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パラオ旅行記
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 9/24 最後の日 でも1日は長いのだ
いろんなことを次から次にやって、毎日が楽しい。旅行を計画している時は、前半アクティブに、後半はゆっくりと考えて、予定がいっぱいの日や何もない日も計画してたのに、意外といろいろあって、飽きることのない日々だった。
そして、パラオも今日で最後。
でも! チェックアウト時間12時までの午前中は、プライベートビーチを遊ぶことにしていた。

余分に取っておいた朝食のパンを持ってビーチに向かう。ビーチはPPRのと比べれば圧倒的に小さい、それでも50mプールよりずっと広いし、ホワイトサンドとパームツリーの陰のデッキチェアーもいい感じだ。ビーチの回りを歩いて回ったりできるのもいいし、すぐ隣は淡水のプールなので塩を流すのも簡単だ。出発前の時間を手軽に、効率的に使える点で、PRRのビーチもなかなか良いと思う。

ビーチの水中は割と濁っている。と言ってもダイビングで見た透明度の海と比べてしまうからどうしても落ちるわけで、汚くて泳げないというようなわけじゃない。水が流れるようになっていないので仕方がない。
最初、魚がほとんど目につかなくて、こりゃダメだと思ったが、堤防や水の出入り口によって見ると、いるわいるわ、意外とたくさんの魚たちがいた。堤防沿いの岩場には、サンゴもあって、キイロモンガラや小さな海ヘビ、印象的なブルーが象徴のスズメダイの幼魚たち。大きなシャコガイもゴロゴロしているし、白いなんだかわからない魚の大群もいて、気がついたら魚たちに巻かれていた。

そりゃぁ、外海のシュノーケリングポイントとは比べ物にならないけど、手軽に楽しめてよかった。
チェックアウトまで最後の1時間は部屋に戻って、お風呂に入ったり荷物を整理したり、最後の最後までフル活用できた。


 チェックアウトしてもホテルライフは続く

レセプションから眺めるフロアと庭園 うむ…悪くない
片付けをして部屋を出ようとしたら、部屋の電話が鳴った。
フロントからチェックアウトの催促だった。www

帰りのフライトは深夜出発のため、出発までの時間は部屋ナシで、ホテルの空間を使わせてもらうつもりをしてた。
フロントで荷物を預けようとしたら、たまたま日本人スタッフのSannyさんが応対をしてくれ、出発までホテルに居たいと相談をしたら、快くOKしてくれた。

話の流れでフロントのソファに座ってSannyさんと2時間あまりも話しこんだ。
Sannyさんは豊橋の人で、日航豊橋から海外のホテルを移りながらパラオに来たそうだ。なんだか力が入ってない感じで、Sannyさんのほんわかした感じなんかは仕事があってるなぁと思った。

パラオのこと、ホテルのことなど色々楽しい話を聞かせてもらえて、またパラオに行く時にはSannyさんのいるPRRがいいな。

浜ちゃんはウォシュレットはどうしても欲しい一品だが、PRRにはウォシュレットはついてない。Sannyさんに是非つけてよーとお願いしてみたら意外なお返事が面白かった。

PRRは元々はニッコーホテルだったが、今は台湾資本のホテルグループになっている。だから台湾・韓国からのお客さんが多い。(もちろん日本のお客さんも多い)台湾や韓国ではまだウォシュレットという文化には距離があって、ウォシュレットをつけても、使い方がわからないために、よく粗相をするそうだ。

分からない彼らは、何だろうと思ってスイッチを押して、トイレが水びたしになることがしょっちゅうあるのだそうだ。(ちゃんと説明読めよ!)
人によっては、便座を前後反対に、それも便座に靴であがるような用の足し方をしたりすることもあって洋式トイレ自体の使い方を知らないとか。

おもしろかったのは韓国のお客さんのダイビング事情だ。
韓国から来るお客さんの大半はカップルで、新婚旅行で来ることが多く、初めての海外旅行で生まれて初めて泳ぐ人も少なくないらしい。
日本人なら学校にプールがあって、上手下手はあれ、ある程度泳ぐ経験はしているが、韓国の学校にはプールがあるような所はすごく少ないらしい。
確かに韓国の位置は日本の東北より北(=寒い)にあるし、海からずっと離れた地域もたくさんある。そんなところにプールなんか作らないだろう。
もちろん、国としての富裕さのこともあるだろうし。

そんな彼らは泳ぐということを経験することなく、パラオでダイビングをしようというのだから、レッスンは水に慣れる・浮くからレッスンを始めるらしい。

パラオに居た間、たまに台湾・韓国人と一緒になることはあったが、ツアーやダイビングではオール日本人だったので、何も支障を感じなかったが、もし彼らと一緒のダイビングツアーだったら、ペースがあきらかに違ってやってられないだろうなぁ。



パラオ・ロイヤルリゾートの庭園 by 浜ちゃん

パラオにいる間に絵が描けるといいなぁと思って絵を描く道具を持って行っていた。
実は浜ちゃんは絵は決して得意ではなく、学校では美術・音楽は超苦手科目でゲイジュツとは縁がないと心底思ってる。ちなみに美術も音楽も成績は「2」ばっかりだった。
大人になって気がついたが絵、特に人物画や歌はそこに「人」が登場するから「作品」が誰かの「気持ち」に影響するのが嫌みたい。風景を描く絵はそういうことがなくて、描いてる間が無心になれることや、そうした絵を後で見ても客観的な気持ちで見ることができるのが自分には合ってるみたい。

この絵を描いたペンは担当しているお客さんの所の製品で、色鉛筆で絵を描いてから、水だけを含んだ筆で絵の具を溶かしながら水彩画として仕上げられるもの。持ち運びが簡単で、色鉛筆感覚で水彩画が書けるので気に入っている。

エントランスのソファに陣取って無心に描いているうちに3時間くらいが過ぎてしまった。
浜ちゃん的にはまずまずの出来具合で納得し、仕上げは日本に帰ってからにすることにした。


マンダラスパ、高級感ムンムンです

パラオのローカルフード 割と日本の味付けがする

深夜の帰国便 出発カウンター

晴ちゃん、パラオが立ち去り難い?

