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パラオ旅行記
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 9/21 盛りだくさんツアーの1日

ガイド TAKESHI はなかなかナイスガイだった
さて、今日は浜ちゃんにとってひとつの峠の日だ。
IMPAC Tours に予約をした盛りだくさんツアーで一日を過ごす。
アクティビティの連続で、移動時間以外に休憩タイムもなし。陽射しの強いパラオで一日外で動き回って体力がもつのか? 尻具合もそろそろたまってきているものもありそうだ。

朝、ホテル前の猫たちと遊んでいると、ほどなくツアーのピックアップが来た。
ピックアップは既にたくさんのお客さんを積んでいる。車を走らせるとすぐにオフィスというか、事務所に到着した。驚いたのはそこにいるツアー客の数…
名古屋でツアーバスに乗り込む時はこんな感じだったかなという程の人。また、ほとんどが日本人だ。
 ※韓国・台湾人もいたんだろうが区別できない。たまに白人もいた!

手続きをしてボートに乗り込むとツアー・スタートだ。
暫くボートが走ると、スタッフのあんちゃんが、やおらアイスボックスに正座をしてしゃべり始めた。

あんちゃんの名は TAKESHI、普通な名前だ。
しかし、見た目は日本人には見えない、バリバリの焼けた肌。
コイツ、ちゃらちゃらした感じでパラオなんかで気楽な仕事してんなぁとか思って眺めていた。

ところが、TAKESHI クンのガイドに一日お世話になり、途中お客さんを取り違えていた事件も発覚したりしたが、TAKESHI クンの対応はとても良く対処をして、間違えられたお客さんも途中参加の格好になったとは言え、楽しめたようだった。
後から浜ちゃんは TAKESHI やるな!と関心したのだった。
偉いぞTAKESHI、 がんばれ!パラオの星になれ!

 ミルキーウェイ

出たっ ミルキー・ウェイのお約束

最初のポイントはミルキー・ウェイ。ここは学問的にも興味深いところだ…なんて話には誰も興味をもつことなく、それでも TAKESHI はミルキー・ウェイの成り立ちの説明をしていた。
大丈夫、浜ちゃんは聞いてたよ。

サンゴの死骸が小さく小さく砕けて、海水の流れでこの場所にたまって、パラオの地形の成り立ちと同じく長い長い年月をかけてできたのがこのミルキー・ウェイ。
そして、そのミルキー・ウェイの海底に貯まった泥がクリームのように美白効果を生むそうで、それを求めて観光客がどかっと。そう、皆さんですよ〜〜

そのクリームは相当の値段で販売されているそうだが、バケツいっぱいご自由に塗りたくって下さいということで、最初はみんな傍観していたのに、まずは TAKESHI が、続いて気の早い浜ちゃんが、ドロンと塗りたくると、ボート上はみんな白いドロドロの世界になって、同時にボートの仲間から緊張の糸がほぐれていった。

クリームは海にダイブすれば、ツルンとさっばりと取れてしまう。
ボート上は真っ白でどうなることかと思っていたのに、なんのことはない、帰りにはすっかりきれいになっていた。

浜ちゃんはカッパなので、早速海に飛び込んで、 TAKESHI がそうしたように、水底まで潜って、水深は4mくらいだろうか、自分の手で泥をすくってみた。
ミルキー・ウェイの「海水」は完全に白濁していて、1mも潜るとほぼ真っ暗になってしまう。ボートから見る水面は明るいブルーなのに、驚くほど光を通さない海水だった。
水底の泥の感触はまさに「泥」で、突き刺した指がもっちりとめり込んでゆく感じで、陽が届かないからかひんやりしていた。真っ暗で見えず、ひんやりとそしてもっちりした感触は浜ちゃんの恐怖心を呼んだ。

片手につかんだ泥を持って水面に出ると、ボートに乗っていたみんなから拍手喝采だった。
急にヒーローになってしまった。(笑




晴ちゃんもマリン・レイクで楽しそうに泳いでました
ミルキー・ウェイがそろそろ終わりかと言う頃に別のボートが近づいてきて、なにやらスタッフが話をしていた。最初はスタッフ同士がじゃれあってるのかと思ったら、どうも、こちらのボートに乗るはずだったお客さんが間違ってあちらのボートに乗っていて、そのまま出発してしまったということだった。

