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パラオ旅行記
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 出発
名鉄セントレア駅
セントレアへ向かいます 平日の気配ですね
セントレア出発ターミナル
いよいよ出発ターミナルへ
青ヶ島
グアム行は珍しく予定より早い出発
駐機場
薄曇の空 コンチネンタルの飛行機(一番奥!)

いよいよ出発の朝。
排便ペースが想定より遅れて、ちょっとお尻がムズムズする感じだが、天気は上々で出発にはいい感じの日だ。

木曜日を出発日にしたので、空港まで世間は通勤時間で、なんだがちょっと申し訳ないような、ウキウキ「いいでしょ」みたいな気分だ。

大きなスーツケースで混んでいる時間に移動するのは体力的にも精神的にも負担があるかと予想していたが、ピークを少しずれた時間だったからか、席にも座れたしスムーズな移動だった。

飛行機のチケットはマイレージサービスのためEチケットを使う。
このEチケット、家のPCで印刷して持って行くもので、印刷されたバーコードがチケットそのものになる。
今までの旅行は航空券を持っていたり、空港にある旅行会社のカウンタでバウチャーと航空券を交換したりということで、航空券を持ってカウンターに行くのが普通だ。
ところがEチケット、「家で印刷しただけの紙」で飛行機に乗れちゃうのがすごい、というか、カウンターで「このバーコードじゃダメですね〜」って言われたらどうしよう!? と、初めての経験にドキドキだった。

そんなドキドキ気分に気づかれることもなく、サクサクと手続きが済み荷物を預づけ、ボーディングパスを受け取った。
おぉ♪ IT技術はすごいねぇ〜

手荷物検査や出国審査などいつもの手続きをして、あらよっと思った時には機上の人となってました。

席は指定通りの場所で、窓の外を見ていると、御前崎と富士山が見えた。秋になって空気が澄んできているからか、きれいに見える。

飛行機が南に進路を取り、窓の外にも見るものがなくなり、時々ウトウトしていたら、海の真っ只を飛んでいた。見るとぽっかりと浮かぶ島が見えた。
広い海の真っ只中にある島、これぞ絶海の孤島というような島だったので写真を撮っておいた。
帰ってから Google Earth で探してみたら、「青ヶ島」だった。

青ヶ島は伊豆諸島の南端の島で、お隣は八丈島だ。
お隣と言っても70Km離れているし、伊豆諸島と言っても伊豆の先端下田から300Km以上離れている。

地図を見てみると九州くらいの緯度にあるし、親潮と黒潮がぶつかるあたりでもある。青ヶ島へは八丈島から船が出るらしいが定期船のくせして予定通りに運行されるのは半分くらいとか。それだけいつも海が荒れているということだと思うが、すごいところだ。
面白いのは、青ヶ島の役場の住所は「東京都青ヶ島村無番地」
人口214人というくらいだから、番地なんか無くたっていいよね。



富士山がきれいに見えました

白雲の向こうに絶海の孤島青ヶ島を発見!


 グアム乗り継ぎ

昼食になる機内食は軽めのサンドイッチ?

グアム空港は熱帯の雨でした

グアム乗り継ぎはフードコートで待て!

ヒマなんでジョギング 意外と気分良い

機内食でサンドイッチ?がサービスされ、今回もおいしく食べた。
飛行中はゲームのドラゴンクエストで遊んでいた。遊んでいたと言っても、グアム・ヤップでの乗り換えの待ち時間にボスキャラをやっつけ、ゲームのエンディングを見るつもりだったので、ちょっとゲームが遅れ気味。機内でも一生懸命ボタンを押していた。

と、高度を下げると言うアナウンスが耳に入り、程なくして、窓から海岸線が見えた。
グアムはスコールの後なのか、雨だったのか、濡れていた。まだ機内にいるのに、何かミクロネシアの湿度の高い、もわんとする気配を感じた。
ちょっと疲れたかな、くらいのちょうどいい飛行時間ではある。

グアムでは飛行機を一旦降りて、空港ターミナルに入る。
グアムはあくまで経由地で、空港の外には一歩も出ないし、時間的にも全く出られない。
それなのに、なぜか、グアム(米国)への入国審査を受ける。

アメリカ本土に入るときと同じ EDカード(I-94W) を書き、入国審査の列に並ぶが、同じ飛行機から降りた人たちと、東京やいくつかの都市から来た人たちと一緒だ。
入国審査のブースはたっくさんあるのに、開いているのは10個くらい。911テロ事件以来のアメリカ入国で、初めて見る新システムが見える。

今までと同じようにパスポートを差し出すところまでは同じだが、指紋を取る装置がある。右手の5本の指の指紋を取る入念さに加えて、カメラで写真まで取る。浜ちゃんのパスポートはICチップ入りなので、サクサクと進むのかと思いきや、機械のペースで事が進むようになって、1人あたりの時間が長くなった。
テロのおかげでシステムの不便さが増したわけだ。

