキスカベータ A. Couvreux(仏) 1860 :掘削機の歴史
    • 1860年 ラダーエキスカベータの実用化 :Alphonse Couvreux(仏)
    • 1860年代 バケットチェーン式浚渫船の蒸気化

    • 1861年 落下水圧力を利用した圧縮空気鑿岩機を実用化し、モンスニュートンネル工事(アルプス初の鉄道トンネル)で使用、 掘進速度を月進180mへ飛躍的に向上させた。 :Germain Sommeiller(伊)蒸気ローラ Lemoine steamroller : Oppermann's technical magazine 1861 :ローラの歴史
    • 1861年 初の蒸気ローラの発明(1859年特許)と運転報告:Lemoine(仏)
    • 1862年 蒸気式タンデムローラ(5hp、17.5t):Ballaison
    • 1862年 シュー付車輪:B.Boydell
    • 1866年 ノーベルがダイナマイトを発明、ニトログリセリンを珪藻土に吸収させる :Alfred Nobel
    • 1867年 ドラグサクションタイプのポンプ浚渫船:バザン(仏)世界初のクローラ車の製造 :G.Minnis 1869 :トラクタの歴史
    • 1869年 George Minnisがクローラ車(Tracked Vehicles)を試作(最古の実機写真)

    • 1872年 ガスタービンの発明((独)
    • 1874年 カッターサクション式浚渫船
    • 1875年 2本チェーンのクラムシェルの発明: William Dent Priestman
    • 1876年 4サイクル機関の発明 :オットー(独)
    • 1877年 グレーダ特許、現代グレーダの予告 :American Champion
    • 1878年 車輪スクレーパ
    • 1878年 ロードグレーダ
    • 1879年 電車の製作 :ジーメンス(独)
    • 1879年 電灯の発明 :エジソン
      フレスノ・スクレーパ Scraper 1883 :スクレーパの歴史
    • 1880年 TBM :Beaumost
    • 1880年 Link-Belt Machinery Co.創立 
    • 1883年 フレスノ・スクレーパの特許 :Fresno
    • 1884年 ドリルワゴンの特許 :W.L.Saunders(米)
    • 1884年 作業船2本スパットの特許
    • 1884年 蒸気タービン:チャールズ・バーソンズ(英)
    • 1884年 初の全旋回蒸気ショベルをWhitaker(英)が開発、マンチェスタ運河工事に投入

    • 1885年 可変リーニング車輪を備えた牽引式グレーダをアダムスが発明 :J.D.Adams
    • 1885年 世界初の掘削機競技会(パナマ運Daimlerの1886年製ガソリン自動車 :内燃機関の歴史河用のバケットラダー掘削機)
    • 1885年 ガソリン自動車の試作:ダイムラ、ベンツ(独)

    • 1886年 ダイナマイトの発明 :A.Nobel
    • 1886年 電気溶接の発明(米)
    • 1886年 米国初の全旋回式ショベル Osgood Shovel No.6: John Howe :500Y52全旋回式ショベル Wilson shovel 1887 :ショベルの歴史
    • 1887年 全旋回式蒸気ショベルをJ.H.Wilson & Co.(英)が販売、マンチェスタ運河工事で他の96台の蒸気ショベルと供に稼働。 :500Y,SS15
    • 1888年 空気タイヤをJ.B.Dunlopが自転車用に開発

    • 1890年 焼玉機関の発明Disel 1887年 :内燃機関の歴史
    • 1890年 坑内用電気ロコ:ハンガリ

    • 1892年 ディーゼル機関の発明、ガソリン機関よりも熱効率がよいディーゼル機関の基本原理の論文を発表、翌年特許。 1897年に25馬力の実機を公開 :R.Disel(独)

    • Oil Engin 1892年 :内燃機関の歴史1892年 初の実用内燃機関(compression-ignition engine:7馬力オイルエンジン)をホーンズビ・アクロイド社が開発、 :Hornsby-Akroyd社



    • 全旋回ショベル Thew shovel 1895 :ショベルの歴史1895年 自動車用空気タイヤをミシュランが開発。
    • 1895年 全旋回式ショベル(ショベルの原型)を開発 :O.C.Thew,

    • 1896年 世界初のトラック(1.5t積) :ダイムラ、ベンツ(独)

    •  初のバックホウ Vulcan Steam shovel 1896 :ショベルの歴史1896年 初の蒸気バックホウを開発するも、実用化には更なる改良の必要性が認められた。 :Vulcan Steam Shovel Co. Barnhart style"AA" "Back-acting Shobel"



