さ行
- さ
- 災害復旧 recovery from disaster damage
- 載荷盛土 surcharge, preload
JHでの定義:
- サーチャージ: 残留沈下を軽減するために、軟弱地盤上に計画盛土以上の盛土を行い圧密を促進させる。
→ サーチャージ写真
- プレローディング: 残留沈下を軽減するために、構造物の施工に先立って行う載荷盛土
- サイクルタイム cycle time
繰り返し作業を行う建設機械の1サイクルの時間
基本式: Q = 60 ・q ・f ・E/Cm
- 在庫管理の理論
製品入庫、出庫の管理理論。 海外工事等で建設機械部品の在庫管理に適用できる。
- 細砂 fine sand
75〜425mmの細砂粒子
- 最終処分場
最終処分場は収集運搬から始まる廃棄物処理プロセスの文字通り、一番最後に位置する施設で、排出された廃棄物が中間処理を経て、減容化・無害化された後に大地に還元される場所。 従って、最終処分場の二次汚染は許されなく、二重遮水構造等をもつ。
→ 詳細
- 最小抵抗線 burden
荷重、荷とも云う。 装薬の重心から自由面までの最短距離
- 砕石 crushed stone
岩石を砕いた石や礫、路盤材や骨材に用いられる。
- 砕屑物(さいせつぶつ) clastics
岩片、礫、砂の混じったもの
- 最適化 optimize
システムを計画・設計・運用する目的は、システムの何らかの最適化である。 最適化技法には、数理計画法として線形計画法・非線形計画法・動的計画法等がある。
- 最適含水比 optimum moisture content
同一の締固めで、最大乾燥密度を得られる含水比
- サウンディング sounding
地盤の硬さ、締まり具合をロッド先端に取り付けた抵抗体の貫入、回転、引抜等で調べること。
- サイドダンプ
積荷を側方へダンプアップできるバケットやヴェセルの方式
- 細粒土 fine-gained soil
日本統一土質分類法では、細粒分(75μm未満)が50%以上の土
- 逆打ち
地下工事でコンクリートの打継ぎを上から下へ行うこと
- 逆巻き
開削や隧道での覆工の打継ぎ法で、逆打ちと同義、対語は順巻き
- 砂岩 sandstone
砂が固結した堆積岩
- 作業能力 work ability
- 鑿岩機 さくがんき drilling machine, rock drill
発破等のために穿孔する機械、レッグドリル、クローラドリル等がある。
- サーチャージ surcharge
→ 載荷盛土
→ サーチャージ写真
- 砂嚢 sandbag
- 三六(さぶろく)
3×6尺のこと
- 砂防ソイルセメント
砂防ソイルセメントは、砂防事業において現地発生土砂を有効活用するために、現地発生土砂とセメント・セメントミルク等を攪拌・混合して製造し、砂防施設の構築や地盤改良に活用する材料の総称である。 砂防ソイルセメントを活用した工法には、ISM工法、CSG工法、INSEM工法、砂防CSG工法がある。
- 砂防ダム check dam, control dam
土砂流出を抑制するためのダム。 重力式コンクリートダムが多い。 近年、透過型が増えている。
→ 工事例
- 散水 watering, spraying, sprinkling
水撒き
- 散水車 road sprinkler, watering cart, flusher, water cart, sprayer
散水用のトラック、道路の砂塵防止に散水を行うことが多い。
- 残積土 residual soil
基盤岩の風化によって、原位置で形成された土。
(Ex. 花崗岩基盤上のマサ土)
- 残存価格 residual value, scrap value
- 残土 surplus soil
余剰の掘削土
- 残土処理 removal of surplus soil
- サンドイッチ盛土工法 multiple-sandwitch method
高含水粘性土を盛る場合に、透水性材料や生石灰等と互層に盛り、圧密を促進させる工法
- サンドコンパクションパイル sand compaction pile
締固め砂杭。 類似:サンドパイル
- サンドドレーン sand drain
成層土の鉛直方向の排水や土中の間隙水圧を軽減させるために鉛直な孔に砂を充填している。
- サンドパイル sand pile
砂杭。 脱水圧密を促進させるバーチカルドレーンの役目をもつ。
- 山腹工事 hillsisde works
- 山腹崩壊 slope failure