入国審査が終わると、今度はそのまま出国審査(?)の列がすぐそこにあって、なんとこちらは、台帳を見ながらパスポートと見比べて乗り換え客のチェックをしているではないか! それもなんとおばちゃん2人だけで。

それを通過すると、また列があって今度は手荷物検査。名古屋でチェックして以来ずっと飛行機に座ってただけなのに、なんでまたぁ… と、行列・待ち時間にちょっとイラついてしまう。


晴れて手続きが終わると、あとはひたすらパラオ行きの飛行機の出発時間待ちだ。
名古屋から来た飛行機は、グアム行きの人はここで降り、ヤップ・パラオ行きの人はここで乗り継ぐわけだ。
だとすれば、次の飛行機はがら空きかな、と思ったら、どうも日本各地から来た飛行機も一緒に到着していて、同じようにパラオ行きで乗り継ぐ人たちがたくさんいるらしい。

搭乗ゲートに慌てて行っても座ってるしかないので、フードコートで時間つぶしをすることにした。なんだか疲れてしまっている。
フードコートには「スパムおにぎり」が売られていて、小腹が空いたので食べてみたら、これがなかなかおいしい♪ スパムだけではかなり塩辛いと思うのだけど、この塩味と素で握ったおにぎりが合うのだ! スパムの形が小判型なので、おにぎりと言っても三角でないところはご愛嬌。 見つけたらスパム缶詰を買おうと思う。(結局忘れちゃった)


それでも、出発まで時間がある。疲れがたまってきたのか、ゲームのやりすぎか、頭が少し痛くなってきた。
なにか、モヤモヤした気分だったので、搭乗ゲートまでのコンコースを軽くジョギングしてみたら、だんだん気分がすっきりしてきた。建物のなかで走ると、耳元を過ぎる風が独特の感じがして面白かった。
グアムの乗り継ぎは、ジョギングに限るね!

因みに、横になって寝られる場所は無いかと探してみたけど、どこの空港もそうであるように、待合のイスは横になれないように肘掛がジャマをするように作られている。ブランドショップの前の通り道にあるイスはある程度体を伸ばして横になれるが、照明がガンガンで通りの人目を気にしないという、超人的感覚が必要デス。


 ヤップ乗り継ぎ

ヤップは小さな空港でした
ヤップのストーリーボード
正面のストーリーボードの左がトイレ 急げっ!

飛んだと思ったらすぐにドリンクサービスが始まり、いつものスナック(チャモロ・クッキーがその名前でした)と共に飲み物をもらった。このスナックはポケットへキープ。

と、すぐに着陸のアナウンス。
実際はそんなすぐではなかったはずなのに、そんな気分だった。
ヤップの空港は真っ暗で、機体の窓からヤップのターミナルの小さな看板が光っているのがチカリと見えた。

ヤップでは法律により安全点検をすることになっているそうで、そのために、左側のA〜C席の人は一旦飛行機を降り、ターミナルの待合室で作業が終わるのを待たされる。
ここで、飛行機を降りたいかどうかは人それぞれで、事情のわからない人は、いきなり降ろされてしまってどうなるんだろうと不安になるらしい。浜ちゃんはこのことを知っていたので、A〜C列の席を予約しておいて、ターミナルに降りることができた。

着陸態勢のアナウンスのあった頃から、お腹の具合が怪しくなって、機内でトイレに行くか、着陸してからにするかを考え、着陸してからにすることにケツ断した。
そういうモードの時はなかなか事が進まないもので、飛行機が止まって降機までの長かったこと! ターミナルの待合室に入ると速攻でトイレに向かって事なきを得たのだった。 あろうことか、トイレは1つしかなくて、もし、あと半歩遅かったら目前にしてかなり我慢をしなければならなかったのだろう。 よかったー


 パラオ空港到着
パラオ国際空港 黒い…です
パラオ国際空港  黒い…です
パラオ国際空港 到着は深夜
到着出口 (この写真は帰国の時で〜す)

とうとうパラオに到着。時刻は22:30。
座っていることが大半で空港で乗り換えるくらいしかすることはないのに。することがないからかえって疲れるのかな?

パラオの入国はグアムのような面倒はなく、スムーズに進み、晴れてパラオの地を踏むことになった。次は送迎の人を見つけることで、出発前ぎりぎりで手配したので、不安要素のひとつだった。
荷物を早めにピックアップできたおかげで、早めに出口に着くことができた。出口付近が空いていて、お迎えの人らしい人に Marmel Divers! と言ってみたら、すぐそこに名前を書いたボードを持って待っていた人を指差して教えてくれた。

聞く前に、キョロっと見ればわかったのにね(笑

ボロのバンに乗せてもらいホテルに向かう途中、天気の状況とか地理のこととか話をしたら、なんとお迎えの彼らは浜ちゃんたちが泊まるホテルに住んでいるのだという。ほんとかぁ?