    • Menck & Hambrock's Patent-Two-chain  Clamshell Excavator 1896年 :ショベルの歴史1896年 Priestmanのクラムシェルを改良した2ドラムのクラムシェルの特許:Menk & Hambrock's




    • 20hp Hornsby Oil Tractor 1896年 :トラクタ歴史1896年 内燃機関をトラクタにホーンズビ・アクロイド社が初搭載、1897年にオーストラリアに3台輸出 :Hornsby-Akroyd社


    • 1900〜15年 初の実用クローラ車を200台生産 :Lombard Log Hauler :500Y75
    • 1901年 初の蒸気機関トラックタイプ(T.T.)トラクタの開発 :A.O.Lombard初のドラグライン Page Dragline 1904 :ショベル系の歴史

    • 1903年 初の電気ショベルを開発 :Thew Lorain Shovel Co.
    • 1904年 ドラグラインをページが発明 :J.W.Page Osgood No.15 :500Y53,75


      ホルト社のクローラ・トラクタ Holt crawler tractor 1904 :トラクタの歴史
    • 1904年 キャタピラ(無限軌道)の誕生 :Holt社(Caterpillar社の前身)が round-wheel Holt Engine No.77 の車輪をクローラに転換


      本格的なクローラ車 Full Track-Laying Vehicle:D.Roberts 1904 :トラクタの歴史
    • 1904年 補助前輪なしのクローラ車(Full Track-Laying Vehicle)をロバーツが開発 :D.Roberts(英)


    • 1906年 ホルト社初の内燃機関 トラックタイプ・トラクタを開発、1908年から販売 :B.Holt Holt 40初の内燃機関トラック・トラクタ Holt 40 :トラクタの歴史

    • 1907年 シープフートローラ
    • 1907年 コンクリートポンプの初の特許((独)
    • 1907年 モービルクラッシングプラントの特許、1921年には実機が製造が確認できる。

    • 1908年 T型フォードで自動車の大量生産システムを開発 自動車製造に流れ作業を導入し、大量生産と低価格化に成功、1500万台以上を製造 :フォード(米) 

    • 1912年 初のクローラ式パワーショベルを開発
    • 1912年 初の大型スクレーパ Cat Land Leveller :500Y82
      ドラグラインのウォーキング機構 Monighan model 1-T :ショベル系の歴史 1913
    • 1913年 歩行式ドラグラインの発明
            :Monighan Machine Co.
      Model 1-T
    • 1913年 コンクリートポンプの特許 :Cornell Kee(米)

      ガソリン・ショベル P&H 210 :ショベル系の歴史 1914
    • 1914年 初のガソリンエンジン・ショベルをP&Hが開発 :P&H 210
    • 1914年 パナマ運河(1億8,000万m3)開通

    • 1918年 初のゴムタイヤ装着トラッククレーンを開発:Lorain

      初のモータグレーダ Allis-Chalmers 6-12 "Motor Hi-Way Patrol":1919
    • 1919年 モータグレーダ用2輪トラクタModel 6-12をAllis-Chalmersが開発し、初のモータグレーダとなるGalion"Light Premier"とRussell"Motor Patrol No.1"に提供

    • 1922年 "Mountain Mover" 4.6m3
    • 1922年 コンクリートポンプの開発、吐出量15m3/h、水平圧送距離150m、同垂直距離23m :Rex社(米)初の排土板 LaPlant-Choate :ブルドーザ史  1923
    • 1923年 ブルドーザ用排土板(スキッド式)をLaPlant-Choateが初めて工業生産
    • 1923年 低圧タイヤの開発
    • 1924年 初の自走式スクレーパ(5テレスコボウル)、18t, 1.6km/h :R.G.LeTourneau
    • 1924年 Ingersoll Randがドリフタ X-70を4輪スチール製ワゴンに搭載して、ワゴンドリル Wagon Drillと称して販売
    • 1925年 ベスト社とホルト社が合併し、CAT社を設立
    • 1925年 初の油圧ドーザブレードを開発 :LaPlant-Choate

      Cat Sixty with PCU :ブルドーザ史 1928
    • 1928年 RusselをCATが買収
    • 1928年 トラクタ用ケーブル・コントローラPCU(Power Control Unit)をルターナが開発
      以降、ケーブル式のブルドーザ、スクレーパ、ルータ等の開発に繋げ、CAT社等各社のトラクタに装着する。
    • 初のタイヤ装備モータグレーダ Cat No.10 "Auto Patrol" :グレーダの歴史1931年 初の空気タイヤ・モータグレーダをキャタピラー社が開発 :Caterpillar "Auto Patrol"




      ディーゼルトラクタ CAT Disel 60 :トラクタの歴史
    • 1931年 初のディーゼルT.T.トラクタをキャタピラー社が開発 :Caterpillar Diesel 60