夜明け直後、グアムで出発準備中の飛行機

セントレアに着きました 懐かしの日本!

パラオ旅行は10:20am終了しました
飛行機の出発は深夜なので時間がたっぷりあり、初めてのチャレンジ(?)でマンダラスパを申し込むことにした。予約を取った時間にスパに行くと、リラックスのためにと、ハ−ブティが出され、気分も少し落ち着いた。

スパの部屋は別棟になっていて、物腰柔らかなスタッフについてゆくと、そこは高い天井の広い部屋で中央に2つのベッド(?)があった。きょろきょろしていると、着替えをしてベッドに上がり…
すっぽんぽんになったところにシーツみたいのを掛けられてマッサージは始まった。
しかーし。
マッサージは上手なんだけど、すっぽんぽんでは落ち着かない。
なんか違うな〜 と思ってるうちに、意外とあっさり終わってしまった。

海外旅行とか、そうでなくてもスパだのエステだのを好んでする人がたくさんいるようですが、浜ちゃんも晴ちゃんも「もう、いいわ」ということで、最初で最後の経験のようでしたー。

最後の夕食はホテルのレストランでなく、かの有名なMOGUMOGUまでトコトコ歩いて行くことにした。なんのことはない、歩いてもほんの5分か10分ですぐに到着。
店内の大半は日本人客の様子。店内は照明を落として大型スクリーンにパラオの海のビデオが流れていた。そんなスクリーンのどまん前のテーブルに席を取って、地元料理のセットを注文してみた。
ほうれんそうソテーみたいのはそのまんまの味でおいしかったし、タロ芋もほんのり甘いところはご飯を良くかむと甘くなるのと似ていて、ローカルフード、なかなかイケました。
  ※MOGUMOGUは2009.11にパラオ高校前に移転するらしい

出発までの最後の時間はまだ行ってなかったジムに行ってみた。
ホテル内にあるジムのことはネット上でもあまり話題になっていなくて、気づかなかった。レストランの手前にあったので、覗いてみようと思っていたら最後の最後になってしまった。

ジムには受付スタッフがいて、ルームナンバーを聞かれたので、チェックアウトした部屋の番号を書いても何気に使わせてくれた。ランニングマシンとかのマシンジムと、ビリヤード・卓球の部屋があって、ひさしぶりに晴ちゃんと卓球をして遊んだ。
ビリヤードテーブル2台は韓国人カップルが使っていて、タマが転がった拍子にちょっと話しかけてみたが、会話にならなかった。日韓対抗ピンポンでもやったらおもしろいのにぃと思ったんだけど。


出発の時刻になって、ホテルの車で空港に送ってもらった。出発直前に心配をしていた空港送迎はPRRのサポートですんなりとできることになり、「これがパラオにある車か?」と見直してしまうようなピカピカの車がスムーズに走り出した。
ドライバーはパラワンらしき若者だったが、車中での会話で「どんな人?」の疑問符が最後まで残った。彼はアメリカにいたこともあるとか、息子がいて、親子でアニメ「NARUTO」にハマってるとか。
とにかくNARUTOのコミック本全巻を持っていて、NARUTOの素晴らしさ(?)を力説していた。
なんでパラオの人に、日本人がマンガを薦められるんだろう??


そんなこんなしたパラオでの時間も過ぎれば早いもの。
でも、もう少し居たなら居たで疲れも出てくるのだろう。
体調も尻具合も多少のあれこれはあったけど、パラオを十分楽しめた。
今が一番いい、「潮時」なんだろう。


パラオの空港は出国審査もあっさり通過し、手荷物検査もする… っと思ったら、晴ちゃんは横のテーブルでバッグを開けて何やら没収されている(笑
化粧水や歯磨きの機内持ち込みがチェックされたらしい。

搭乗を待つ間にコロールダウンタウンで買おうか迷っていた、大判のイルカのタオルを見つけたら、意外とダウンタウンの価格と違わず、買えてよかった。
こんどパラオに来る時はこのタオルを持ってきたいな。



帰路は往路と同じコースでヤップ、グアムを経由する。
グアムの乗り換えはまたまた無駄に時間のかかる手続きやら、待ち合わせやらにイライラしつつも、一番飛行時間の長いグアム−名古屋間は空席が多く、3人分の席を占拠して横になることができた。
格安航空券が当たり前になった最近は、3人分が取れることはほとんどなくなったように思うので、かなりラッキーだった何か少し、何日間かの。

飛行機は無事セントレアに着陸し、10:30am、手続きをして空港を後にした。
家に帰り着くまでの移動は、何日間かの空白を感じるような感覚で街の様子を眺めている間に過ぎていった。
楽しかったパラオ旅行を振り返るのと同時に我が家の心地よさを感じていた。

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