☆集中の必要性
集中の必要性 |
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多くの製品が市場にあふれている。
ましてや、インターネットの出現により、より一層購買の選択肢
は増えるばかり・・・
その中で、自社の商品・製品・サービスを選択してもらうには、
多くの競合商品の中で、何らかの形で特徴・強みがなければ選択してもらえない。
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それらの特徴・強みを持たせるためには、二つの機能が必要となる。
1つには、何に、その特徴・強みを持たせるか?
2つめには、その特徴・強みをきちんと作り出す
という機能である。
一方、企業の持っている経営資源と言われる、人・もの・金は限りがある。
経営資源は有限なのである。
この特徴・強みつくりと、経営資源の有限性を重ね合わせて考えたときに、
「集中」という概念が必要となってくる。
わかりやすい例で考えてみよう。
下記のように、あなたのライバルのA社は、あなたの会社B社よりも少し大きい。
そして、3つの分野に両者とも均等に資源を配分している
分野1 分野2 分野3 合計経営資源
A社 10 10 10 30
B社 9 9 9 27
上記のケースでは、3つの分野全てにおいて、
あなたの会社B社はライバルのA社に敗れる可能性がある。
0勝3負けの全敗の可能性が発生する。
仮に、資源を集中して、2分野に集中すれば
分野1 分野2 分野3 合計経営資源
A社 10 10 10 30
B社 13 14 0 27
第3分野は、捨てることになるものの、分野1&2においては
ライバルを凌ぐ可能性が出てくる。
0勝3負けだったものが、2勝1負に変わる。2つの分野でリーディングカンパニー
となれる可能性がでてくる。
単純化しているものの、「集中」の考え方の原理は上記の通りである。
大企業ですら、選択と集中ということを基礎に事業を考えている。
ましてや、経営資源が小さいという中小企業がこの「集中」ということを
考えなければ、生き残っていけない。
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