そのお客さんをこちらのボートに迎え入れるとTAKESHI はボートのメンバに事情を説明し、皆に謝っていた。
じゃぁ、ということでそのお客さんのためにミルキー・ウェイを楽しまなくては!ということで、また TAKESHI が海に飛び込んで泥を取ってきた。
彼ら二人だけが泥パックで遊んでるのでは、気が引けるだろうと思って、浜ちゃんも一緒に泥を塗ってわぁ〜いと遊び始めた。
これでミルキー・ウェイ延長だ。

再び海に飛び込んで泳いだり泥をすくったり、ボートのみんなが遊びだした。
二人もだんだん緊張が解けてリラックスできたみたいだ。

少しミルキー・ウェイが延長になった分、スケジュールが遅れてしまったのだろうけど、その後のツアーも上手く進行したのでよかったよかった。


 シーカヤック

ボートで移動をすると次はシーカヤックだ。

島に囲まれた内湾は神秘的な静けさだった

シーカヤック 楽しい!!

そのポイントは浅瀬の奥にあって、途中、水面ギリギリに横たわったゼロ戦も見た。
ボートが浜辺に近づくと、先に来ていたのかパラワンのスタッフがカヤックを用意していた。どこかに隠してあったのか、それとも狭い砂浜にロープでつないであっただけなのか、人数分のカヤックがあった。

ボートで狭い狭い浜辺に着くと TAKESHI のレクチャが始まった。
このシーカヤックは初心者向きだそうで簡単とのこと。
波のある海で始めてのカヤックがうまくできるかどうかと思ったけど、波が穏やかだったこともあって簡単に操作できた。

大きな海を見ながらカヤックを自由に動かせる感覚がつかめて来たら、ワクワクしてきた。水平線に向かって漕いでゆくことを想像するだけでワクワク感満開だ。
しかし、TAKESHI が呼ぶではないか。「外洋の方には行かないで下さい」「声が届くところまでにして下さい」

何もさえぎるものがない海なので、声の届く範囲ならかなり行けそうな感じに思えるが、実際はそうでもなく、わ〜〜と漕いで行ける程度の距離が精一杯だった。また、ワクワクして外洋の方に漕いで行って振り返ると、海にポツンといる感じがして、それはそれで恐怖感を呼んだりするのだった。

みんながめいめいにカヤックの練習をしていると TAKESI から集合の声がかかった。みんなで静かな内湾に入っていった。

空は青空、海はエメラルドグリーン、風の音さえしない静寂の中をカヤックが滑ってゆく。
この雰囲気はここにしかない感じで、神秘的だった。


 ジェリーフィッシュ・レイク


秘境探検の雰囲気です

再びボートに乗ってどらくい走っただろうか、ボートが着く頃になると小雨が降り出した。
次のポイントはジェリーフィッシュレイク(JFL)だ。
ボートはしっかりとした大きな桟橋に着けられて、TAKESHI から説明が始まった。ボートを降りて一山越えた先がJFLで、写真のような山道を登って下ってJFLまで歩く。ラッシュガードを着てライフジャケットを装着しても小雨が降りだして急に寒くなった。

坂は結構急なので、手を空けるためにフィンはライフジャケットのひもにひっかけるようにして背中に背負って歩くのが面白かった。
桟橋から上がるとすぐに小屋があって、ここでJFL入場のパスを預ける。
記名式なので記名してないといけないが、本人確認をするわけではないので、誰かのパスが借りられればこれで通過できないこともないだろうが、実際は TAKESHI がパスを集めたり配ったりするので、他人のパスだとここが極めて気まずそうだ。
セコイこと考えないで、ちゃんとパスを買った方がいいですね。


プラットフォームから入水して湖の真ん中まで泳ぐ

いるわいるわ クラゲがぽよよ〜ん

坂の下りはサンゴの岩が露出していてまるで山岳ハイキングのようなところで、これを降りきると、狭いプラットフォームがあった。
浜ちゃんはライフジャケットがない方が自由に泳げると思ってTAKESHI はお薦めしなかったが、ライフジャケットを置いてJFLに入っていった。
JFLはクラゲがポワンポワンと漂っているので、決して激しく泳いではいけないということだった。静かに泳ぐとなると、ライフジャケットなしは結構苦しくて、時々晴ちゃんに捉まって休憩しながら泳いだ。