- サンドマット sand mat
改良工事に先立って、脱水圧密促進のために軟弱地盤上に敷く0.5〜1m位の砂層。 施工機械のトラフィカビリティ確保にも役立つ。
- 残留沈下 residual settlement
工事完了後に生ずる地盤沈下
- 残留薬 remaining charge, unexploded charge
- し
- CIF(cost insurance and freight) rate :保険料込運賃
- 仕上げ転圧 finish rolling
- CSG: Cemented Sand and Gravel
河床砂礫等、ダムサイトの近くで容易に入手できる岩石質材料に、セメント、水を加えて混合する工法。(→施工写真) 1992年に長島ダム上流仮締切堤で初めて施工され以来、施工実績が積み重ねられている。(→施工実績:ダム協会)
ダム本体については、材料の特性から、堤体の上流面も下流面も同様の勾配を持った、断面が台形の新たな構造形式が提案され、台形CSGダムと呼ばれている。
- ジオテキスタイル geo-textile
土木用繊維。 補強土工法等に使われる合成高分子素材による繊維シート
- ジオテキスタイル補強土工法
ジオテキスタイル(土木用繊維)を用いた補強盛土、補強土壁工法
- 敷砂 sand blanket
- 試掘 prospecting
地層観察や試料採取を目的に掘削すること
- しがら 柵
現地発生の灌木材で作る簡易土留柵
樹脂ネット使用の普及に伴い、灌木材を使うことは稀となったが、近年、リサイクルの見地から復活している。
- 敷込み砂利 ballast for shovel packing
- シキソトロピー現象 thixotropy
練り返しにより液化するが、放置すると元の状態になる、ある種のゲルの性質
- 敷地造成 site preparation
- 敷均 leveling, grading, blading
運搬されてきてダンプアップされた盛土材等をブルドーザやグレーダで薄く撒土すること。 スクレーパは敷均機能をもっているので、その場合の敷均ブルドーザは端掻きだけでよい。
→ 写真
- 試験フィールド工事
民間等で開発された有用な新技術を工事現場で活用し、適用性等の効果を調査する工事
- 持続可能
国連環境開発世界委員会が1987年に提唱した概念。自然環境や天然資源を大量消費せず、将来世代の必要量を確保すること
- 下小屋
工事中の作業用仮設建物
- シックナ thickener
凝集沈殿装置
- 試験施工
施工法等を決定するための試験。 モデル施工とも云う。
- 試験盛土 trial embankment
盛土の締固め方法(工法規定等)や動態観測の確認のために行う。
- CCU Cable Control Unit
一般的に、トラクタ後部に装着するウインチ装置。 ケーブル式ブルドーザやキャリオールスクレーパの作動装置としてよく使われた。 1928年にR.G.LeTourneauが開発、別名はPCU(Power
Control Unit)
- CG Computer Graphics
コンピュータグラフィック
- 支持力 bearing capacity
支持力は荷重を受け止める地盤の能力
- 止水壁 cut-off wall
地下連続壁、スラリートレンチ、矢板壁、グラウトカーテン、地盤凍結工法等によって造られた不透水性の遮水壁
- 地すべり landslide, landslip
- 地辷地形 topographical feature of landslide
- 事前掘削 prior excavation
- 自走式 self propelled
自分で移動用動力を持つもの、 対語:牽引式
- 下請人 subcontractor
- 湿潤密度 bulk density
間隙水を含む土の単位体積質量
湿潤密度=土の全質量/土の全体積
対語:乾燥密度、飽和密度
- 湿地ブルドーザ swamp bulldozer
履帯に軟弱地用の三角シューを装備したブルドーザで、我が国で日本特殊鋼(後の日特金属鉱業)が1954年に開発した。 LGP ( Low Ground
Pressure )とも表記する。
- 自動化 automation
建設機械の自動化の取り組みは1960年代に始まり、80年代のメカトロ化の推進によって建設ロボットブームが起こった。
- 自動追尾TS
自動追尾機能をもつトータルステーション、ワンマン測量や移動体の自動測量に用いられる。
- 地盤改良 soil improvement