ただ、浜ちゃんの英語力はかなり落ちていて、相手の言ってることがかなりわからない。わからないけど、わかったようなつもりで、話のリズムを続けていた。きっと、「何言ってるんだコイツ」とか思われてたかも?
まぁ、でも、博物館とかWCTCとか必要なことは教えてもらえたのでよし!


 VIPゲストホテル

ホテルの部屋はかなり広い!

ハンガー各種取り揃ってます(笑)
パラオでの最初の5泊はここ VIP Guest Hotel だ。
到着は23時くらいだったか。飛行機のスケジュールでは夜に到着する以外のパターンはなく、この時間の到着は早い方だろう。どんな旅行も最初の宿泊先に着くとほっとするものだ。

部屋は思いのほか広い。
ベッドも正方形かと思うような大きさのベッドが2台、部屋の大きさに対してテレビが小さいのがちょっと残念。
エアコンがガンガンに効いていて、ひんやりするのが、南国の湿気から開放されて気持ちいい。(気持ちはいいが、温度を上げないと寒い!)

部屋に荷物を開くと、晴ちゃんがいきなり大笑いをしている。
クローゼットになっているアコーデオンカーテンを開いたら、あるわあるわ。たくさんのいろんな色・形をしたハンガー。どれも、クリーニングで貰ったやつなんだろうというばかりのハリガネ式ハンガーだ。
よくもハンガーにこんないろんな種類のものがあるものだ。

とにかく、今晩は眠って疲れを取って、明日からのパラオを満喫できるようにしよう。




朝、7時くらいだろうか。
もう、外は明るく朝の気配も薄くなってきている。

大きなヤシの木が風に煽られて


ベランダに出ると、そこは消防署だった!
見ると、アメリカ出身の消防車と日本出身の消防車が仲良く並んでいるではないかっ!
ホテル選びをしていたときに、写真や記事をたくさん見てきたはずなのに、消防署の前に泊まるとは予想外なところがなんとも面白い。おまけに消防車の国際会議が行われているとはね!
少し夜のうちに雨が降ったのか濡れていて、風も強く、すぐそこにあるヤシの木が風に煽られていた。
浜ちゃんたちの部屋は3階で、ベランダから見るヤシの木はヤシの実は少し下に見えても、葉っぱの頂上は4階の天井くらいの高さだ。すごく大きな葉が目の前で揺れていた。


パラオは赤道近辺にあるので、台風はなく、台風のタマゴたちが産まれる場所ということだ。
だからなのか、日本の台風のように風速45mとか、50m競争なんてほんの1〜2秒なんて、超スピードの風は吹かないのだろう。もし、45mなんて暴風雨が来たら、あんな大きな葉を広げているヤシの木はきっとぶっ飛んでしまうだろうし、だいたい、つくりの弱い家なんかも全部吹っ飛んでしまうだろうね。



ベランダの外は消防署 日本製もアメリカ製も
くつろぎ晴ちゃん
くつろぎ晴ちゃん

自由に使える温冷器は大活躍
浜ちゃんたちが泊まったコロールのダウンタウンは、パラオの東京みたいな場所で、この地域数百km内では超繁華街なので、コンクリート・鉄骨造りが大半だけど、少し離れたパラワンの家はトタンでできた建物も珍しくなく、台風が来たらヤシの木と変わらないようなぶっ飛び方をしそうだった。


 
このホテルは廊下に温冷水器とコーヒーセットが置いてあって自由に飲んでよいことになってた。ちょうどいい具合に部屋のドアを開けるとすぐそこだったので大活躍してくれた。

朝食は持って来たインスタント食品たち
 ・味噌汁
 ・サトウのごはん
 ・春雨スープ
 ・カップスープ
 ・ケーキ系のパン(?)

湯沸し器があればお湯をどんどん作ればサトウのごはんもあっためられるのに、部屋には加熱するものは何もなく、廊下にある温冷水器だけだった。
温冷水器はかなり熱いお湯を出してくれるので、スープ系のものはオッケーだったが、ごはんは暖められそうになく断念。(結局持ち帰ることになった)

VIPゲストホテルに泊まっている間の朝食は、毎回とも温冷水器のお世話になったので、温冷水器クンにはお礼を言わないといけないが、やっぱり朝は暖かいものが欲しいなぁ。

フロントでレンジが借りられないか相談してみたが、どうやらレンジはキッチン付きの部屋にしかなく、お客が使ってるからダメだとのこと。
じゃぁ… 使ってなかったら貸してくれるのかなぁ…?

日本ではレンジなんて粗大ゴミであっちこっちで見かけるから、次にパラオに行くときは浜ちゃんが拾って、持って行ってあげようかな?
100Vでコンセント形状も一緒だから問題ないだろうに。

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