      LeTouneau Rooter:ブルドーザ史 1931
    • 1931年 ルータ(牽引式リッパ)をR.G.LeTourneauが開発


    • 1931〜35年 フーバダム工事

      初のキャリオールスクレーパ LeTourneau A : スクレーパの歴史 1932
    • 1932年 初の牽引式スクレーパをルターナが開発、通称”キャリオール” :R.G.LeTourneau model-A "Carryall"


    • 1933年にブルドーザ、アングルドーザの特許を取得 :R.G.LeTourneau
    • 1933年〜 F.D.ルーズベルト大統領によるニューディール政策
    • 1933年 プロクターが締固め理論をENRに発表。:Proctor初のOHトラック Euclid 1Z "Trac Truk": ダンプの歴史 1933


    • 1933年 現代型オフハイウェイ(OH.)トラックのプロトタイプをユークリッドが開発、'34年にフィールドテスト :Euclid Road Machinery Co. 1Z  "TracTruk"


    • ボトムダンプ Euclid 1ZW :ダンプの歴史 19331933年 ホイルトラクタ+ボトムダンプワゴンのプロトタイプをユークリッドが開発、公式発表は '34年 :Euclid Road Machinery Co. 1ZW

    • 1934年 スクリュコンプレッサの原型を発明 :Lysholm(スウェーデン) 
    • 1934年 ヨーロッパでBHE
    • 1935年 TVA(テネシー川流域開発公社)設立初のモータスクレーパ LeTourneau model A :1938
    • 1938年 初のモータスクレーパ ”ターナプル”をルターナが開発 :R.G.LeTourneau Model A "Tournapull"

    • 1943年 スクレープドーザは、1938年からスクレープドーザ SR43の開発 :1943開発が進められ、幾つかのプロトタイプ(SR39)の試作を経て、SR43をDr.H.Cordesが1943年に開発。 ブルドーザとスクレーパを融合し、シャトル運転が特徴。 欧州の気候に適合させた機種で、量産は1953年になって、メンク社がSR53として生産。 日本でも後年、日車がライセンス生産。 ボウル容量:6.5m3: :Scrapedozer SR43


      初のタイヤドーザ Tournadozer T200 :1945
    • 1945年 初のホイルドーザをルターナが開発 :LeTourneau "Tournadozer" T200 量産型は1947年からのC-type


    • 1946年 デジタルコンピュータの発明 :モークリとエッカート

      初のホィールローダ Hough HM : ローダの歴史 1947
    • 1947年 4輪駆動リアエンジンの油圧式ゴムタイヤ・ホイルローダをホウが初開発 :Hough HM




    • 初のトルコン装備トラクタ Allis-Chalmers HD-19(プッシュドーザ) :トラクタの歴史 19471947年 初のトルコン駆動の大型トラクタをアリスチャルマが開発 :Allis-Chalmers HD-19




    • パワーシフト装備のモータスクレーパ B29 Tournamatic transmission :スクレーパの歴史 19471947年 モータスクレーパ Tournapull にパワーシフト(Tournamatic transmission)をルターナが初装備 :LeTourneau Model B
    • 1948年 ラジアルタイヤの開発:Michelin
    • 1948年 トランジスタの発明 :バーディン、ブラッティン、ショックレー
    • 1948年 世界初の全油圧ショベルを開発 :Carlo & Mario Bruneri :500Y134初のツインモータスクレーパ Euclid 51FDT-15SH :スクレーパの歴史 1949

    • 1949年 初のツインエンジン・モータスクレーパ(パワーシフト)をユークリッドが開発 :Euclid 51FDT-15SH




      ポクレン初の油圧ショベル Poclain TU :ショベルの歴史 1951
    • 1951年 ポクレンが牽引式の油圧ショベルを開発 :Poclain TU




    • 初のエレベーティング・スクレーパ Elavating Scraper :スクレーパの歴史 19521952年 ハンコックが初のエレベーティング・スクレーパを開発 :Hancock self-loading scraper



      ターボチャージヤの初装備 D9D Turbo :トラクタの歴史 1954
    • 1954年 ブルドーザにターボチャージャをキャタピラー社が初装備(40%の小型化を実現) :Caterpillar D9



    • デマーグ初の油圧ショベル Demag B504 :ショベルの歴史 19541954年 デマーグが全油圧ショベルを開発 :Demag B-504

    • 1954年 クローラドリルの開発
    • 1954年 ダウンザホールハンマの開発 :A.Stenuik

      モータスクレーパ Euclid TS-18 :スクレーパの歴史
    • 1954年 初のオーバハング・ツインモータスクレーパをユークリッドが開発 :Euclid TS-18