自然地盤を人工的に安定化させる方法で、大別すると密度増大工法・固結工法・補強工法・置換工法がある。
- 地盤高 ground level, ground height
地表面の高さ
- 地盤反力 soil reaction
- CBR試験 California Bearing Ratio Test
道路や飛行場における舗装設計の路床強度評価に用いる定速度貫入試験(JIS A 1211)
- GPS管理
測地衛星(Global Positioning system)を用いた盛土管理法
- ジブクレーン jib crane
一定角度で支持されたブーム(ジブ)の先端からフックを吊り下げたクレーン
- シープフートローラ sheep foot roller
機械化土工の時代以前に、堰堤等の粘性土盛土の締固めに羊の群れを利用した。 この接地圧の高い羊の足(シープフート)を模して被牽引式ローラに取り付けたもの。
我が国の高含水比粘性土では、こね返しを起こし適さなかった。 世界的にも現在では、自走式のタンピングローラが主流となっている。
- 支保工 support, timbering
隧道・土留め等の土圧やコンクリート型枠等等の荷重を支える仮設構造物
- 指名競争入札 Nominated Tender
類似語:一般競争入札 Competitive tendering
- 締固め compaction
締固め機械(ローラ系、タンパ系、振動系等)等で土粒子の空気を追い出し、間隙を詰め、土の密度を高めること。 その結果、沈下防止や水の浸透防止、剪断強度の増加を図れる。
→ 転圧
→ 締固め作業の写真
- 締固め機械 compactor
締固め用の建設機械、ローラ系のタイヤローラ、振動ローラ、ロードローラ、タンピングローラ、突固め型のタンパ、ランマの他にプレート型のプレートコンパクタ等がある。
→ イラストと詳細
- 締固め曲線 moisture-density curves
突き固め試験を行い、含水比と乾燥密度の関係を表したグラフ。 最大乾燥密度のときの含水比を最適含水比という。
→ プロクタ締固め試験
- 締固め理論
プロクタの締固め理論が、一般的である。
- 締切
水を遮ること
- 蛇籠 じゃかご gabion, wire cylinder
洗掘防護用の根固めに用いる栗石を詰めた長い筒状の網籠(竹、針金)
- 弱装薬 under charge
- 斜坑 batter pile, battered pile
斜めの坑道
- 写真測量 photogrammetry, photographic surveying
- シャーピン shear pin
モータグレーダ、オーガ等で、入力部に設けた剪断ピン式の安全装置。 動力伝達部等への過負荷を制限し、機械の破損を防ぐ。
- 地山
原地盤、自然状態の地盤
- ジャミング jamming
絡まって機械等が動かなくなること
- 斜面安定計算 slop stability analysis
斜面の破壊に対する安全性の計算。 滑り面を仮定して、滑動力と抵抗力のバランスから安全率を求める。
- 斜面崩壊 slop failure
- 蛇紋岩 serpentinite, serpentine
カンラン石や輝石からの変成岩
- 砂利 grave, ballast
- 砂利採取場 gravel pit
河床や河川段丘に多い砂利の採取場
- 砂利混じり gravelly
- 車両 vehicle
- 車両制限 vehicle restriction
- ジャンカ
- シャンクロッド shank rod
ドリルのロッドとドリフタの繋ぎ目、柄部
- シュー shoe
クローラシュー(覆板)のことで、履帯の構成部品
- 集塵機 dust collector
- 集水暗渠 collecting conduit
- 集水桝 catch basin
- 縦断勾配 gradient, vertical (longitudinal) grade
- 縦断図 profile
- 修正プロクタ modified Proctor compaction test
- 自由面 free face
破砕物が外界(空間や水)と接している面
盤打ち発破:一自由面
ベンチ発破:二自由面
- シュミットハンマ Schmidt hammer
原位置でコンクリートや岩石の衝撃性の反発量を測定して、簡易圧縮強さを求める装置
- 重機 heavy equipment, heavy duty equipment
大型の建設機械等
- 修理 repair, fix
