Bulldozers

ブルドーザ大型化の歴史: 世界最大のブルドーザは?

D9試作機 CAT D9X Pilot

D9は1946年から開発が進められた。 写真は初期の試作機で、ラジエータを後部に備えている。
裏写真は1954年に造られたプロトタイプ10台のうちの1台、エンジンはD353であるが、ターボチャージャはまだ未装備。 翌55年に初のターボ装着トラクタとしてD9Dがデビュする。


Ph. by ECO
ユークリッド TC-12 Euclid TC-12

GM Euclid divisionは、1955年に世界最大のトラクタを携えてクローラトラクタ産業に参入。 左右2分割フレーム車体が特徴で、独立オシュレーション。

 エンジン:Twin GM 6-71
 出力:402hp


 
Ph. by ECO
ブルドーザの歴史: Allis-Chalmers HD-41 Allis-Chalmers HD-41
  70Ton, 524hp

1963年のRoad showで、世界最大のブルとしてデビュー。 日本にも輸入された。
アリス・チャルマーのトラクタ部門は、'74年にFiat-Allis joint ventureとなり、1982年に社名をFiatallisと変更し、HD41-BをFD-50と改称。 しかし、'80年代の市場軟化で1989年に北米での生産を中止した。
 
 Ph. by Haddock
ブルドーザの歴史: プッシュドーザ :CAT DD9 Caterpillar DD9

モータスクレーパの積込時間短縮のために、米国では従来からタンデムプッシュがよく行われていた。
このニーズからタンデム連結のQuard-Track D9Gが1964年に生まれ、1968年にDD9Gと改称、1974年にDD9Hにモデルチェンジして、D10の登場まで活躍した。

 Ph. by ECO
ブルドーザの歴史: CAT SxS D9 Caterpillar S×S D9

大型ブレードの要求には、サイド・バイ・サイドが1969年に SXS D9Gとして生まれ、1974年に SXS D9Hにチェンジし、1977年のD10の登場まで続いた。

 SXS D9G:: 770fph
 SXS D9H: 820fph


 
Ph. by ECO
ブルドーザの歴史: ハイスプロケットD9 CAT DXX?

CAT社も大型化の要求に応えるべく、D10の研究開発を1969年に着手、写真はD9Gをベースにハイスプロケットを試験研究中のもの。


Ph. by ECO
ブルドーザの歴史: D10 Caterpillar D10

1978年、D10が衝撃のデビュー
ブルドーザの概念を変えた新機軸のブルドーザの特徴は、700hp、ハイドライブ・スプロケット、ピボットシャフト、ボギー機構を備え、トランスミション、ファイナル等をコンポーネント化、 1973年に最初のプロトタイプ。
 

Ph. by CAT
ChTZ T-800(T-75.01)

  
車両質量: 106t
   出 力: 820hp

ソ連の最初のトラクタ製造の50周年記念として、1983年に世界最大となる T-800が発表された。

ACCO ACCO

史上最大の180Tonモンスタブルドーザ、リビアのプロジェクト用に伊で、1980年代前半に製作された。
Catのエンジンとトランスミッションを搭載、2エンジン、1300hp


Ph. byY.LeCadre
ブルドーザの歴史: D575A-3 SD Komatsu D575A-3 SD
現役で世界最大の超大型ブルドーザ、168Ton, 2001

旧モデルのD555Aは、CONExpo1981 in Houstonで、ハイテク・コンセプトモデルとして衝撃的に発表された。

 Ph. by Komatsu

ブルドーザの歴史: CAT D11R CD Caterpillar D11R CD

超大型ブルドーザとして、出荷台数ダントツのD11の特別仕様車

Carry Dozer, 850hp
1997〜


 Ph. by .lkw_stefan.

→ ブルドーザの解説
→ 日本ブルドーザ史

建設機械の歴史 → 
建設機史:発明と技術革新

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