      初の湿地ブルドーザ NTK4 :ブルドーザの歴史 1954
    • 1954年 三角シューを考案し、湿地ブルドーザを開発 :日特NTK4


    • 1955年 現代型トラック・ローダの開発 :Caterpillar 933, 955, 977
    • 1955年 ローダ用Zバーローダリンケージを考案
            : International Harvester/Hough
      初のアーティキュレート・ホイルローダ Euclid 3UPM :ローダの歴史 1956
    • 1956年 アーティキュレート式ホイルローダをユークリッドが開発 :Euclid Division 3UPM
      1958年からフィールドテスト、量産型は1961年のL-20



    • 1956年12月 現代オフハイウェイ・トラックの原型となるOHトラックの原型 LeTourneau-Westinghouse Haulpak LW30 :ダンプの歴史 1956ルターナ:ウエスティングハウスのホールパックを鬼才 Ralph.Kressが設計。 低重心、V型傾斜ベッセル、オフセットキャブ、逆傾斜ウィンドウ、エア油圧サスペンション(hydrain)等の革新的なデザインを以降の殆どのOHトラックが踏襲する。 :LeTourneau-Westinghouse Haulpak LW30



      初のローダバックホウ Case 320 :ローダの歴史 1957
    • 1957年 ローダ・バックホウを完成品としてケースが初の製品化 :Case 320
      (ローダ・バックホウ・アタッチメントとしては、JCB
      が農業トラクタ用を1954年、既に発表済み)



      初のディーゼル・エレクトリック駆動 LeTourneau L28 :スクレーパの歴史 1958
    • 1958年 電気駆動ホイルモータをルターナが開発。 ディーゼル・エレクトリック駆動(各輪駆動モータ) :R.G.LeTourneau L28


      初のフロントリフトアームのホイルローダ Cat 944 :ローダの歴史 1959
    • 1959年 初のフロントリフトアームのホイルローダをキャタピラー社が開発 :Caterpillar 944



    • 1961年 初の電気駆動式のOHトラックをWABCO(109t積)が開発?(未確認)

      CAT 769 :建設機械史 1963
    • 1963年 オイルディスク・ブレーキをキャタピラー社がOH.トラックに初採用 : Cat 769




    • 初の電気駆動OHトラック Unit Rig M85 :ダンプの歴史 19641964年 初の電気駆動OHトラックをユニット・リグが開発 :Unit Rig M-85 "Lectrahaul"


    • 1965年 油圧テレスコブームのトラッククレーンを初開発 :Grove(米)

      初のアーティキュレートダンプ Volvo DR631 :ダンプの歴史 1966
    • 1966年 現代のアーティキュレートダンプ
      (四駆:
      後輪伝達駆動)をボルボが開発 :Volvo BM DR631
    • 1967年 初のアーティキュレート式モータグレーダをディアが開発 :Deere JD-570
    • 1968年 ラフテレーンクレーンを開発 :Bendini

      初のマイニング油圧ショベル Poclain EC1000 :ショベルの歴史 1970
    • 1970年 ポクレンが世界最大の鉱山用大型油圧ショベルを開発 :Poclain EC1000
      5m3バケット、140t, 780hp
    • 1970年 油圧ドリフタの実用化 :Montabert(仏)
    • 1972年 200Ton超のOH.トラックをワブコが開発 :WABCO 3200
      初のハイドロスタティック・トラクタ Deere HST-T.T.T. :トラクタの歴史 1975
    • 1975年初のHST(ハイドロスタティック) トラクタをディアが開発 :Deere ブルドーザJD-750、 トラックローダ755
    • 1978年 新機軸の(ハイスプロケット、コンポーネント化とボギー機構)のブルドーザをキャタピラー社が開発 :Cat D10
    • 1978 GPS衛星打上げ
      500Ton油圧ショベル Demag H485 :ショベルの歴史 1986
    • 1986年 初の500Ton超の油圧フロントショベルをデマーグが開発 :Demag H485

    • 1995年 初の300Ton超のOH.トラック930E を開発 :Komatsu-Dresser
    • 1995年 CATがGPS無人ダンプ(777C)の走行試験(往復3.7km)をテキサスの採石場で開始シングル・リフトアームのホイルローダ CAT 992G :ローダの歴史 1997
    • 1997年 シングル・リフトアーム(グレートアーム)のホイルローダをキャタピラー社が開発 :CAT 992G



    発明・開発の時期は公表の年だが、調査資料によって多少ブレがあるので、複数の資料から妥当と思われる年を採用。 ピンク色は要素技術の発明・開発時期。
     Ton:Shot ton(米トン)、 t :metric ton


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