建設機械の修理には、定期修理・臨時修理がある。
- 修理工場 work shop, repair shop
建設機械等の修理を行う処
- 殉爆 sympathetic detonation, gap transmission of detonation
離れた爆薬間で、感応曝轟する現象
- 瞬発電気雷管 instantaneous electric detonator
延時装置のなく、瞬間(3ms未満)に爆発する電気雷管
→ MS段発・DS段発電気雷管
- 集水構 catch basin, catch pit
- 集水埋渠 infiltration gallery
- 縦断図 longitudinal profile
縦方向の断面図。 対語:横断図
- 潤滑油 lubricant, lubrication oil
機械の摩擦部に潤滑剤として使われるオイル、グリース
- 縮尺 scale
図面の縮小率
- 種子吹付 seed spraying
法面の植生保護工の一種
- 浚渫 dredging
航路・水路確保、汚泥の除去等の目的で、水底(海・湖沼・河川)の土砂を除去する作業
- 浚渫船 dreders
浚渫作業を行う船
- ジョークラッシャ jaw crusher
固定歯と揺動する可動歯の間に石塊を投入して粉砕する破砕機械、1次クラッシャとしてよく使われ
- ショア硬度計 Shore scleroscope
- 硝安爆薬 ammonium nitrate explosive
- 硝安油爆薬 ammonium nitrate and fuel oil explosive
通称、ANFO(アンホ爆薬)、安価で一般的発破の主爆薬として使用される。 プリル硝安と軽油を94:6の比率で混合したもので、起爆に親ダイが必要。 海外工事では現場製造が一般的である。 わが国でも'98年の火取法改正により消費現場での製造が可能となった。
- 省エネ運転
無駄な燃料負荷を減らし、燃料消費を低減させる運転法。 オイルショック時に奨励されたが、近年、地球温暖化対策として再登場
→ HP:省エネ運転マニュアル(建設機械化協会)
- 蒸気圧破砕工法
爆薬の代わりに蒸気圧破砕薬剤(ガンサイザー)を用いた低振動・低騒音の無発破岩掘削工法である。 破砕原理は、酸化銅とアルミニウム金属混合粉体に着火すると金属酸化還元剤反応により大量の熱が発生し、この熱によって添加剤であるミョウバンの結晶水が蒸気化して、蒸気圧により岩等を破砕します。
→ 蒸気圧破砕工法の詳細.pdf
- 償却 repayment cost, depreciation
機械の使用や経年による減価額。
- 職長
作業員を直接指揮監督する者、現場常駐の協力業者の責任者、安全衛生責任者等の総称。
- ジョークラッシャ jaw crusher
一端支持の可動板(スイングジョー)を揺動させて、挟み込んだ岩を破砕する装置。 一次破砕機の主流
- 情報化施工 observational procedure
土質工学の分野で、計測情報をコンピュータ処理して、設計・施工にフィードバックする施工管理システムの呼称として使われ始めた(狭義)。
近年のITの進展に伴い、情報処理技術を活用した施工に幅広く使われるようになった(広義)。
→ 情報化施工
- 仕様書 specification
設計図書の一部で、通常以下の2つがある。
- 一般仕様書:その発注機関の全域で使われる一般的仕様規定
- 特記仕様書:現場個々の特性に合わせた規定
- 傭用(常用)
契約外の作業、時間単価で支払われることが多い。
- 植栽・植生 planting, sodding
植物を繁茂させ、根で表層土を固め、雨水による浸食、凍上、弛みを防止し、緑化景観を行う。
- 除根 grubbing
伐採後に掘削に先行して、表土剥ぎと共に行う抜開除根。 一般にブルドーザ施工で、通常の排土板やレーキドーザを用いる。
- ショベル&ダンプワーク
ショベルとダンプトラックを組み合わせた掘削・運搬工法
→ ショベルとダンプ工法
- ショベル系掘削機
アタッチメントの交換でパワーショベル、バックホウ、ドラッグラインになるケーブル式の万能掘削を指す。 油圧ショベルでも使われることがある。
→ 詳細解説
- シラス shirasu
主として南九州に分布する火砕流堆積物、降下火砕堆積物やその二次的堆積物で、軽石質や火山灰質の弱溶結堆積物。 ガリ浸食や斜面崩壊を起こし易い特殊土
- シリンダカット cylinder cut
- シルト silt