雨が降っている水面は静けさを漂わせて神秘的だが、青空のない水面は暗く、黒くて気分的に怖さを感じるような状態だった。パラオを最高に楽しむには太陽は不可欠だなぁ。

プラットフォーム近くは少し魚がいたが、クラゲはまったく目にしなかった。が、泳ぎ進むうちに、ひとつ、またひとつとクラゲが漂っているのが見え始めた。
池の中央辺りまでくると、いるわいるわ、あっちこっちクラゲだらけ。

クラゲたちは勝手な方向に向かってぽよよん、ぽよよんと泳いでいて、いったいどっちへ行こうとしてるのか、何をしようとしているのか…
まぁ、そんな自由勝手きままな所が癒されるのかもねぇ。

TAKESHI の説明によると、光や天気の具合によってクラゲもいる場所を変えているのだそうで、日中は光を求めて水面近くにあがってくるそうだ。
浜ちゃんたちがJFLにいる間はわずかに陽射しが出たときもあったが、ずっと雨だった。
雨だったせいでクラゲの数も多かったそうです。


 シュノーケリング

こんなの見たかった (写真はパクリ)

最後のアクティビティは今回の旅行で唯一のシュノーケリングポイントだったのに、JFLからの雨があがりきらず冴えない空のままだった。
TAKESHI からポイントの説明があったあと海に飛び込むと、水面下には元気なサンゴが群棲していて、ワクワク感が盛り上がった♪

スッキリブルーのソラスズメダイが群舞したり、大きな名前も知らない魚がいたりで、ルンルン気分できょろきょろと水中を見回していた。
と、向こうの方に人が集まってワイワイしているので、何だろうと思って近づくとガイド(TAKESHIでない他のツアーらしい)が、大きなウミガメを捕まえて、それをゲストに見せていた。

ウミガメを見るのが初めての人が多いのか、物凄い盛り上がりで、ガイドはウミガメを抱えあげていた。
浜ちゃんには手足をパタパタとして必死でもがいているカメがかわいそうですごく心が痛んだ。そんなにしなくても、静かにしていればカメならゆっくり見られるのに…

帰る頃には雨もあがり…


その後、ウミガメは水中に話されると、これまた物凄い勢いでサンゴが群棲している中に消えていった。あのウミガメ、それこそ生きてる心地がしなかったろうな。
あのガイドには、竜宮城の玉手箱を開いてもらっておじいさんになってしまって欲しいぞ。

シュノーケルポイントはサンゴが群棲する浅瀬とそこから崩れ落ちるように深みになっている地形が特徴で、好天の元でもっともっとシュノーケリングが楽しめたらよかったのに〜〜
でも、忘れちゃいけないのが、潮の変わり目だったのか、かなり強い流れがあってサンゴの方に流されそうになったこと。流されればサンゴを壊したり自分が怪我をしたろうし、流されないように泳ぐのは結構キツイことだった。
今までシュノーケリングでそんなに流された経験がなかったので、ちょっとびっくりしたけど、いい経験だったと思う。



 夕食は熊谷レストラン
熊谷レストランのチャーハン
でかいチャーハン! アジダイジョーブ

フルに海を遊び尽くす感じの一日は出かける前の心配をよそに、何も困った状況はないまま無事に終わった。遊び尽くして、おなかも空いて、今日の夕食はガイドブックでも有名な熊谷レストランに行くことにした。

狭いコロールなのですぐに店は見つかり、ベーカリーをチラ見してテーブルに。
ひょっとしててんこ盛り出てくるかも? と控え気味にチャーハンとエビチリの2品だけを注文した。

で、出てきましたぁ。
でっかいお皿に山盛りのカニチャーハン。これは山盛りだ。大盛りを注文したんじゃないのに。
エビチリも一匹がでかい上、これまた皿まででかい。。
全くもって、二人で二品にしておいてよかったぁ。

カニチャーハンは中々のお味で良く食べた。よく食べたけどやっぱり残った。
お店の人にパックに入れて持ち帰りたいと話すと快くパックに入れて持ち帰り準備をしてくれた。

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