富士山 2016 村山古道

2016年6月2日と23日に、村山浅間神社(475m)から村山古道を、富士宮五合目(2380m)まで登りました。


村山古道は約1000年前の平安時代の末期に開かれた富士山最古の登山道です。
明治維新の廃仏毀釈で廃道となり、100年以上使われていなかったものが、近年になって有志の方々によって復活した道です。

未だに国では認められていない道なので、道の標識も手作りだし、倒木で道がふさがれているし、個人で行くとほぼ間違いなく迷うと思います。
山岳ガイドさんの案内のツアーで行ってきました。

以前に吉田口の馬返ルートで麓から登った事がありますが、その時は1100mからのスタートでした。今回は475mから登るので富士宮五合目まで約10時間かかりました。

このへんは歩きやすい道が続きます。

ここが麓の最後の民家。この先は森が広がるばかり。
正面に富士山が見えます。

だんだん道がわかりにくくなってきます。

札打場跡の大ケヤキ。木にかかっている札にはいろいろな願い事が書かれていました。

こういう分かりやすい道なら良いですが・・・

真っすぐ行くのかと思えば

右上に進んだり

どっちにも行けそうな分かれ道がいくつもあります。

数十メートルおきに木に縛ってある紐が目印です。

途中から苔が多くなってきます

苔マニアにお勧めの場所です

!! 

途中で富士山スカイラインに出ました。この道を渡ってまた村山古道を進むのですが、新宿駅に18時30分に戻って解散するスケジュールのツアーなので、6月2日はここまでです。


 

そして6月23日に前回の場所から残り半分の再開です。残念ながら雨が降っています。

苔地帯を紐を目印に進みます。

レインウェアを着て歩くと蒸れて疲れましたが、雨が止んでくれました。

倒木をくぐる場所が増えてきました

もうすぐゴール。それにしてもこのルートでは最初から最後まで誰にも会うことはありませんでした。

宝永火口の近くの宝永遊歩道に着きました。以前に宝永火口を巡った時にもここを通った事があります。また一つ道が繋がりました。

ここまで来れば五合目レストハウスはもうすぐです。

五合目からバスで下りてきました。水ヶ塚駐車場です。
晴れていれば下の写真のように富士山が見えるのですが、天気が悪くて真っ白。

 

今回の村山古道は二日間とも富士山が良く見えず、森林地帯を歩いている間はここが何処だか分からなくて、富士山を歩いたという実感がありませんでした。

次回は富士宮口五合目から山頂を目指します。


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2016年06月26日