シルト粒子は肉眼で辛うじて認識できる74μアンダーの土粒子。 砂のような感触で、主としてシリカ質の風化岩石の産物からなっている。
- シルト岩 siltstone
シルト質の泥岩、掘削岩区分は一般に軟岩。
- 浸食 erosion, corrosion
風水による表土浸食や風化による剥奪がある。
- 浸食防止 erosion control
- 心助 cut spreader shot, loosening shot
- 深成岩 plutonic rock
マグマが地下深部で固まった火成岩で、粗粒の結晶質。 花崗岩・閃緑岩・斑糲岩等
- 深層混合処理工法 deep mixing method
原位置で深層部を石灰・セメント等を添加し、強制的に攪拌混合して地盤改良を行う工法
- 深礎工法 Chicago ( board ) method
元来、山岳地や傾斜地で機械施工が困難な場所での場所打ちコンクリート杭を打設する工法である。 ナマコ板やライナープレートで土留めを行い、径1.5〜3mの円形立坑を人力で掘削する。 近年、機械化や大口径化が進み、NATM等の工法や使用機械のバリエーションが増えている。
→ 工事例
- 新第三紀 Neogene, Neocene
2500〜200万年前の第三紀後半、中新生と鮮新生に分かれる。 世界的に海進と哺乳動物の進化が進む。 日本では広範囲の火山活動が活発であった。
- 深地層
→ 地層処分
→ 工事現場
- 心土 subsoil
作土より下層の土 :農業土木用語
対語:作土
- 振動突固め vibro-tamping
- 振動ローラ vibratory roller, vibro-compacted roller
振動する鉄輪をもった締固めローラ
→ イラスト
- 進入路 access road, access way
外部から現場へ、或いは現場内での目的の場所へ進入する工事用道路
- 人力掘削 hand excavation, manual excavation
スコップやツルハシ等の道具を使った人力による掘削。 対語:機械掘削
- 芯抜 center cut
- す
- 洲 shol
=砂州
- 水位 water level
水面の高さ
- 推進工法
押し管工法
- 水成岩 sedimentary rock, aqueous rock
堆積岩の一種。 水の運搬・堆積作用によって生じた岩石
- 水中掘削 underwater excavation, wet excavation
水面下の掘削
- 水中発破 submarine blasting, underwater blasting
- 水中ポンプ submersible pump
本体(防水電動機)を水中に入れて使用するポンプ
- 水頭 water head
水のもつ力学的エネルギー、 位置・運動・圧力のエネルギーを位置水頭・速度水頭・圧力水頭という。 単位は水柱の高さで表す。
- スイーパ
回転式ブラシ等を装備した路面清掃車
- 水文 hydrological conditions
地球上の水の循環と水環境を物理的、化学的、生物学的に捉える。
- 水理学 hydraulics
水(流体)の流動現象を扱う科学。 解析法として力学法則を主とするものを流体力学、経験と実験的立場を重視する工学的立場が水理学(水力学)
- 数理計画法
最適化手法の一種で、評価関数を作って最大(小)値を求める。 線形計画法・非線形計画法・動的計画法等がある。
- 数量表 BQ bill of quantities
施工数量、材料数を示す表。 この数量を基に施工計画、積算を行う。
- すかし掘り undermining
- スカリファイア scarifier
モータグレーダ等に装着した路面掻き起こし用の爪(ツース)。
- スクリーン screen
- スクレーパ Scraper
本来はカンナの意、 自走式と被牽引式があり、掘削・積込・運搬・敷均の工程を1台でこなせるが、通常は積込補助用のプッシャをつける。 自力積込用には、エレベーティングスクレーパがある。
→ 詳細解説とイラスト
→ 大型スクレーパ写真
- スクレープドーザ scrapedozer
通称メンク、独のメンク社の技術導入で、日車が製造。 スクレーパのボウルにクローラを装着したような構造で、着脱式ブレードを持つ。 軟弱地に強く、前後進運動で運搬できるので、旋回の必要がなく、狭い場所で威力を発揮する。 タイプは、SR40(4m3湿地シュー)とSR264(6.4m3)が、後にトルコン仕様のSR280(8m3)が生産されたが、現在は注文生産のみ。
→ 詳細解説
- スコリア scoria
- 筋芝 lined turf
盛土法面に一定の高さ毎に水平に植込む芝
ロールペーパに種子を埋め込んだロンタイが一般的
- スタビライザ stabilizer
- 捨コン
均しコンクリート
- 捨土 spoil, waste, disposal soil
盛土に流用できない掘削余剰土や不良土を場外等に処分すること
- 捨土掘削
JH用語:本線を掘削して、工区外(本線外盛土、他工区の本線)へ搬出する作業、盛土作業を含まない。
→ 盛土工
- 捨場 spoil bank, disposal area, deposit area
土捨場、掘削余剰土や不良土を処分するところ
最近、JHでは場外盛土と称する。
- ストレートドーザ straightdozer
ストレート板 straight bladeを装着したブルドーザ
- 素掘 unsupported excavation
支保や覆工を施さない掘削
- スムースブラスティング smooth blasting, contour blasting
- スラリー処理
- スラリー爆薬 slurry explosive
含水爆薬の一種。 水に安定剤を入れたゲル状、基剤は酸化剤の硝安。 含水爆薬には、他にエマルション爆薬がある。
- スラントルール
簡易勾配計、 丁張りの設置時にこれを用いて法勾配を設定する。
- スラグ slag
鉱滓
- ズリ muck pile, rock pile, debris, waste rock, tailing
掘削によって生ずる土岩等の余土。トンネルの場合トンネルズリと称す。
- スレーキング Slaking
泥岩・頁岩・凝灰岩・変岩等の脆弱岩が吸水膨張によって著しく強度が低下する現象
- スロットドージング slot dozing
溝掘り押土法。 ブルドーザの押土法の一種で、溝を掘ることによって土が排土板の端から逃げないようにする。 バカ押しは、下り勾配の利用とスロットドージングが基本
- スプロケット sprocket
クローラリンクやチェーンと噛み合う動力伝達歯車
- せ
- 制御発破
- control blasting: 仕上げ成形のために爆轟破壊を制御する発破手法。 ラインドリリング、クッションブラスティング、プレスプリット、スムースブラスティング等がある。
- cautious blasting: 発破振動・騒音、低周波を抑制する環境対策発破。
→ 低公害岩掘削工法(pdf)
- 整地 level, grade
地面を平らに均すこと
- 整地仕上げ finished grading
土工の最終段階で地面を均して仕上げ整形すること
- 静的破砕剤 non-explosives demolition agent
無発破工法として、岩石やコンクリートの破砕に用いる石灰系の膨張剤
詳細 → 静的破砕剤工法.pdf
- 斉発発破 simultaneous shot firing, simultaneous blast
- 石英 quartz
花崗岩等に含まれる鉱物、結晶したものは水晶
- 積算 Estimation
工事原価を推定算出すること、 見積ともいう。
- 施工 execution
工事を実施すること
- 施工基面 formation level
仕上げ面
- 施工計画 construction plan, working procedure
設計図書に従って目的物を施工するための方法や手順を計画するもの
- 施工図 working diagram
工事施工、構造物製作・架設において、その方法・手順等の必要事項を示す図面
- 石灰安定処理工法 Lime soil stabilization
軟弱地等の粘性土に石灰を混合する土質改良法
- 石灰岩 limestone
- SEP self elevating platform :自己昇降式作業台船
海上作業台船で、作業台と昇降用脚をもち、スパッドで作業台を海面上に持ち上げることができる。
- 節理 joint
- セミトレーラ semi-trailer
トラクタに連結部で載荷重をもたれさせる構造のトレーラ
対語:フルトレーラ
- セミ・ハイドロリックフィルダム
八田與一が烏山頭ダム(台湾:嘉南大しゅう)で設計した工法。 フィルダムの盛立時に上下流サイドを先行し、土砂投入の際に水洗して、中央コア部に粘土分を沈殿させる水締め工法
- セメント安定処理工法 cement stabilization
軟弱地等でセメントを混合する土質改良法。 砂質土に限らず広範な土質に対応
- ゼロエミッション
リサイクル等で廃棄物をゼロにすること
- 世話役
作業員のまとめ役、責任者。 親父と呼ばれていた。
- 洗掘 scouring
- 線形計画法 LP
数理計画法の一種で、幾つかの線形の等式or不等式の制約条件のもとで、一次の評価関数の値を最大(小)にする手法。 土工事では、面土工の土量配分計画の最適化手法として使われる。 この場合、仕事量(土量×運搬距離)、若しくは運搬コスト(土量×運搬単価)の総和を最小にする。 → 詳細:土量配分計画.pdf
- 穿孔 bore hole, drill hole, blast hole
- 穿孔機 drill
鑿岩機とも称し、レッグドリル、シンカ、クローラドリル、ジャンボドリル、ブラスティングホールドリル等がある。
→ 穿孔機(削岩機)
- 先行載荷 pre-loading
載荷盛土の一種。 構造物基礎において、打設前に載荷をして、地盤の圧密を先行させること
類似語のsurchargeは、盛土上に更に載荷して、基礎地盤の圧密を促進させる場合に用いる。
- センシング技術 Sensing Technology
センサで物体を関知する技術
- 全断面掘削 full face excavation
- 線土工
道路工事のように運土が線的な土工事。 この場合、土量配分計画はマスカーブが用いられる。
対語:面土工、塊土工
- そ
- ソイルネール工法
切土の補強土工法の一種
- 層厚 thickness of layer
締固める層の厚さ
- 造岩鉱物 rock-forming minerals
岩石を構成する鉱物、代表的なものに石英・長石・雲母・輝石・角セン石・カンラン石等がある。
- 走向 strike, pendage
層理面や断層面と水平面との交線の方向、 真北を基準とした角度で示す。
- 操向 steering
車両の進行方向の制御(操作)、 方式には、アクスルステア、アーティキュレートステア、スキッドステアがある。
- 走行シミュレーション
搬土機械の走行シミュレーションは、運搬機械の載荷重量・牽引力・制動性能等と路面の状態(走行抵抗等)により加減速計算を行って走行速度・サイクルタイムを求めるものである。
- 走行性 mobility, trafficability
→ トラフィカビリティ
→ モビリティ
- 装填 loading, charging
- 装填密度 loading density
- 走時曲線 time-distance curve
弾性波探査の屈折法において、到達時間と距離の関係をグラフに示したもの
- 造成アバットメント
造成アバットメントは、コンクリートダムの堤体端部にコンクリート躯体で人工的に造成するアバットメントである。 堤体端部にコンクリート躯体による人工岩盤を設置することで、地山の掘削法面を減らすことができ、自然改変を低減し、環境にやさしい。 更に、掘削量・堤体積・残土処分量の低減、法面保護工の縮小、工期短縮等コスト縮減効果も大きい。 造成アバットメントには、小規模な躯体高15m以下の標準型と大規模な傾斜型がある。
- 相対密度 relative density
砂の締まり具合を示す指数、 密度指数 ID とも云う。
相対密度=(最大間隙比−ある間隙比)/(最大間隙比−最小間隙比)
→ 間隙比
- 走路計画
工事用道路には、指定仮設と任意仮設があるが、運搬走路は、機械土工の死命を決する程重要であるので、運土計画と搬土機械に適合する路線設定、幅員、勾配・曲率半径・視界、路盤等を計画する。
→ 走路計画(pdf)
- 造山運動 orogeny, organic movement
- 装薬 charge, load, charging, loading
- 層理 stratification
成層と同義。 堆積岩が生成中になす層構造
- 粗砂 coarse sand
ASTM分類による粒径0.25〜2.0mmの粗い砂
- 塑性限界 plasticity limit
練り返した細粒土の塑性状態と半固体状態の境界部での含水比。 コンシステンシー限界の一種で、PLと略記する。
- 息角
山にした土砂の自然勾配、安息角
- 損料 depreciations
- 損料算定表
国内の公的発注機関は総て共通的に、国土交通省監修、(社)日本建設機械化協会発行の「建設機械等損料算定表」に基づいて積算している。
→ 大型土工機械の時系列損料比較表
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